せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

2018-01-01から1年間の記事一覧

第43話.帰省・その3

秘境駅・奥大井湖上駅を後にして、再び千頭(せんず)駅へ戻りました。旅の締め括りは蒸気機関車、いわゆるSLです。 正直、「縁起物なので乗っとこか」的なスタンスでした。 が、実際にその重厚なボディを目の当たりにすると、ある種の感動を覚えました。「銀…

第42話.帰省・その2

明けて月曜日も、動き出しは朝7時でした。静岡駅から、JRと大井川鐵道(以降、大鉄)の大井川本線とを乗り継いで、先ず千頭(せんず)駅に向かいます。ここで、大鉄の井川線・南アルプスあぷとラインに乗り換え。元々は、大井川水系のダム建設のために作られた路…

第41話.帰省・その1

先週の木曜日。約8ヶ月振りに東京へ帰省しました。 12月が母親の誕生日月なので、とりあえず顔を見せておこうという目的です。さて、個人的な予定も一段落し、日曜・月曜と特にやる事が無かったので、母親と日帰り旅行にでも行けないものかと考えました。が…

第40話.MYドレッシングルーム

我が家をパラパラと紹介して来ましたが、まだ話していない所が残っていました。それがこちら、ドレッシングルームです。 ジャジャーーン!! どうです、汚ならしいでしょう?(笑)元々は2つ有る「離れ」の内の1つでしたが、倉庫にするつもりでリフォーム時は…

第39話.カレンダーボーイ

SNSを通じて宣伝させて貰っていますが、三豊市観光交流局が製作したカレンダー、「みとよの絶景カレンダー2019」が現在発売中です。6月・7月を志々島の風景写真が飾っています(^_^)vさて、実はこのカレンダーとは別の形でも関わっています。観光交流局から自…

第38話.セイタカアワダチソウ

「セイタカアワダチソウ」。 何とヘンテコな名前なんでしょう。「背高泡立草」はキク科の多年草(冬になっても枯れない)で、北アメリカ原産の植物。河原や土手・空き地に群生し、大きい物では3mを越す高さにまで成長するとか。種子だけでなく地下茎でも増え…

第37話.出来っこないをやらなくちゃ!

先週の11/3、志々島恒例の敬老会が行われました。敬老会の趣旨は「敬老の日」と同じと考えて良いと思いますが、以前は皆で料理をしていたそうです。が、島民が少なくなった近年は、仕出し弁当を一緒に食べるだけの行事になってしまったらしく、このままでは…

第36話.結果発表ーーー!

ブログの第27話で広島での受験(国内旅行業務取扱管理者)について書きましたが、遂にその結果が届きました。結果は…見事合格です!( ´∀` )b 8888888888888888!!! 同資格を保有する人の中には、「あんなの簡単じゃ~ん」と言う方が居るかもしれません。た…

第35話.俺のサラメシ

NHKの「サラメシ」という番組をご存知でしょうか?一言で言うと、働く大人の昼ご飯を覗き見する番組なのですが、今回は僕のお昼事情について書きたいと思います。東京で働いていた時は、昼ご飯を作るのは仕事休みの土日のみで、平日は外食で済ませていました…

第34話.志々島大運動会

先週の土曜日、志々島(ししじま)で大運動会が開催されました。 一昨年は雨、昨年は曇りだったそうですが、今回は晴天に恵まれました(^_^)v島民の親戚縁者や、今は島外に住んでいる志々出身の方々など、沢山の人が集まりました。例年、島で一番若い人間が選手…

第33話.一長一短

ブログ開始当初、居室のリフォームについて書きましたが、台所についてまだ触れていなかったので、今更ながら紹介したいと思います。元々は、離れに隣接した納屋でした。 母屋の台所をリフォームしても、居室と余りに遠くて不便なので、ここを台所として使わ…

第32話.シャワールーム~夏の陣~

以前、我が家のシャワールームについて書きましたが、今回はその後の話です。 朝晩はだいぶ涼しくなって来たものの、日中はまだ蒸し暑く、蚊の数も最盛期を迎えています。一日の作業を終えると、シャワーを浴びて一息ついてから食事の支度…というのが僕の生…

第31話.セルフサービス

東京に居た時、「独り暮らしなのに何でこんなにゴミが出るんだろ??」と不思議に思っていました。が、それは志々島で暮らしていても変わらずで、ポリバケツが直ぐに一杯になります(*_*)瓶・缶・ペットボトルについては、集積所に置いておけば、月に一度船が…

第30話.カニ漁ヴァージン

志々島(ししじま)の島内を歩いていると、陸ガニ?をよく見掛けます。が、残念ながら食べるには小さいので、ただ見送るのみです(笑)そんな訳で、先日初めてのワタリガニ漁に行って来ました。漁期は7~11月ですが、実際はそれ以外の期間も居るらしいです。そも…

第29話.タンカーのお仕事~ガステスト編②~

さて、前回の続きです。 最後のテストを終えると、残るはオーナー(買い手)への引き渡しのみとなります。 タンカーは神戸港に到着しますが、着岸せずに海の上で引き渡しを行います。理由として、一つは神戸港ではタンカーを停められる場所が非常に限られてい…

第28話.タンカーのお仕事~ガステスト編①~

8月は、志々島(ししじま)に居られたのは6日間のみ。それ以外はずっと、タンカーに乗っていました。タンカーの仕事については以前説明した通りですが、今回はその中の「ガステスト」の話をします。いわば「納品前」の最終テストで、実際にタンクに天然ガスを…

第27話.受験じゃけん!

