明けて月曜日も、動き出しは朝7時でした。
静岡駅から、JRと大井川鐵道(以降、大鉄)の大井川本線とを乗り継いで、先ず千頭(せんず)駅に向かいます。
ここで、大鉄の井川線・南アルプスあぷとラインに乗り換え。
元々は、大井川水系のダム建設のために作られた路線の為、線路幅と同じ車幅しかない小さな小さなトロッコ列車です。
線路に落石を見つけては電車を停め、運転士自らが拾いに行くなんて事が、道中2回有りました(笑)
メガネを掛けてマスクしていたので顔はよく分かりませんでしたが、運転士さんの中には若いい女の子も居ましたね。
幾つかの駅を経て、アプトいちしろ駅に到着。
ここで、日本唯一のアプト式電車と連結です。
アプト式とは、車体に描かれたマークの通り、歯車みたいな車輪とギザギザの線路との噛み合わせで、ガリガリと急な坂を登る為の仕組みと言えば良いでしょうか。
ここから長島ダムまでの区間が、90パーミルという鉄道では日本一の急勾配(1000mの間に90m登る)
だそうで、アプト式電車で後ろから押して進む訳です。
色々と勉強になりますね~。
長島ダムで途中下車。
ちなみに、間近でダムを見るのはこれが初めて。
続いてが、今回の旅の目的地・奥大井湖上駅です。
井川線の一部が長島ダムの建設によってダム湖に沈むことから、1990年(平成2年)に移設された際に出来た比較的新しい駅です。
前後を挟む2本の巨大な鉄橋は「レインボーブリッジ」と言い、お台場のヤツよりも先に命名されたんですって。
訴えてやれ!(笑)
湖が粘土の様な色をしていたので理由を聞くと、今年の台風によって土砂崩れ等が起きた影響だとか。
本来のエメラルドグリーンの湖を拝めなかったのは残念ですが、対岸の高台から見下ろした景色は、秘境感たっぷりでした( ´∀` )b
一口に鉄道オタクと言っても、撮り鉄とか乗り鉄とか、色々種類が有るそうですね。
日本一海に近い駅と言われた愛媛県の下灘にも行ったし、僕はさしずめ絶景鉄?秘境鉄?といった所でしょうか。
大井川や茶畑と、大鉄の車窓に映る景色は日本の原風景そのものでした。
それは日本人の心の故郷であり、もはや里帰りと言っても過言ではありません!ヽ( `皿´ )ノ
え、過言ですか?
そうですよね、分かりました、ゴメンなさい…。
次回へ続く