読者の皆さんは、116話で取り上げた大根の事をご記憶でしょうか?
(忘れた方はこちらで復習を↓) https://goumonkobura.hatenablog.com/entry/2020/11/23/175228
昨年の10月半ばに種蒔きした大根が、収穫の時を迎えています。
ここに至るまでの間、水やりもしましたし、追肥もしました。
畑をするなら当然の事ですが、何せ数年間放置されて来た高台の畑。
周辺にはまともに使える貯水槽的な物が無く、出来れば水やりは避けたかったのが本音です。
が、年末に1ヵ月以上雨が降らない時期があった為、やむを得ず麓(ふもと)から水を運び上げました(苦笑)
ただし、同時にちょっとした実験も行なっていました。
それは、この畑に関する「特別な世話をしなくても立派な大根が出来る」という噂の真偽を確かめるものです。
具体的に言うと、畑を次の様な3つのエリアに分けていました。
青枠のエリアは、水やりもするし追肥もする。
黄枠のエリアは、水やりだけ。
赤枠のエリアは、元肥えだけで以降は何もしない。水は「自然の恵み」を待つのみです。
青枠のエリアが突出して広いのは、その噂を僕が疑っていたからに他なりません(笑)
本当は、オバサン方が小まめに世話をしていたんじゃないかと。
さて、気になる実験結果ですが、ズバリ言ってしまうと「どのエリアの大根も特に違いは無い」でした。
ただし、時間の都合により味の比較は出来なかったので、あくまでも見た目的な評価です。
成長した大根は、太くてなかなか立派な物。
土を深く耕せなかったので、長い大根は無理かも?と思っていましたが、少なからず出来ていました。
地中深く伸びて行けない分、逆に地上の方へせり上がったみたいです。
一方でエリアには関係無く、充分に育たなかったチビ大根も居ました。
ただそれは、間引いた苗を捨てるのが惜しい余り、空きスペースに詰めて植えてしまったのが主な原因です。
基本に忠実にやっていたら、そこまで成長に差は出なかったと思います(苦笑)
ちなみにそのチビた大根は、沢庵を作るのには都合の良いサイズらしく、畑のそばで干しました。
干すと軽くなるので、家に持ち帰る事だけを考えたら、全部こうするのが一番なんですけれども…そうは行かない事情はまた次回話します。
ところで、大根を抜いた時に感じたのですが、心なしか地中がネットリしている気がしました。
暫く雨が降っていない時でも、です。
僕が使わせて貰っている他の畑とは、その点が明らかに違います。
水分を含む地層が隠れている?
それが良質な大根が育つ秘密なのかもしれません。
大根の収穫は、まだもう少し残っています。
葉っぱを付けたままにしておくと、トウが立って筋張ったり硬くなってしまうらしいので、葉だけ先に切って今はこんな状態です。
為になりますね~(笑)
これで急いで収穫せずとも大丈夫、と安心したのも束の間。
イノシシの被害が出ました(*_*)
大根は食わないのかも?という淡い期待は打ち砕かれました(苦笑)
また次回作るとしたら、何か手を打たないといけませんね…( ´~`)