せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第70話.尋ね人

先週の9/7(土)、僕の留守中に詫間町の箱(地名)から、香川本鷹を作っているという大柄な男性が志々島を訪れたそうです。

僕と同じく、本鷹には今年初めて挑戦したらしいですが、上手く行ってスーパーに持ち込んで売っているとの事でした(*_*)

その方とお会いして、畑を見せて貰ったり質問したりしたいな~と思ったものの、お名前は伺わず終い。

三豊市の観光交流局の方にも各所へ当たって頂きましたが、それでもその方の所在を掴む事は出来ませんでした( ´~`)

で、僕のブログも読んで下さっているそうなので、この場を借りて呼び掛けます(笑)

お心当たりのある方は、このブログにコメントをお寄せ下さいm(_ _)m

そこに、メアド等の連絡先を記載して頂けると嬉しいです(コメントは公開しません)。

…というのはあくまで僕の希望なので、無理にとは申しません。

僕が自分のブログに何を書こうが自由とは思いますが、私的利用にも程がありますね(笑)

第69話.SHISHI-ZAP

東京で独り暮らしを始めてから10年以上、体重は56~58kgの間で一定に推移していました。

それでも弱冠痩せ気味だった様ですが、おデブよりはマシかな?と思って「良し」としていました。

さて、志々島に移住して1年が過ぎた頃。

リフォームするお家で不要になったヘルスメーターを、貰い受ける事になりました。

久し振りに体重を計ってみると…50kg(*_*)
少なくとも6kgは痩せた計算になります。

これも、体力仕事をする様になったからだと思います。

更に、手間が掛かるのを嫌って家で揚げ物を作らない主義で、且つ外食(買い食い)も容易には出来ない環境になった為、唐揚げやらコロッケといった油っこい物も口にする機会が減ったのも一因だと考えられます。

お金に困って、アワやヒエばかり食べているせいではありません(笑)

体を動かすからか、腹が減って減って仕方無いので、食べる量はむしろ前より多い位です。

それでも摂取カロリーが消費に追い付かないのだろうと。

ちなみにこの夏、冷たい物を飲み過ぎて2~3日食欲の落ちた時期が有り、一瞬だけ体重が50kgを割りました(ー_ー;)

1日4~5食のご飯を食べなければ追い付かないんじゃないかと思いますが、そんな時間は無いし、一日中ご飯に明け暮れる生活なんて嫌です(苦笑)

引き籠って自堕落な生活を送れば太れるでしょうけど…それは自分が困るだけ。

かくなる上は、寝る前にポテチやアイスクリームを食べるとか、「タブー」とされている事に敢えて挑戦する他無いのでは?なんて思っちゃったりもしてます。

良い太り方が有れば、ご教授下さいm(_ _)m

第68話.香川本鷹始めました~台風襲来編~

四国を縦断した先日の台風10号

畑をやっている者として、それなりの覚悟はしていました。

が、前日の晩は怖い位の強風が吹き荒れていたものの、上陸当日は風も雨もそこそこで、何だか拍子抜け( ´~`)

しかし、僕の唐辛子畑は十分過ぎるダメージを受けていました。

途中でポキリと折れてしまった株が4~5本。
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根元から横倒しになった株は20~30本。
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横倒しにならずとも、傾いて根っこが浮いてしまった株は数知れず。

引き起こして植え直しても、倒れている間に根が渇いてしまったのか、結局は葉が枯れてしまった株も有りました。

唐辛子の株は根が非常に浅く、1mを超える大きさになっても地中深くまで根を張る事はありません。(それがハッキリ分かったのは、こうなった後ですが…)

にも関わらず、土寄せ(根元に土を盛る事)が不十分だったので、この様な被害を受けたのだと思います。

幸か不幸か、僕の唐辛子の生育が遅れていて実(み)はまだ青く、今ならやり直しが利くと考えました。

そこで、復旧だけでなく今後の台風対策も含めて、全ての株の土寄せと誘引(支柱に茎を結び付ける)の見直しを計りました。

これが想像以上に手間の掛かる作業で、結局は一週間近く掛かりました(*_*)

でも、災害対策に絶対は有りません。

巨大台風が来たらひとたまりも無いでしょうし、心配しても切りが無いので「ケセラセラ」の精神で畑を続けたいと思います。

最後に余談をば。

折れた株の実が勿体無いので、僕の好きな青唐味噌を何となく真似して、茹でて味噌漬けにして食べてみました。
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…うん、美味しい。悲しいけれど美味しい(涙)

第67話.志々島の買い物事情

志々島(ししじま)には、お店も自販機も在りません。

唯一お金が使えるのは島の休憩処「くすくす」ですが、買えるのは飲み物・アイス・土産物で、食料品は牛島産の米と干し椎茸ぐらいでしょうか。

そんな様子を見た観光客の方々からは、「島で暮らしてると不便でしょ?」「買い物はどうしてるの?」といった質問をよく受けます。

既にブログで書いた気になっていましたが、都会で暮らす人達の一番の関心事はコレなんじゃないかと今更ながら思ったので、今回のテーマは買い物にします。


先ず最初にご紹介するのが、ドラッグストアの「コスモス」。
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志々島から一番近い四国本土の港・宮ノ下から徒歩10分圏内に在ります。

