せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第88話.逆襲の香川本鷹~ビニールハウス編・その1~

負けっ放しでは終われない。
香川本鷹の栽培・2年目が始まります。

(一握りの)熱心な読者の方はご存知だと思いますが、昨年は無知ゆえのトラブルに見舞われ、強い苗を作れませんでした。

そこが肝心要と分かったので、今年は苗をどうやって育てるべきか?と色々思案しました。

種蒔きの時期は3月初旬ですが、まだまだ寒いので暖かい環境を用意する必要が有ります。

昨年は1畳程のスペースに種を直蒔きし、ビニールのトンネルで覆った物を苗床としました。

種が少なかったのでそれで事足りましたが、今年は1,000粒蒔くつもりでいた為、同じやり方では難しい。

そこで、ビニールハウス作りに挑戦する事にしました。

フレーム(骨組み)は、島の高台に残る古いハウスの物を再利用します。


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ネットやYouTubeで調べて、手順はザックリ理解したつもりです。

が、フレームは錆びてボロボロ。所々折れています。
何より、傾斜地に建っているので教科書通りには行かないだろうと思っていました。

ハウスに使うビニールシートはスカイコートと呼ばれる2m幅の物で、10cm単位で切り売りしています。

5層構造で丈夫との事ですが、その分少々お高いです(^^;

ただし、これを張るのは側面のみ。
屋根部分は店頭に置いていないので、別途注文・取り寄せする事にしました。

ビニール以外に必要な資材は、いずれも留め具です。

一つは「パッカー」という筒状のプラスチックで、ビニールの上からフレームを挟み込む物。


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もう一つは、溝にはめ込んでビニールを留める「スプリング」という波型の金属(針金)。


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それと、屋根が飛ばないように抑える為の「ビニールバンド」。


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これらを駆使して、ビニールをフレームに固定して行きます。

しかし、パッカーってヤツが曲者でした。

力加減や押し込む角度が難しく、高確率でビニールに穴が開きます。
位置を変えようと着け外しするだけでも、ビニールに傷が付いたり穴が開いたりします(ー_ー;)

外気をシャットアウトする為の器具で風穴が開くなんて、本末転倒もいい所です(苦笑)

そもそもパッカーは、強風が吹けば簡単に外れる程度のグリップ力なので、あくまでも補助的に使う物なのかなと。

スプリングで留めると先ず飛ぶ事は無いので、それをメインに使うべきなのかなと思っています。

そんなこんなでビニールを張り進めて行った訳ですが…長さが足りない(*_*)

前後左右の各辺、「糊しろ」としてそれぞれ20cmは余分に買ったにも関わらずです。

最初は、購入したホームセンターの店員の間違いを疑いました。
…と言うか、呪いました(笑)

でもよくよく考えてみたら、これまた前述のパッカーで押さえ付けるとビニールが巻き込まれ、それが積もり積もって尺を奪ったのだと気付きました。

ビニール同士を重ねて張るのに充分な「糊しろ」も要るし、それら全てを考慮した長さのビニールを用意しないといけない。

でもそれは、やってみて初めて分かる事であって、経験から学ぶしかありません( ´~`)

どうにも足りない部分は追加購入して、どうにか側面(外周)のビニールを張り終えました。

…って、実は仮留めした物を風で飛ばされて、一度やり直ししましたが(苦笑)


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残るは屋根部分です!

つづく