せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第49話.とりあえずキンセンカ!

「とりあえずビール!」という有名なフレーズがありますが、アレは決して投げやりな言葉ではなく、「何はなくともビールを飲まなきゃ始まらん!」という意味だと僕は解釈しています。

で、畑をやるなら志々島(ししじま)の代名詞と言うべき「キンセンカ」からだなと、常々考えていました。
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キンセンカは別名「時知らず」とも呼ばれており、季節を問わず種蒔きが出来ます。

加えて、乾燥にも強いので、たまの雨に任せておけば水やりも要らないそうです。

雑草の駆除は最低限必要ですが、他の作物と比べたら「手間要らず」な花です。

さて、やっぱり花を咲かせるなら4~5月が良いなぁと思っていたので、調べた情報を元に逆算し、昨年の12月始めに畑に着手しました。

場所はセンパイ島民からお借りした、ちょっと高台に在る南向きの畑。
遮る物は無いので、日当たりは抜群です。

準備は野菜を作る時と大体一緒で、石灰と堆肥を撒いた畑を、手押しの耕運機で耕しながら畝(うね)を作ります。

小型の耕運機なので出来る畝がとても細く、本来は2つを合わせて丁度良い幅の畝になります。

が、その手間を掛けるのを嫌い、そのままの畝を使って横一列に種を蒔きました(  ̄▽ ̄)

しかし、記憶していたよりも畑が広く、買って来た種だけでは足りないんじゃないの!?と正直思いました。

それでも、耳垢みたいに小さな種を一粒ずつ指先で摘まんでは蒔くを繰り返すケチケチ戦法で、どうにか畑全体に行き渡らせる事が出来ました(^^;)

そして、種蒔きから一週間が経過した頃、キンセンカの芽が顔を出しました\(^_^)/

ただそれも数える程度で、その後の成長も遅く感じました。

それもそのはず。

この時になってようやく知ったのですが、栽培期間を完全に勘違いしていた様で、12月に種蒔きした場合、開花は8~9月になるというのが本当の所でした( ´~`)

成長が遅いのも当然と合点が行ったので、暫く放置する事にしました。

タンカーの仕事を挟んで1ヶ月後、再び畑へ。

雑草がはびこって、何処にキンセンカが生えてるのかも分からない状態になっていたので、草むしりをせざるを得ませんでした。

しかしこれが、大変。
種蒔きの時も感じましたが、9m × 6m程の小さな畑なのにも関わらず、とてつもなく広く思えました。

結局、3日間・計15時間を掛けて、ようやく一旦の草むしりを終えました。

姿を現したキンセンカは…種蒔きした内の7割にも満たない数(*_*)
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最低でも8割が花を咲かせてくれるのを祈っていたので、この時点で完全な敗北です(苦笑)

労を惜しまず幅広な畝に作り変えていれば畝の数も少なくなったし、種も数粒ずつ蒔けて発芽の確率も上がったんじゃないか?とか、色々悔やんでみても後のカーニバル。

途中で投げ出すのも格好悪いので、今あるキンセンカだけでも花咲かせたいと思います。

ちなみにこれが今のキンセンカ
写真から分かる通り、丸っこい葉っぱが特徴的です。
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成長の様子は、又の機会に報告させて頂きますm(_ _)m