PB商品も扱っている大型チェーンで、日用品や調味料等の保存が利く物を買うならココです。

茹でうどんが1玉29円、冷凍の豚肉や挽き肉も安いです。


続いては、フレッシュショップ「トマト」。
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宮ノ下からは徒歩5分程度、コンビニを除けば「志々島から一番近い商店」と言えるかもしれません。

近隣に2~3店舗在るだけの小型チェーンで、野菜や肉・魚等の生鮮食品をメインに扱っています。

野菜は安いので、大抵ここで買います。
特に、三豊ナスとか金時人参といった地元の野菜はデカイのに格安です( ´∀` )b

肉は良質との噂ですが少々お高いので、僕が買うとしても鶏肉ぐらいです。

余談ですが、「ピカソ」という大型スーパーも在るには在ります。

ただ、品揃えは豊富であるものの、歩きだと15分程掛かるしズバ抜けて安い物も無いので、僕は滅多に利用しません。

3つ目は、ホームセンターの「コーナン」。
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こちらも宮ノ下から徒歩10分圏内に在ります。

家のリフォームに使う様な本格的な資材になると、少し遠くのホームセンターまで足を運ばざるを得なかったりしますが、程々の大工道具や畑で使う肥料等を買うなら充分です。


そして、何と言っても忘れちゃいけないのがネット通販。

これが無い時代に生まれていたら、離島への移住なんて考えられなかったと思います。

注文から到着までに要する期間も、東京とさほど変わりません。
流石にAmazonプライムに入っても、当日配送は無理でしょうが(笑)

ちなみに、荷物は定期船の会社に一旦預けられ、夕方の便で持って来てくれます。


…と、良い事ばかり書いて来ましたが、四国本土まで片道20分掛かり、且つ定期船の便数が限られているというのが厳然たる事実。

その為、ちょっとした買い忘れが命取りになります(苦笑)

出掛ける前に、買う物をリストアップしておく事が必須ですね。

第66話.海ほたる観賞会

海ほたる観賞会とは、粟島の地元の方々が日頃の感謝を込めて行う無料イベントです。
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※画像はイメージです(C)三豊市観光交流局

毎年恒例となった行事ですが、一昨年は800人が参加して大混乱が生じたとか(昨年は西日本豪雨の影響で中止)。

そこで今年は、300人限定の抽選制で行われました。

僕が粟島のイベントについてツラツラと書いてるのは何故か?
お察しの良い方ならもうお気付きかもしれません。

そう、三豊市の観光交流局からバイトの打診が有り、またまたお手伝いする事になりました。

海ほたるを見た事は無かったので、引き受けた時には「バイトのどさくさに紛れてイベントを拝めるんじゃないか?」と図々しい事を考えていました。

が、事前に聞いた僕のお役目は、イベント会場となる海岸からの帰り道に、街灯の無いイノシシ出現ポイントが有る為、そこを車のライトで明るく照らすという内容。

海ほたるを見る事も叶わず、暗闇の中で独り佇む自分の姿を想像しました(ー_ー;)

さて、イベント当日。

参加者を乗せた船の第一便が粟島に到着したのは18時。

それに合わせて僕も会場の海岸に移動し、ひたすら日が沈むのを待ちました。

西浜という名前の海岸なので、夕日はとても綺麗です。

とは言え、夕日を見つめる以外にやる事が何も無いので、なかなか辛いものがありました(^^;)

で、完全に日が沈んだのは20時過ぎ。
そこでようやく観賞会がスタート!

てっきり、海にエサを撒いて海ほたるを集めるのだと思っていましたが、実際は予め用意した海ほたるを浜辺に撒いて、お客さんに楽しんで貰うというスタイルでした。

せっかくなので僕も一緒にキャッキャッとはしゃぎたい所でしたが、日没待ちで疲弊してその元気は残っていませんでした(苦笑)

お客さんが帰り始める段になって、ようやく僕の出番。

…と思いきや、地元の消防団の方が車を出してくれて、僕はそのお供として助手席に座っているだけ。 

単なる話し相手的な存在でした(苦笑)

最後にテントを畳むお手伝いはしたものの、仕事した手応えの無いままお役目は終了。

これで本当にバイト代が頂けるのか!?
正直、心配です( ´~`)

ちなみに粟島の海ほたる観賞会は、今回で最後になるという噂も。

そのラストチャンスに立ち会えて良かった、と思う事にします(笑)

