種の納品で「てんやわんや」するとはまだ知らずにいた、1月上旬の事。
本来の主目的であるサイコの根の収穫は、三豊市にある笠田高校の農業科の生徒さんらが、実習の名目で手伝いに来てくれる話になっていました。
それですっかり安心していたのですが、過度の期待は掛けられなくなりました。
と言うのも、手伝いに来てくれるのは三年生の生徒さん9名と先生2名で、そもそも実習は90分が一つの目安です。
また、コロナ禍で修学旅行が中止になったそうで、その代わりの意味合いも含んでいると聞き、島内観光を楽しんで帰って欲しいという想いも有りました。
なので、自分でも出来る限り進めておこうと、先行して根っこの収穫を始める事にしました。
しかし、いざやってみて分かりましたが、これがとんでもなく時間が掛かる!(*_*)
1つの畝に対して2列植わっているとは言え、10mに満たない畝でも半日やそこらは費やしました。
スコップで少し遠目の地面を掘り返し、「てこ」で浮き上がった株を根こそぎ取って、絡み付いた泥や土を可能な限りはたき落とす。
…と、ここまでが一連の動作になります。
このペースでは、いくら高校生諸君に頑張って貰っても終わらないだろうなと確信し、本気モードで収穫を進めました。
途中、短期間だけ先輩島民に手伝って貰ったりもしましたが、それでもまだまだ。
出来たのは、畑全体の1/5ないし1/6という進み具合でした( ´~`)
ちなみに、サイコの根はこんな感じ。
もっと立派なヤツも有りましたが、写真を撮ってません(苦笑)
迎えた当日。
生徒さん達は午前中の内に志々島入りして、先ずは島内観光とお昼を楽しんで貰いました。
人生楽ありゃ苦もあるさで、午後からは楽しくない実習のスタート。
体力が有り余っている若者達にとって、土を掘るのはお手の物です。
が、初めましてのサイコを雑草と見分けるのは難しく、雑草を収穫してしまいかねない為、監視の目?を光らせておく必要が有りました(笑)
実際、異物の混入も見受けられましたが、分からなくて当然。
手伝って貰えるだけでも有り難しです。
でも、いつもながらマンパワーには驚かされます。
結果、予想していた以上にはかどり、大変助かりました。
それでもやっぱり終わらない程広いのが、僕のサイコ畑。
種の収穫の時と同じく、残りは自分一人でやらなければなりません、はい。
が、その前に一度、洗浄作業を体験してみようという事になり、収穫済みの根っこを持って、海を渡ったのでした。