せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第100話.志々島の鉄人

志々島の最高齢は、この6月で96歳になるTおばあちゃん(以下、Tさん)。
お子さんは居ますが、現在は島で独り暮らしをしています。

認知症とは無縁で意気軒昂。
家事も自分でこなし、僕が面倒で放棄した揚げ物だって作ります(笑)

更には畑を幾つもやっていて、収穫した野菜を頂く事もしばしば。

そして島で唯一、新聞を購読する勉強家。
本当に頭が下がります(^^;

しかし、4月に入って直ぐの事。
自宅内で足を踏み外して、大腿骨の付け根を骨折(*_*)

連絡を受けた島民達の手によって、対岸の病院へと運ばれました。

幸い、綺麗に折れていたから上手く治せるとの診断でしたが、それだけのご高齢になると、手術に耐えられる体力が有るかが問題になります。

が、Tさんにその心配は無用。
島育ちの方は鍛え方が違います。
ちなみに、骨密度は100%を超えているそうです(笑)

その1週間後、手術は無事成功(^_^)v
2日後にはリハビリを開始しました。

退院しても良い状態でしたが、島から通うのは大変なので、入院してリハビリを続ける事を選択しました。

一般的に、ご高齢の方はリハビリに意欲が持てなかったり体力的に厳しかったりで、そのまま寝たきりになってしまうケースも少なくないと言います。

しかし、ここでもやっぱりTさんは違いました。

何としても志々島に帰るという強い意志をお持ちだったので、院内のリハビリメンバーでは当然最後発だったにも関わらず、最終的にはその中でTOPの回復(成績?)を見せたとか。

そして今月の初め、2ヶ月のリハビリを経て島に帰って来ました。
如何せん筋力の衰えによって、以前の様に1人で出掛けるのは難しいとの事です。

でも、手や口は相変わらず?忙しく動いているそう様なので、その点は安心しました(笑)

Tさんには100歳・120歳目指してまだまだ頑張って頂きたいので、僕に出来る事が有れば助太刀したいと思います。