去年、志々島(ししじま)に移住してから、延べ3軒の空き家解体に携わりました。
前の2軒は、後から思い出した様に写真を撮ったりで順を追って説明出来なかった為、今回は3軒目の空き家解体を例に、その段取りについて話したいと思います。
なお、全てがこのパターンに当てはまる訳ではないので悪しからず。
さて、今回のターゲットはこちらの家。
作業前の様子です。
先ずは、一階・二階の床板剥がしと家具の解体からスタートです。
タンスの様な立体的な物をそのままにしておくと、家が綺麗にペチャンコにならないからです。
続いて、屋根瓦を下ろす作業。
瓦の下には、土や竹の骨組みが隠れています。
先に床板を外した事で内部は吹き抜け的な感じになり、それらを上からジャンジャン投げ下ろす事が出来ました。
屋根瓦が終わったら、今度は壁も取り払います。
基本的には土壁で、格子状に組まれた竹が両側から土でサンドされた状態の物です。
上と左右の端の土をバール等で叩き落とし、柱に差し込まれた竹をノコギリで切ります。
その上で、倒したい方向にドーンと押せば、土壁を倒す事が出来ます。
イメージ通り綺麗に壁を倒せた時は、気分が良いです(笑)
ここまで出来たら、後は柱や梁(はり)をチェーンソーで切り落として行きます。
まだチェーンソーを使った事が無い僕が語るのもおこがましいですが、自分の足場を確保するのはもちろん、密接した隣家に被害を及ぼさぬ様にやらなければやらないので、よくよく考えて作業を進める必要が有ります。
切った柱や梁を綺麗に揃えて並べたら、任務完了です!( ̄▽ ̄)ゞ
草刈り同様、解体作業も体力を使いますし、ホコリや泥にまみれる事も少なくないです。
この家に関して言えば、3人で2週間程度掛かったでしょうかね~(うろ覚え)。
それでも、破壊の限りを尽くすというのはなかなか出来る事ではないので、ストレス発散にはもってこいです(笑)