せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第107話.逆襲の香川本鷹~コンパニオンプランツ編・その3~

最初に、前回言い忘れた事を一つ。

あれやこれやと暑さ対策を講じているものの、今は早朝と夕方しか働いていません。

「コンクリートジャングル」と比べたら2~3度は低いかもしれませんが、志々島も昼間は充分危険な暑さなので、外に出るべきではないですね(^^;

さて、ここからが本題です。
唐辛子は去年と同じく、生育が1~2ヵ月遅れています。
渇水のせいで背丈の低い株も少なくないですが、赤い実も目立ち始めました。

一方、その「パートナー」である綿花ですが、これまたバラつきは有るものの、随分と大きくなりました。
高くなり過ぎない様に、摘心して抑えています。

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が、そんな中で元気の無い綿花も見られます。

葉っぱが枯れ枯れ…( ´~`)

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ここまでヘバるとなったら、やはり原因は水枯れしかないだろうと思いました。

連日の猛暑に対して、充分な水を挙げられていないのは自覚しています。
朝晩の2回水やりが出来たら良いですが、畑周辺の水がめも底を突きそうで、1回が限度です。

そんなジレンマを抱えつつ、頑張って水やりを続けていたある日。

僕の畑を見たセンパイ島民から、原因は水枯れではないと指摘されました。

犯人は、蛾の幼虫・葉巻虫(はまきむし)との事。

その名の通り、糸を吐いて植物の葉っぱをくるくる巻きにし、その中を住み処にしながら葉を食い荒らして行きます。


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僕が手の平でコロコロして巻いた様に見えますが違うんです。
そいつの仕業なんです。

食べられたらその分葉が減るのはもちろん、巻かれた葉も日が当たりにくくなって光合成を阻害され、作物の成長に影響を及ぼす…という最低・最悪の害虫です(苦笑)

除草剤や殺虫剤は基本使わないので、多少虫に食われるのは仕方無いと思って気にも留めませんでしたが、このまま放っておいたら丸裸にされる恐れが有ります。

なので慌てて、葉巻虫の駆除に乗り出しました。

いざ目を凝らして探してみると、おびただしい数の葉巻虫が見つかりました。
酷い物となると、一つの株に何十匹も隠れています(~_~;)

見付けた葉巻虫は、割れ物の梱包に使うプチプチで遊ぶが如く、指の圧力で逝って頂きます。

そんな感じで、1つ, 2つ…と綿花畑を駆除して周りました。

がしかし、前日に葉巻虫を殺した畑を翌日見に行ってみると…くるくる巻かれた葉がチラホラと(*_*)

これが世に言うイタチごっこ(苦笑)

島外の農家さんにも相談しましたが、地道にプチプチ殺して駆除するのは不可能だと言われました( ´~`)

大きく育った綿花は必然的に葉の枚数も多く、探すのに時間は掛かるし全て見つかるかも分からないし、正直限界を感じていました。

なので、あまり気は進みませんでしたが、殺虫剤の散布を決めました。

ただし、本鷹と混植した場所では唐辛子の実に薬が当たってはいけないので、殺虫剤の散布を諦めました。

ちなみに、お互いの病害虫を減らすというのが「コンパニオンプランツ」の意義だと聞いていますが、この有り様で効果が出たと言えるのでしょうか??(~_~;)

それとも、効果が有るからこの程度で済んでいるのでしょうか??

正直、今の僕には分からんとです(苦笑)