せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第112話.逆襲の香川本鷹~コンパニオンプランツ編・その4~

唐辛子の相方である綿花。
「綿の花」とは書きますが、いわゆる普通の花も咲きます。

ただし、2~3日で散ってしまうので、よほど大規模な畑でない限り、沢山の花が咲き誇る様子は見られないでしょう。


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最初は白や薄黄色、散る前にはピンク色に変わります。

花が散った後、その付け根にあった子房が膨らみ、成長すると果実になります。
これを朔(さく)と呼びます。f:id:goumonkobura:20201014185119j:image

やがて朔が裂けて開いて、中から出て来るのが主役のコットンボールであります。f:id:goumonkobura:20201014185138j:image

8月の終わり頃からポツポツと取れる様になりましたが、まとまった収穫は割と最近になってからです。
でも、本格的な収穫はまだ先だと思っています。

収穫した物は、普段使わないウチの母家の大広間を借りして乾燥させています。f:id:goumonkobura:20201014185210j:image

綿花栽培の依頼主である方から種を提供して頂いたのですが、「種代」としてコットンボール600個分の綿を納める事になっています。

その上で残った物は、自分で売り方を考える必要が有ります。
どんなパターンが有るか色々と教えて頂いたので、ネット販売を含め現在思案中です。

ただし、コットンボールにはそこまで大きな期待を寄せていません。

肝心要は「コットンフラワー」です。 
枝に綿が付いた状態の物を指しますが、ネットで見ると4~5つ付いた物は千円前後で売買されています。

生け花やクリスマス飾り等の需要が有る様で、貴重な国産綿となれば更に価値が出るんじゃないかと。

これを如何に沢山取るかが勝負どころかな?と思っています。

がしかし、3つ以上の綿が付いた理想的な
枝を見つけるのは容易ではありません。

同じ株・同じ枝に付いた朔が同時に開くとは限りません。
加えて、完全に開くと綿がデロ~ンと飛び出して落ちてしまう恐れが有り、綿が上手く揃うまでいつまでも待つ訳にも行かずで、悩ましい所です( ´~`)

それでも何だかんだで、3~4つの綿が付いたコットンフラワーなら幾つか取れました。f:id:goumonkobura:20201014185243j:image

とは言え、コットンボールと同様に売り方を見つけないといけませんね。

そこまでの考えも無く栽培を引き受けたので、これから苦労しそうです(苦笑)