僕は長年、大学を中退した事に対してコンプレックスを抱いて来ました。それを払拭するべく、この度広島大学を受験します!!…という戯れ言はさておき。事の発端は5月の半ば。志々島(ししじま)の合同会社が所有する海上タクシーで、宿泊を含むクルージング・…

第26話.盆踊り大会

8月14日、志々島にて盆踊り大会が行われました。もちろん僕は初参加。昨年はとても照明が暗く、ほぼ闇夜?の中で踊ったとの事。その反省に立ち、今年は立派なセットを組んで明るい会場になりました。 素人ばかりで、かなり危険を伴いましたが…(^^;) 参加者は…

第25話.現住所・太平洋沖

どうも、2週間のご無沙汰です。 この間、ブログのネタにするには変化に乏しい日々を送っていました。前回、神戸での仕事について書きましたが、その5日後には香川県某所からタンカーに乗り、8日間の船旅に出ていました。風邪を引いたまま出掛けて、治らない…

第24話.バルク船のお仕事

Wikipediaによると、「梱包されていない穀物・鉱石・セメントなどのばら積み貨物を船倉に入れて輸送するために設計された貨物船」をバルク船と呼ぶそうです。で、先日のタンカーに引き続き、そのバルク船に乗る仕事で神戸にやって来ました。2泊3日の短期間。…

第23話.復興支援のカタチ

先日の西日本豪雨では、志々島でもお寺の境内等で土砂崩れが起こり、無傷では済みませんでした。二次災害の可能性を秘めているものの、今のところ人的被害は無いので、恵まれている方だと思います。一方、志々島の対岸・宮ノ下港から見て北西の方向に、胡麻…

第22話.タンカーのお仕事~余談~

シリーズ最後は、タンカーにまつわる「よもやま話」で締め括りたいと思います。・揺れ タンカーの様な大型船はあまり揺れないと聞かされていましたが…そんな事はありませんでした(笑)波の無い瀬戸内海でも、色々な機械が作動しているせいか、小刻みにブルブ…

第21話.タンカーのお仕事~日常~

さて、今回は一日の流れを説明したいと思います。 以下がタイムスケジュールです。5:00 起床 5:00~8:00 朝食のお世話 8:00~9:30 自分達の朝食及び休憩 9:30~13:00 昼食のお世話 13:00~15:30 自分達の昼食及び休憩 15:30~20:00 夕食・夜食のお世話 20:00…

第20話.タンカーのお仕事~船出~

さて、前回の続きです。当然ながら、海の上でもお腹は減ります。 そのテストに携わる方々の食事のお世話をするのが、今回ボクが仰せつかった役目です。料理そのものは担当のコックさんが居るので、正確には料理のセッティングや皿洗い等、食事に関する雑務全…

第19話.タンカーのお仕事~序章~

長らく電波の届かない環境に居たので、お久し振りのブログです。さて、かつての勢いは無いものの、今も瀬戸内海沿岸には造船が盛んな地域が有ります。もちろん屋形船を作っている訳ではなく、今回の主役はLNG(液化天然ガス)を運ぶ巨大タンカーです。 全長300…

第18話.いたちごっこ

今回は、我が家の庭を紹介します。実際に僕が借りているのは「離れ」とトイレ・シャワーのスペースだけですが、便宜上、庭も僕が実効支配しています(笑)テレビ・冷蔵庫と同様、物干し台も島外の男子からの頂き物で、大変助かっています(  ̄▽ ̄)さて、一見す…

第17話.生と死と

6/13は、言わずと知れた三沢光晴の命日。 海外アーティスト好きな人にとっては、翌日のM.ジャクソンの命日の方をより強く記憶しているかもしれませんね。そんな事も有り、毎年この時期になると「死」について考えずにはいられないのですが…。6/14の今日、志…

第16話.出張!なんでも草刈り団

志々島(ししじま)から海上タクシーで約30分。 先日初めて、牛島(うしじま)へ行って来ました。 人口は9人。 面積は志々島とさほど変わらないですが、島の中央部分が広い平地の為、車の通れる道路が有り、何よりも稲作が可能なので、その気になれば自給自足の…

第15話.もっタイないとは言わないで

東京に居る時に食べていた魚と言えば、鮭・サバ・サンマ・アジと、決まり切った物。理由は単純明快。 いずれも切り身や干物になっており、且つ値段も安いから。白身魚を買ったのは数える程度で、ましてや鯛など触れる事すら有りませんでした。で、先日。 漁…

第14話.ゲストハウス・きんせんか

志々島(ししじま)で観光スポットと呼べる所は数が少ないので、日帰り観光でも充分楽しめます。ただ、のんびり過ごしたい方や星空が見たい方には、「ゲストハウス・きんせんか」への宿泊をオススメします。梅雨入りして予約が少ない今、尚更オススメします(笑…