唐辛子の相方である綿花。
「綿の花」とは書きますが、いわゆる普通の花も咲きます。
ただし、2~3日で散ってしまうので、よほど大規模な畑でない限り、沢山の花が咲き誇る様子は見られないでしょう。
最初は白や薄黄色、散る前にはピンク色に変わります。
花が散った後、その付け根にあった子房が膨らみ、成長すると果実になります。
これを朔(さく)と呼びます。
やがて朔が裂けて開いて、中から出て来るのが主役のコットンボールであります。
8月の終わり頃からポツポツと取れる様になりましたが、まとまった収穫は割と最近になってからです。
でも、本格的な収穫はまだ先だと思っています。
収穫した物は、普段使わないウチの母家の大広間を借りして乾燥させています。
綿花栽培の依頼主である方から種を提供して頂いたのですが、「種代」としてコットンボール600個分の綿を納める事になっています。
その上で残った物は、自分で売り方を考える必要が有ります。
どんなパターンが有るか色々と教えて頂いたので、ネット販売を含め現在思案中です。
ただし、コットンボールにはそこまで大きな期待を寄せていません。
肝心要は「コットンフラワー」です。
枝に綿が付いた状態の物を指しますが、ネットで見ると4~5つ付いた物は千円前後で売買されています。
生け花やクリスマス飾り等の需要が有る様で、貴重な国産綿となれば更に価値が出るんじゃないかと。
これを如何に沢山取るかが勝負どころかな?と思っています。
がしかし、3つ以上の綿が付いた理想的な
枝を見つけるのは容易ではありません。
同じ株・同じ枝に付いた朔が同時に開くとは限りません。
加えて、完全に開くと綿がデロ~ンと飛び出して落ちてしまう恐れが有り、綿が上手く揃うまでいつまでも待つ訳にも行かずで、悩ましい所です( ´~`)
それでも何だかんだで、3~4つの綿が付いたコットンフラワーなら幾つか取れました。
とは言え、コットンボールと同様に売り方を見つけないといけませんね。
そこまでの考えも無く栽培を引き受けたので、これから苦労しそうです(苦笑)