サツマイモ(鳴門金時)を作り始めるのに際し、もちろん育て方は調べました。
そこに、「ツルが伸びて来たら◯◯しましょう」と書いてあった事は記憶していたものの、あまり気に留めずにいました。
何故なら…面倒臭そうだから(笑)
でも、初めて作るのにいきなり基本を外すべきじゃないなと考え直し、真面目に向き合う事にしました。
改めて確認すると、「ツル返し」なる作業が必要だとか。
サツマイモはツルが伸びると、ツルの節々からも根が生えます。
苗の「本体」と同様、根が太ってイモになるそうですが、貧弱な物にしかならないし栄養が分散してしまうので、放置してはいけないとの事。
そこで、地面に根付いたツルを引き剥がすのが「ツル返し」です。
正直、ツルが縦横無尽に伸びて、葉っぱが畑を覆い尽くす事が理想の形だと思っていました(^^;
が、知ってみると、全く以て理にかなった作業であり、やらない方がおかしいとさえ思いました。
で、いざやってみると、なかなか大変。
ツルは丈夫だから乱暴に剥がしても平気と言う話もあります。
しかし、そうやって失敗するのがいつもの僕なので、今回は珍しく丁寧な仕事を心掛けました(笑)
複雑に絡み合ったツルを折らない様にほどきつつ、不要な根を慎重に切り離して行きます。
所によってはツルが地中に潜り込んだりもしており、かなりの時間を要しました。
「こんなに苦労しても、結局はイノシシの餌になるんじゃないか?」
…なんて、悪い想像がチラついたりもしましたが、めげずに続けました。
畑の見通しが良くなって、苗ごとの成長の違いにようやく気付きました。
ツルが伸び放題だと、どれがどの苗から生えている物かも分からずで、みんな順調に育っていると思い込んでいました。
でもまあ、80本も苗が有れば出来・不出来があって当然です。
地面から引き剥がしたツルを、畝の上に載せておけば一旦終了です。
80本でコレならば、専業農家さんとなるとさぞや大変な作業になるだろうな…と思ったら、マルチを使うのが一般的な様です(^^;
マルチを張ってしまえば、ツルが地面に根を下ろすのを防ぐので、そもそもツル返しをする必要が無いと。
マルチはお金が掛かるし、撤去した後も破片が畑に残るので嫌いです。
それを理由に敬遠しているのですが、日頃多くの時間を除草に費やしている為、サツマイモに限らず、やっぱりマルチに頼った方が最終的に楽なのかなぁと心が傾きつつあります。
…と、前回に続いてまたマルチ絡みの話になってしまいました。
畑仕事ばかりしているので、他の話をしたくても出来ないのが実情です(苦笑)
皆さんご存知の通り、西日本では長雨が続いていますが、今日久し振りに畑へ行ってみると、しっかりツルが根を下ろしていました。
さすがの生命力…( ´~`)