せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第81話.香川本鷹始めました~終活編~

唐辛子は多年草なので、個人で楽しむ分には同じ株を世話し続けるのもアリなのかもしれません。

しかし、質は落ちて行くでしょうし、農業として育てるならば健全なやり方ではないでしょう。

なので色々と心残りですが、時期も時期なので畑を畳む事にしました。


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杭とロープを取っ払い、株を引き抜き、土中のマルチ(雑草を抑える黒いシート)を剥ぎ取る。

要は、これまで行なった作業の逆回転です。

畑を作るよりはずっと楽ですが、それでも手間は掛かります。

土に還らない物を残さない様に、徹底してやらなければなりません。

と言うのも、耕作放棄地をタダで使わせて頂けるのは有難い話なのですが、悩ましいのは土中に埋もれたネットやロープの存在です。

草刈り機や耕運機に巻き付くと動かなくなるので、その都度作業の手が止まります。

だから予め発掘しておいて、それから草刈りなりを行なうのが常です。

ちゃんと片付ける体力すら無くなって畑を辞めた人も中には居るかもしれませんが、何でも埋めて捨てるのが習慣だった様にも思えます(^^;)

ともあれ、今後も自分で使う畑はもちろん、他の人が使う可能性の有る畑は特に、片付けをしっかりやろうと思います。

さて、出来の悪い子ほど可愛いとよく言いますが、僕にとって満足の行く成長が望めなかった唐辛子の株達は、正にそんな存在。

台風からも大事に守って来たので、引き抜くのは命を奪う行為にさえ思えました(T_T)

…と、感傷に浸っていたのはここまで。

ロープに株の枝が絡み付いたりして作業が進まない事に苛立ち、段々憎しみを覚えました。

可愛さ余って憎さ100倍とは、これ如何に。

その後は何の躊躇いも無く、次々と引っこ抜いては草むらに放り込んでやりました(笑)

ちなみに、1年の内の2/3は唐辛子の世話に当たって来たにも関わらず、現時点では全くお金になっていません( ´~`)

不本意な形での幕引きとなりましたが、一つだけ良かった事も有ります。

それは、自分が動いた事により普通なら出会うはずの無かった人達と出会えた事です。

皆さん、見ず知らずの僕の相談に快く応じて下さいました。

そのご恩に報いる為にも、来年こそは結果を残したいと思います!ヽ( `皿´ )ノ