せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第179話.クルージング・ツアー2022

小与島(こよしま)は、瀬戸大橋の橋脚が有る与島の東に位置する小さな島です。

周囲は1.3km。標高は高い所でも47mで、割と平坦な土地です。

良質な花崗岩が採れるという事で、古くから採石業が盛んでしたが、資源の枯渇により衰退して人口は激減。

その後、瀬戸大橋の開通に合わせて島の北端にホテルが建てられ、リゾート化が図られた時も有りました。
しかし、運営会社の破綻により数年で閉鎖。
ホテルは今、廃墟として残っています。

現在住んでいるのは1組のご夫婦、すなわちたったの2人です。

…と、前置きが長くなりましたが、「志々島ダイナミックス」が主催する今年のクルージング・ツアーの行き先がその小与島で、助手として先日同行しました。

出発地は宮ノ下港。
志々島には寄らず、小与島に直行です。
f:id:goumonkobura:20220815171820j:image船着き場を写真に撮ろうとしたのですが、草ボーボーでよく分からない状態になってしまいました( ´~`)

なお、手前に有る船は打ち捨てられた物で、これに乗って来た訳ではありません(笑)

さて、島内には採石場の名残りが幾つか見受けられました。

この塔の様な石もその一つ。
f:id:goumonkobura:20220815171842j:imageなぜこんな風に中途半端な状態で残されたのか?
いっそ綺麗に倒してしまえば良いのにと思うのですが、理由は謎です。

また、道中には大きな池が有って、それらは「露天掘り」の跡に雨水が溜まって出来た物だそうです。
f:id:goumonkobura:20220815171912j:image教科書で読んだ露天掘りをこの目で見たかった気もします。
が、長い年月を経た結果なので、こればっかりは仕方無いですね。

道を更に進むと、海に出ました。
そこそこ広い砂浜で、眺めは抜群。
f:id:goumonkobura:20220815171944j:image
f:id:goumonkobura:20220815171956j:image如何せん、漂着したゴミが大量に有りました( ´~`)
住民2人では頑張っても無理と言うか、誰の為に頑張るんだって話で、これもまた仕方が無い状況です。

香川県にお住まいの方はご承知の通り、連日の猛暑。
炎天下の中をわざわざ歩いて潰れたホテルを見に行こうという機運は高まらず、逃げる様に小与島を後にしました(^^;

西に戻って、一旦スルーした志々島に上陸。
昼食は、休憩処くすくすでのカレーランチ。
僕だけ3人前の量を食べました(笑)

午後は僕が現地ガイドを務める島内観光。
お客さんを宮ノ下港に送り届けて、ツアーは終了です。

終始暑かったですが、海上タクシーに乗っている間は海風を受けて、お客さんも涼しかったと思います。