せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第194話.こちら詫間町志々島港前診療所

志々島には病院が在りません。
その代わり、診療所が在ります。

緑の屋根が目印です。
大楠への正規ルート沿いに在り、殆んどの人はこの前を通るので、間違いなく目に入ります。
f:id:goumonkobura:20230112145147j:image病院と診療所の違いは単に病床数だそうですが、規模の違いがそのまま設備面にも影響する事は説明不要かと思います。

なので、大病したり大ケガした場合は、島外の病院に行かなければなりません。
もっとも、多くの離島が同様の問題を抱えている事でしょう。

話を志々島の診療所に戻しますが、常駐するドクターはおらず、やって来るのは月2回だけ。

一方で、看護師さんは週4日(月火木金)にやって来ます。
月金は朝から夕方まで。
火木は午前中のみの勤務です。

実際、診療所に用事が有るのは島で2~3人が良い所なので、これで充分と言うか充分過ぎる位かもしれません。

看護師さんだけでは医療行為が出来ないので、仕事は薬を出したりお喋りに付き合ったりする位?とか勝手に想像しています。

ただ、患者さんの多寡に関わらず、事務作業は色々有る様です。

ちなみに、2つ前の初代看護師さんは昭和49年から47年間の長きに渡り務め上げた方で、一昨年退任されました。
f:id:goumonkobura:20230112145346j:image現在の看護師さんは、昨年着任されたばかりの新しい方です。
新しい方ですが…ベテランの方です(笑)

で、その看護師さんから昨年末に窓拭きの仕事を依頼され、診療所内に入りました。
f:id:goumonkobura:20230112145504j:image志々島に5年居て、玄関口から先に入ったのはこれが初めてでした。

ロビーや診察室は広~いです。
ピーク時は1,000人もの島民が住んでいたので、それを思えば不思議ではありません。
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f:id:goumonkobura:20230112145730j:imageでも、島民が20名弱の今となってはtoo muchですね(苦笑)

そして、洋間が1つと和室が2つ有ります。
これらは一応(?)の病床スペースだったり、船が欠航して帰れなくなったドクター・看護師さんが寝泊まりする事も想定した物なのかなぁと思います。
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f:id:goumonkobura:20230112145913j:imageトイレも立派でピカピカです。
平成になってから改修が入っているのは間違いです。
恐らく、志々島で1番綺麗なトイレです(笑)
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観光客向けに開放して欲しい位ですが、三豊市の管轄なので看護師さん不在の時は鍵が掛かっているし、自由に使う事は出来ません(>_<)

前述の様に、予想外に部屋が多く、且つ高い所は脚立が必要だったりして、窓の内外を拭くだけでも結構な時間が掛かりました。

とは言え、夕方前には終了。
残り時間で、診察室の壁の染みを拭き取るお手伝いもしましたが、あまりにも範囲が広く、敢え無くタイムアップ。

後は看護師さんに頑張って貰います(笑)