昨年は大失敗に終わった薬用植物・ミシマサイコの栽培。
その振り返りは以前書かせて貰った通りですが、今回は現在の状況についてです。
2月下旬の種蒔きから梅雨明けまで、コンスタントに雨が降った為、割と順調に育っていると思います。
畑全体の内の半分は…。
何故そんな事になったかと言うと、種蒔きとマルチの張り方が主な原因です。
2条蒔き(1畝に2列)にするサイコ専用のマルチが有り、今年はその効果を試す予定でした。
マルチを使うと雑草を抑制するだけでなく、サイコの根張りも良くなるんだとか。
とは言え、全面にマルチを張るのはシンドイので、畑の一部だけに使ってみるつもりでした。
マルチが手に入ったのは種蒔き機を借りたのと同タイミング。
機械は、使ったら直ぐに返却しなければならなかった為、マルチを張ったのは種蒔きの後でした。
写真の様に、マルチには予め穴が開いているので、それに合わせて種を蒔く必要があります。
蒔き筋同士の間隔を何cmにすべきか?といった情報は、当然与えられていました。
が、それを意識し過ぎる余り、間隔が開き過ぎてしまうと言う結果に(*_*)
そこへ無理矢理マルチを張ったので、蒔き筋と穴の位置が一致せず、発芽を抑えてしまった訳です。
このままではイカンと思い直し、暫くしてからマルチを剥がしたものの、サイコが復活する事は有りませんでした。
そうした場所は、一畝丸ごとスカスカの状態だったりです(~_~;)
土の良し悪しや日当たり等、上手く育っていない所には他の理由も考えられますが、マルチの失敗が一番大きいのは間違いありません。
最近になってサイコの関係者と話した結果、マルチを先に張ってからその穴の上に種蒔き機を走らせるのが良い、という結論に至りました。
が、それが出来るのも来年以降です( ´~`)
気を取り直して、ちゃんと育っているサイコにだけ目を向けると、摘芯の時期を迎えました。
これも前に説明した通り、薬になるのは根っこの部分。
地上部も種は買い取り対象となりますが、より根張りを良くする為、ある程度の草丈になったら先端をカットします。
2~3株だけならハサミでチョッキンで済む事ですが、この規模になると話は別です。
そこで、島の共有倉庫に眠っていたバリカンを用いて、一気に方を付ける事にしました。
草刈り機の先端に取り付けて使う物で、付けるとクソ重くなります(苦笑)
腕力を要しましたが、お陰で大幅な時間短縮にはなりました。
…と書いて終わりにしようと思った矢先、志々島にも台風が襲来。
根元からポッキリ折れたサイコも少なからず有りました。
まあ、こればっかりは諦めるしかないですね(^^;