さて、前回の続きです。
最後のテストを終えると、残るはオーナー(買い手)への引き渡しのみとなります。
タンカーは神戸港に到着しますが、着岸せずに海の上で引き渡しを行います。
理由として、一つは神戸港ではタンカーを停められる場所が非常に限られている為。
もう一つは、天然ガスを捨てずにそのまま引き渡すケースも有り、危険物を積んだまま入港出来ない為、との事です。
で、役目を終えた我々「賄い班」は、タグボートに乗ってタンカーを脱出します(笑)
重いスーツケースを抱えて、ボートに乗り移ります。
港までほんの10~15分の距離ですが、その間に弁当を食べる様に言われ、着岸までにかっ食らうという慌ただしさ…。
毎度そうですが、逃げる様に帰りました(^^;)
余談ですが、オーナーは日本企業であるにも関わらず、船員はインド人やフィリピン人といった外国人が多かったりします。
インドの人達はベジタリアンだったり、豚が駄目だったり、ナンを沢山食べたり、レトルトのカレーを持ち込んで湯煎を頼んで来たりと、難しくも面白い存在でした(笑)