根っこを持って海を渡り、同じ三豊市の高瀬という町へ向かいました。
茶業組合の敷地を間借りする形で、ミシマサイコの生産者向けに洗浄機が置かれていたのが、その理由です。
例によって写真を撮り忘れたので、LINEで貰った資料動画をキャプチャーするというトリッキーな手を使いました(しかも期限切れで再生出来ずw)
ベルトコンベアにサイコをセットし、上手から下手に流れて行く間に圧力を掛けた水で洗浄する、といった仕組みです。
その為、上手でセットする人・下手でキャッチする人とで、最低2人必要になります。
そこで今回も、自治会長さんに付き合って貰いました(^^;
が、膨大な数のサイコを一つ一つ並べてコンベアに乗せて流すので、かなり時間が掛かります。
また、絡み合った根の間に入り込んだ土を洗い流すには水圧が弱く、洗い直しが必要になりました。
しかし、一番の問題は水源です。
水は近くに設置された2つのタンクから供給されるのですが、結構な容量なのにも関わらず、あっという間に失くなってしまいます( ´~`)
タンクの水が尽きたらコンベアをストップし、もう一方のタンクに付け替えて、その間に空のタンクに給水しなければなりません。
やがて追い付かなくなって、両方ともジリ貧状態に(*_*)
そんなこんなで、洗浄作業は思う様に進まず、半日掛けてもコンテナ1杯程度でした。
「サイコを平らな所に広げて、高圧洗浄機で一気に洗った方がいいのでは?」という自治会長さんの言葉に、同じく割に合わんなと感じていた僕は同意し、続きの作業は島内で行う事にしました。
島に帰った後、僕が出稼ぎの都合で留守にしている間、自治会長さんが根っこの洗浄の続きを試みてくれました。
がしかし、高圧洗浄機は強烈過ぎると思い直し、使う前に断念したそうです(苦笑)
加えて、広げて洗っても結局は一つ一つチェックしなければ土が落ちているか分からない為、作業は難航したとか( ´~`)
聞くだけでは分からないので、実際どんなものかと、自分の家に持ち帰って庭先に広げてやってみました。
ウチのホースの先端には切り替え式のノズルが付いていて、ストレート型にするとまあまあ強力な水を放出する事が出来ます。
いざやってみて、はかどらない理由がよく分かりました。
しっかり時間を掛けて水を当てないと、頑固な土や泥を取り除く事は出来ませんでした。
だから、まとめて一気に洗おうとしても効率アップには繋がらない、という結論に至りました。
「じゃあ、どうするか?」と言われたら、答えは1つです。
地道に1本ずつ洗う。
それしか方法は有りません。
ちなみに、根っこの洗浄に先立って、邪魔になりそうな地上部(茎葉)の切除作業を行いました。
何千なのか何万なのか?
数える気にもならないサイコの地上部を、剪定バサミを使って切り落として行きました。
ほんの一部ですが、これらがその切除した物です。
根っこよりゴミの方が遥かに多い…(^^;
つまりは、この切除作業が1巡目。
洗浄作業が2巡目に当たります(苦笑)
自分がやった分だけでも、丸4日は費やしたと思います。
全ての根っこを綺麗に洗い、納品準備は完了!
…と言いたい所ですが、ウソです。
ここから引き続き、「3巡目」へと突入するのでした(~_~;)
つづく