せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第11話.志々島の甘味処

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志々島(ししじま)に降り立って直ぐの所に、休憩所「くすくす」は在ります。

島にはお店が一つも無い為、「定期船の到着を待つ観光客が休める場所を」という理由で作られました。

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分かる人には分かりますが、突き当たりの左側は元々床の間で、日本家屋をリフォームしたものです。

ちなみに…僕は分かりませんでした(笑)

撮影用に電気を付けてフラッシュも焚いていますが、普段は自然光のみで素朴な雰囲気です。

食事は出来ないものの、コーヒー・ジュース・アイス等は購入可能です。

ちょっとしたカフェだと思って頂ければ、間違いないかと。

また、島のお年寄りや島外の仕事から戻って来た人達の「溜まり場」にもなっています。

島民がここに座れば、黙っていても無料でお茶やお菓子が提供されます(自治会長の奥さんの手によって)。

甘い物に飢えた時はここで補給出来るので、お菓子を買う必要が有りません( ´∀` )b

むしろ、お菓子の食べ過ぎにご用心ですね(笑)

第10話.ウーー、ユンボ!

数年前、志々島(ししじま)の島おこしの目的で、自治会長を中心として合同会社が作られました。

その合同会社が所有するユンボがこちらです。
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購入してから目立った活躍はしていなかったというのが僕の認識ですが、先日ちょっとした作業で自治会長さんが使用しました。

で、そのついでに…。

然るべき場所に移動してから、僕にも操縦させてくれました\(^_^)/

私有地ならば、免許が要らないのです!

前後左右の移動はもちろん、本体・アームそれぞれの回転。
アームの曲げ伸ばしに、ショベルで前後に掻く動作etc...。

複数のハンドルやペダルを駆使するので操作はややこしいですが…楽しい!

ロボットを操縦してる様な気分です( ´∀` )b

ゲーム化してアミューズメントパークに置いたら、結構需要が有るんじゃないか?と思いました。

また練習したい(遊びたい?)です。

第9話.バイオの力

今日は、我が家のトイレのお話です。

志々島(ししじま)には下水道が完備されていません。
上水道は隣りの粟島から引いています。

ゲストハウスを含めて、水洗トイレを使っているお宅も有りますが、浄化槽という物が必要になります。

その設置工事には200~300万円掛かると聞き、一度はボットン便所で我慢するしかないかなぁ…と覚悟しました。

が、僕の住む家に有るトイレが、陶器で出来た貴重な物である事で、状況は一変。

壊す訳には行かないという話になり、他の手を考えなければならなくなりました(*_*)
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で、色々と調べた結果、バイオトイレ(コンポストトイレ)という製品を発見。

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簡単に言ってしまうと、乾燥した木片と微生物を混ぜた所に大や小をするだけで、最終的にそれらが堆肥化されるという代物です。
水は使いません。

山小屋等で使われているそうですが、島内での使用実績は無し。

マニュアルは有るものの、やはり実際に使ってみなければ分からない事も有る訳で…一種の実験ですね。

今回、立派なトイレ小屋を作って頂きました(*´∀`)♪
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換気用のファンを回している事も有り、臭いは全くしません。

また、虫もあまり入って来ないので、港近くの水洗トイレよりも安心出来ます(笑)

堆肥の処理を始め、メンテに色々な手間は掛かると予想されますが、ボットンよりはマシかな~?と思ってます(多分)。

第8話.五右衛門風呂にはまだ早い

我が家には、五右衛門風呂が有ります。
(本来は自分で用意すべき薪のストックもたっぷりと)

が、いざ使おうと思ったら、釜を磨いたりといった最低限のメンテが必要です。

また、これから暑い季節に向けて、湯船に入れなくてもそれ程は困らない。

何より…まだちょっと怖い(^^;)

そんなこんなで、とりあえずシャワーだけ出来れば良いと考え、こんな物を購入しました。
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中国製で組み立て式とは言え、送料込みで80,784円なんて破格ではないでしょうか?

内部は清潔ですし、閉め切ると湯気が籠るので意外と寒くありません。

逆に言うと、扉を開けた時はちと寒いです(笑)

なので、冬が訪れる前に五右衛門風呂へ挑戦する日が来るかもしれません。

続きはまた、その時にでも…( ̄▽ ̄)
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第7話.祭りだ、ワッショイ!

志々島(ししじま)のシンボルと言えば、樹齢1200年の大楠。

県の天然記念物にも指定されており、島唯一?の絶対的な観光スポットであります。

そして昨日は、志々島の不思議少女・Sさん(30代前半)が企画した大楠のお祭りでした。

祭りと言っても特別派手なものではなく、大楠の下に集まって皆でご飯を食べようという素朴なイベントです。
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でもその前に、島に伝わる盆踊りの歌唱やダンス等のセレモニーがてんこ盛りで、腹ペコの僕はお預け状態(*_*)
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更には、一昨日から我が家のトイレが排水トラブルに見舞われている事も手伝って、集中して楽しむ事が出来ませんでした(^^;)

トイレについてはまた後日…。

そんな個人的な話はともかく、天候にも恵まれて沢山の方々に参加して頂けたので、メデタシ・メデタシでした(^_^)v
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第6話.古民家ビフォー・アフター!

いきなり志々島(ししじま)に住もう!と思っても、住む家は有りません。

ただし、ここは過疎の島。
古民家の空き家は沢山有ります。

で、僕は香川県三豊市の「空き家バンク」という制度を利用し、補助金を貰って古民家のリフォームを行ないました。

僕が選んだのは、島の豪商だった方のお屋敷。
母屋と離れがあり、その離れに当たる部分です

今回はその中の一部屋、居間をご紹介します。

最初の写真は、手を付ける前の様子。
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室内は荷物でいっぱいです(^^;)
この片付けだけは僕も手伝いました。

続いての写真は片付け後。
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最後は一気に飛んで、リフォーム完了後の写真です。
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何と言う事でしょう!

本当に見違える様で、東京から持って来た家具・家電を設置したら、物凄~く落ち着く空間になりました(^_^)v

これで虫が侵入して来なかったら、言う事無いんだけどな~(苦笑)

第5話.頂きます!

いま現在、志々島(ししじま)では漁で生計を立てている人は居ません。

が、自治会長さんが漁業権を買って、個人的に建網漁(たてあみりょう)をしています。

夕方に島の海岸に沿って網を仕掛け、翌朝に網を引き揚げるという漁法です。

で、今日は引っ越してから2度目の漁に出ました。
…まだ操船のお手伝いだけですけど。

で、今日の戦利品。
冷蔵庫のキャパ的な問題で、小さめの魚をリクエスト。
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実はこの10年、百均で買った包丁を使い続けて来ました。

でも、魚は殆んど捌かなかったし、流石に中型・大型の魚には太刀打ち出来ないと考え、先日ちゃんとした包丁を注文したばかりでした。

折しも昨日、その包丁が届いたので早速使ってみました(柳刃さんは今回未使用)。
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焼いてみたのはメバル
見栄えは悪いですが、頭は全て味噌汁のダシに利用したいので切り落としています(笑)
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白身は当然ながら淡白であるものの、焼き立てはホクホクで美味。

朝食がまだだった事も有り、ご飯無しで一気に立ち食いしました(  ̄▽ ̄)

食べ物を残さず食べる事を信条としていますが、漁から調理までを一貫して行うと、「命を頂く」という言葉をより実感出来ますね。

良い包丁を手に入れたので、捌き方も魚の名前も、少しずつ勉強して行きます!