せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第44話.いざ入湯!~前編~

明けましておめでとうございます。
昨年ラストは少々「脱線」しましたが、軌道修正して再び志々島からお届けします。

さて、ずっと先送りにしていた五右衛門風呂。
諸々の行事が一段落したので、重い腰を上げて向き合ってみる事にしました。

これが風呂場の内観です。
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傷みは見られますが、湯に浸かるだけと割り切ってしまえば、最低限のメンテナンスで済むかな?と算段しました。

そんな訳で、先ずは全体の掃除し、窓だった部分には網戸の網を取り付けました。

ただし、あちこち隙間だらけなので虫避けではありません。
そもそも、蚊の多い夏場に熱~い風呂には入らないだろうと思います。

大きなゴミが風で飛び込んで来ない様、ブロックするのが目的です。

それはともかく、問題は風呂釜のサビ。

ワイヤーブラシ等で地道に擦り取る方法も有りますが、とある知人から「海藻を煮ると鉄サビが取れる」という話を聞いていたので、それを試してみる事にしました。

煮るとなったら沸騰させなきゃと思い、ここから長い戦いが始まりました。

普通に湯に浸かるのなら、体重で水位が上がるのを見越して、風呂釜の半分程度しか水を入れませんが、全体のサビ取りなので釜いっぱいに水を入れました。

そもそも薪を使って火を起こした事が無いので、ちょっとやそっとじゃ薪に引火しません。

上手いやり方が有るんでしょうが分からないので、火を絶やさぬ為に山ほどの古新聞を燃やしました。

それに加えて、季節は冬。
氷の様に冷たい大量の真水をお湯にするのは、容易ではありません。

結局、朝から昼までひたすら火を起こし続けました(~_~;)

それでも沸騰には至りませんでしたが、海藻を煮るのに十分な温度には出来ました。

用事があったので、そのまま1~2日間放置した後、お釜のサビの状態を確認すると…大きな変化は無し( ´~`)

それもそのはず、海藻を煮る作業を繰り返し行う必要が有ると聞いていたので、直ぐに効果が出る訳ではありません。

が、同じ作業を繰り返す気力を既に失っていました(苦笑)

スマートな手段を諦めるとなれば、残るは最後の手段。

ただひたすら、ワイヤーブラシと金たわしでサビを落としに掛かりました。


つづく