シリーズ最後は、タンカーにまつわる「よもやま話」で締め括りたいと思います。
・揺れ
タンカーの様な大型船はあまり揺れないと聞かされていましたが…そんな事はありませんでした(笑)
波の無い瀬戸内海でも、色々な機械が作動しているせいか、小刻みにブルブル船が揺れます。
流石に太平洋に出てからは波もあって、馴れるまでは目が回る感覚を覚えたりもしました。
幸い、船酔いに苦しむ事は有りませんでした( ̄▽ ̄)
沖で停泊していた時が、一番大きな波を受けたと思います。
前後左右にゆったりと揺れて、明らかに傾いているのが分かる程。
壁にもたれて踏ん張りながらシャワーを浴びたのは、生まれて初めてです(^^;)
・ゴミ捨て
今回の仕事で一番身の危険を感じたのは、ゴミ捨てでした。
海の上は風が強く、おまけにタンカーはビル並みの高さです。
強風が吹き荒れる中、段ボール等を片手に抱えたまま、急な階段を登ってゴミ捨て場に行かなければならなかったので、寿命が縮まる想いでした(*_*)
・タグボート
タンカーはデカ過ぎる為、自力でピタッと港に着岸する事は出来ません。
そこで、写真のタグボートという船を数隻使ってタンカーを押し、港に着けるそうです。
このタグボートはチャーターで、1分間1万円だとか。
実際、着岸までは1~1.5時間は掛かっていたので、その金額は…計算してみて下さい(笑)
普通の感覚からするとトンデモなくお高いですが、1隻で数億円する物も有り、購入・維持・管理費を考えたらチャーターする方が経済的な様です。
・延長戦
追加のテストが発生した為、結果的に帰宅が1日遅れました(涙)
まあ、よくある事みたいですけどね~( ´~`)