1つ別のエピソードを挟みましたが、キウイの話の続きです。
先ずは、7月の「袋掛け作業」の補足から。
実に掛ける袋には針金が付いていて、それを軸の部分に巻き付けて落ちない様に固定します。
ただし、針金はグルグル巻きにはせず、軸を挟み込む程度に留めるのが本来のやり方です。
そうすると、袋を外す時にスポッと簡単に取れるそうです。
が、言うは易しで実際は、雨風を受けるとポロポロと袋が落ちてしまう始末(*_*)
仕方ないので、やっぱり針金をグルグル巻きにして落ちない様にしました(笑)
袋掛け後も1日おきに水をやり、栄養を取ってしまう不要な枝を切除したりと、世話は継続。
そんなこんなで9月の後半。
キウイ栽培を所管するJAにサンプルを提出して、糖度検査を行なって貰いました。
その時点での糖度をチェックすれば、収穫の適期が分かるとの事です。
判定は黄様(おうさま)!
黄色い果肉とキングの称号を掛け合わせた造語ですが、つまりは最高ランク(糖度13度以上)という結果でした(^_^)v
渇水には苦労しましたが、それだけ日の光を沢山浴びたという事ですね。
ここで困ったのが、収穫時期の問題。
例年は10月半ばと聞いていたのでそのつもりで構えていた所、10月の第1週との判定を受けた為、慌てて収穫を行ないました(汗)
讃岐ゴールドは非常に大ぶりですが皮が薄く、ちょっとの衝撃で傷んでしまいます。
だから、コンテナ(収穫用のかご)に入れるにも慎重を期す必要が有り、二段重ね(二層)に積むのが限界。
優しく慎重に扱いながら、3人掛かりで収穫を終えました。
200g超えの物も沢山有りました。ツーシーム風に握ると、こんな感じです(笑)
とは言え、5年経ってもキウイの木は幼く、まだまだ収量は少ないです。
木が成木となって畑が完成するのは、まだ数年先だとか…(-ω-;)
果樹栽培は本当に根気が要るものですね(苦笑)
それはさておき、収穫したキウイはそのままでは硬くて食べられません。
エチレンガスの充満した袋等に入れて、「追熟」という作業を行ないます。
それによって、実が軟らかくなります。
だから、スーパー等の店頭に並んでいるキウイは追熟が済んだ物という訳です。
逆に言うと、追熟をしない限りは熟さないので日持ちしますが、冷蔵保存が必須です。
冷蔵で1~2ヵ月は持つと聞いています。
それからこのキウイ栽培は、「志々島オーシャンズ」(島民が興した会社)の事業として行なう事が決まりました。
現時点で僕はその会社に属していない為、「雇われ農夫」の様な立場です。
で、取れたキウイをどう売るか?は、全て「志々島オーシャンズ」の代表がお考えになりました。
高級な梨のパッケージから着想を得て、この様なデザインに仕上げたそうです。
どうです?なかなかゴージャスですよね!
6個入りで4,000円、送料込みです。
高い!と思われる方も居るでしょうが、割と相場です。
全てのキウイが200gを超えている訳ではないので、合計が1kgちょっとになる様に選んで箱詰めしています。
ただし、今年に関しては数も少なく、島民やその知り合いを中心に販売してみるので、広く宣伝はしません。
来年、もっと沢山の実が付いたら、ブログの読者の皆さんにも食べて頂きたいものです。