サイコに取り組もうと決めたのは、昨年の2月。
畝立て・種蒔き等の作業を考慮すると、遅い位のタイミングでした。
加えて、耕作放棄されていた土地には、地下茎の発達した植物がはびこり、地表の雑草を刈ったぐらいで直ちに畑として使えるものなのか、甚だ疑問でした。
しかし、その時点でサイコを作るのに相応しいまとまった土地は他に無く、強行する以外の選択肢は有りませんでした(^^;
先ずは従来通り、石灰や肥料を撒いてから畑全面に耕運機を掛けました。
広さは約5アール(500平方メートル)。
家庭用の小さな耕運機だったので、パワー不足は否めません。
でも、大きな耕運機を高台まで運ぶのは至難の技なので、それで頑張るしかないというのが現実です。
1本の畝に対して、種を2列に蒔きます。
これを「二条植え」と言います。
耕運機のアタッチメントとして購入した畝立て機は有りました。
が、前述の二条植えをするには畝幅を広くしなければならなくて、自分の畝立て機の仕様とはマッチせず( ´~`)
その為、畝立ては全て手作業となり、かなりの時間を要しました。
種蒔きは、「ごんべえ」というアイテムを貸して貰いました。
車輪が付いており、畝の上を押しながら進むだけで、種を蒔きつつ軽く土を掛けてくれる優れ物。
サイコの種はとても小さく、これを決まった数だけ蒔けと言われても難しいし、腰を曲げずに済むので助かりました。
(写真は昨年採取した種です)
種蒔きが済むと、次は除草作業。
指定された農薬は使ってもOK、と言うか使う事が推奨されている為、手引きに従って
発芽前に畝の上にも除草剤を散布しました。
しかし、それが後に重大な影響を及ぼす事になるのですが、この時はまだ知る由もありません…。
ちなみに、種蒔きから間も無い時期にも関わらず、イノシシに畑を掘り返されて、畝の一部がボコボコになったりもしました(~_~;)
地中に張り巡らされた植物の根っこがお好きらしく、それを探して畑を荒らし回ったと推測されます。
サイコにしてみれば、ただの「とばっちり」です。
これではイカンと、畑をぐるっと囲む様にイノシシ避けの柵を作りました。
これには、漁で使われていた網を利用しました。
まあ…正直そんなに効果は有りません(苦笑)