第65話.香川本鷹始めました~水やり編~

少し遡って、6月前半のお話。

梅雨入りが遅れ、暑い日が続いていました。
土はカラカラに乾き、1日1度の水やりでは心配な程です。

折しも、苗の植え替え(定植)を行った頃で、3つの畑に分散した苗それぞれに水をやらなければならず、1回で20L前後は必要になって来ました。

とは言え、蛇口を捻って水が出るなら、何の苦労も無いでしょう。

が、僕が借りている畑は、志々島・東部の高台に在ります。

昔はポンプを使って高台まで水を送っていたそうですが、機械が壊れてしまってからは修理も出来ず終い。

ベテラン島民の皆さんは、ポリタンクやドラム缶を設置して雨水を溜めているのが現状です。

しかし、雨が降らないので溜まった水もだんだん少なくなって来ました。

そこで暫くは、複数本のペットボトルに水を詰めて、家からエッチラオッチラ担いで運んだりもしました。

それ自体、大きな負担ではありませんでしたが、水道代を節約したいし、ペットに水を詰める時間も惜しくなって来たので、自分でポリタンクを設置する事にしました。

ただ、タンクを適当な所にポンッと置いても、口が小さいのであまり雨水は溜まりません。

小屋の側に置き、屋根に降った雨水を樋(とい)を使って集めるのが常套手段です。

が、屋根の破損していない手頃な小屋は残っておらず( ´~`)

もう一つ、傾斜を付けた波板を設置して、ダイレクトに雨水を集める方法も有ると聞いていたので、僕はそちらを選択しました。

で、廃屋から拾って来た波板や木材をデタラメに組み合わせて、雨水を収集する装置を作りました。
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波板の余計な部分を切り落とせば見た目にも美しくなりますが、その労力が惜しくて加工せずにそのまま使っています(笑)

要は機能を果たしてくれれば良い訳ですが、梅雨入りして以降、タンクの水は満タンになりました!( ´∀` )b

今はほぼ毎日雨が降るので、暫くは水やりも不要です。

また、唐辛子の実が付く頃になったら、水を与え過ぎると味(辛味?)が薄まるという噂も有るので、水やりはセーブするつもりです。

そう考えると…。
あれ、もう水って要らなくない?

ちなみにこのタンク、容量は300Lでお値段は約1万円。

まあ、備え有れば憂い無しという事で(^^;)

余裕が出来たら、別の畑でもやりますか!(笑)

第64話.現地ガイド・デビュー戦

先日、某旅行会社が企画した徳島・香川の絶景を巡るツアーの現地ガイドを務めました。
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自治会長さんのガイドの様子を一度見学した事は有るので、どんな話のネタが有るかは大体把握していましたが、単独で正式なガイドをするのはこれが初めてです。

ツアーの参加者は20名。

朝8:50の定期船で島に到着して11:30の船で帰るので、滞在時間は約2時間半。

その中で、大楠~楠の倉~横尾の辻(よこぼのつじ)を回るというプランです。

日曜・月曜の1泊2日旅行だと聞いて分かってはいましたが、参加者は大半がベテランの方々。

プランを忠実に遂行するとなれば、時間的にかなりタイトになるのでは?と予想しました。

そこで、埋め墓など港周辺の案内は後回しにし、てっぺんまで登って下りてくる事を最優先しようと考えました。

とは言え、その前に志々島の基本情報だけはザッと説明したいと思っていましたが…。

到着するなり、トイレ・トイレの大合唱。

説明するのに便利な島の地図が有る場所から、離れざるを得なくなりました。

島の高台にトイレは無いので、出発前に行って貰うつもりでいたものの、この展開は想定外(^_^;)

トイレを済ませて貰った後、そのまま大楠へ向かう事になりました。

ここで一つ断わっておきたいのは、僕はハゲ頭ですが石頭ではありません。

迎える側が言いたい事と、お客さんが聞きたい事は別であり、そもそも黙っていた方が良い時も有ると思っています。

実際、大楠に到着してから暫くはガイドは止めて、心ゆくまでその姿を堪能して頂き、帰り際に最低限の情報だけ伝えました。

最後に、ガイドをやってみて分かった事・今後の課題を2つばかり述べます。

1つ目は参加人数について。

皆さん歩くスピードも違えば、体力も違います。

縦に並んで歩くと、前と後ろでは見える景色も異なるので、一度にまとめてガイドするには先頭の方に止まって頂く必要が有りました。

また、1/3位の方は横尾に行かず、先に港へ戻られたりして、グループが途中で2つに分かれてしまいました。

正直、一人で10名以上のお相手は厳しいかもしれません(^^;)

2つ目は、インプットとアウトプットの問題です。

頭に情報が入っていても、口を突いてツラツラと出て来ないもんだなぁと改めて思いました。

東京の仕事で稀にプレゼンをした時、本番前に練習を繰り返した事を思えば、周到な準備をしなければならないのは当然なんですけどね。

そこは油断と言われたら油断です( ´~`)

次の機会がもし有るならば、気を引き締めて取り掛かりたいと思いますm(_ _)m