秘境駅・奥大井湖上駅を後にして、再び千頭(せんず)駅へ戻りました。
旅の締め括りは蒸気機関車、いわゆるSLです。
正直、「縁起物なので乗っとこか」的なスタンスでした。
が、実際にその重厚なボディを目の当たりにすると、ある種の感動を覚えました。
「銀河鉄道999」を観て育ったので、少し憧れの様なものを持っていたのかもしれません。
今回乗ったのは昭和5年に作られたSLで、大井川鐵道が所有する中でも一番古い物だとか。
それを走らせる為に、きっと大変なご苦労をされていると思います。
出発前には、気軽に機関室を見せてくれたりもしました。
何処をどう扱うのか、一見しただけではよく分かりませんが…メカ感が凄い(笑)
さて、いよいよ乗車です。
客室はこんな感じ。
メーテルや鉄郎が座っていてもおかしくない雰囲気です。
古いだけに隙間だらけで寒いんだろうな~と思っていましたが、それは大間違い。
動力でもある蒸気を活用して、車内はポッカポカに温められていました(^_^)
乗り心地は、普通のローカル線と遜色無いですね。
各座席に備え付けられた灰皿が、時代を感じさせます。
外だけでなく、車内も煙モクモク(笑)
「CO2削減!!」というのが世界的な流れですが、SLにだけは目をつぶって欲しいです。
東京での目的はもちろん、かねてからの念願も果たし、一石二鳥な「帰省」でした。