せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第161話.天空の実験場

「志々島天空大根」の名前で売り出している、大楠に程近い高台で栽培する大根。

今年も作ってみましたが、予定していたよりも早く、1月半ばには収穫出来る状態になりました。

その質の良さは、昔を知る島のお年寄りからもお墨付きを頂ける物で、僕の実力ではなく、地力(ちりょく)が物を言っています(笑)f:id:goumonkobura:20220216165713j:image

で、本題はここからです。
昨年は、結構な数の大根を猪に食われました( ´~`)

しかも、土から顔を出した一番太くて美味しそうな部分だけをかじるという、非常にイヤらしい喰い方です(苦笑)

そこで今回は、畑の周囲に杭を打ち、そこに唐辛子と人毛を入れたネットをぶら下げるという対策を講じてみました。f:id:goumonkobura:20220216165812j:imagef:id:goumonkobura:20220216165824j:image

加えて、廃棄する唐辛子を有るだけ畑に撒きました。
猪は唐辛子を嫌うと、今はまだ信じています(^^;

収穫を始めた頃、猪にやられた様子は全く無く、今度こそ「完全勝利」か?と思えて来ました。

しかし2月に入り、出稼ぎから帰って畑に行ってみると…チョコチョコと被害の跡が(*_*)


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実は一ヵ所、杭の先があまり尖っておらず、早い段階で抜けてしまった場所が有りました。

が、「これだけ守りを固めているんだから、少しくらい隙が有っても大丈夫だろう」という根拠の無い自信に溢れており、直さずにそのまま放置していました。

そこから難なく出入り出来る訳ですから、食われて当然と言えば当然。
慢心が招いた結果です(苦笑)

しかし、それにしては被害が少ないなと感じました。

畑全体に目をやると、杭の外からちょっと首を伸ばせば届く位置にある大根だけが、葉を食い荒らされている様に見えました。

木製の杭なので、猪が本気を出したら突進してへし折るのは簡単でしょう。
が、そういった形で突破された形跡は有りません。

杭を打ち直した後も畑の中心部に有る大根が食われていたので、飛び越えるなりして侵入する奴が居るのは確かです。

ただ、杭の存在で侵入を躊躇う奴も一定数居る事は、葉の食害の様子から推察できます。

ともあれ、現状は去年ほど酷くないので、合格点を挙げたい所です。

が、島外の人達にも天空大根の評判はすこぶる良く、畑を拡大したい気もします。

そうなると、獣害でロストするのは勿体無く思えて来ます。

でもでも、フェンスを設けたり(サツマイモ畑の様に)有刺鉄線を張ったりするには、資材を高台まで運ばなきゃいけません。

それを想像するだけで…正直ゾッとしますね(苦笑)