せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第129話.3年目を振り返る~前編~

2日後の4/4は、僕の移住記念日。

よって、毎年恒例となる(と言っても3回目ですが)1年間の振り返りを行いたいと思います。

ただし今回は趣向を変えて、先月20日RSK(山陽放送)で放送された番組ロケの裏側を絡めてお話します。

さて、志々島でロケが行われたのは2月の事。
移住促進の取り組みに興味を持った番組スタッフが島を訪れ、僕にも取材の申し入れが有りました。

去年は時期尚早と、全ての取材を断わりました。
が、今後商品を販売する上で、一度マスコミの力を借りてみるのも手かなと思い、出演を決めたのでした。

金子貴俊さんらタレント達も交えてのロケ本番とその前後1日、計3日間に渡る撮影です。

初日は朝から、自治会長さんと漁へ。
漁の様子を撮りたいという要望に応えての事ですが、漁で使う船は小さくて、撮影部隊用に別の船を出さなければならないという状況でした。

でも、流石にそれは大袈裟過ぎると思い、代わりに僕が操縦兼撮影を担当しました。
撮影と言っても、スマホカメラですけど(笑)

肝心の結果は…僕がこれまで経験した事の無い不漁で、小魚が10匹掛かっただけ(*_*)

それと分からない映像のみをスタッフさんに渡して誤魔化しましたが、撮影隊用に船まで出さずに正解でした(苦笑)

午後は、壇上(だんえ)の畑に耕運機を掛けている様子の撮影。

既に耕した後の畑だったので必要の無い作業でしたが、瀬戸内海や讃岐富士も見えるロケーションなので、テレビ映えするかな~と思って僕が提案しました。

報道番組じゃないから、この位の演出をしても良いかなと(笑)

その後は夕方になってから、前乗りした女性タレントさんらを横尾の辻(よこぼのつじ)に案内しました。

これは撮影と関係無しに、彼女達に志々島の最高点からの眺めを見せて上げたかっただけで、単なるサービスのつもりでした。

が、スタッフの方も付いて来て、長時間ガッツリと撮影されました(苦笑)
結果的に綺麗な夕陽が見れたので、まあ良しとしましょう。

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すっかり日も暮れて、晩ご飯の時間。

横尾の帰り道に収穫した大根と、朝獲れた小魚とをおかずにして、ゲストハウスに宿泊する彼女達へ差し入れしました。

これも撮影とは無関係で、お店の無い志々島では不便もあろうと思い、事前に約束していたものです。

しかし、こちらもガッツリ撮影されて、
いわゆる「ブツ撮り」で料理はすっかり冷め、食事中もコメントを追及する手は緩みませんでした(苦笑)

でも、大根は生で食べても甘く良質な物だったので、喜んで貰えたと思います。

さて、2日目がロケ本番。
メインリポーターの金子貴俊さんを交えての撮影です。

僕は移住者の一人として紹介される事になっていて、金子さんとは畑で対面するという段取りでした。

これに関しては、下手な芝居を打ちたくなかったので、香川本鷹のガチな収穫作業を行なっている所に勝手に来て欲しいと、僕から頼みました。

本鷹を選んだのは、メイン商品となる唐辛子の畑を見て貰った方が宣伝になるだろうし、様々な失敗談もネタになるかなと。

ついでに、唐辛子をかじった金子さんのリアクションも撮れるだろうと考えての事でした。

熱心な読者の方ならご存知であろう、ビニールハウスが吹っ飛ばされた話もしましたが、ディレクターさんから「今の話、場所を変えてもう一度お願いします」との指示が。

実は、ロケの本筋とは無関係な前日の横尾の辻でも、「今の言葉良かったんですけど…もう一回!」と言われる場面が有りました。

雑談のつもりで気軽に話している内は大丈夫なのに、自分が言った事を再現しようと
思った途端に固くなって、言葉が出なくなる始末。

一般人にTake2を求めるのは、ご勘弁願いたいです(苦笑)