せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第231話. ドキドキ♡一人タクシー

海上タクシーの仕事を本腰入れてやり始めてから、1年半以上が経過しました。
正直、運転の技術はあともう一歩…という感じです(^_^;)

基本的には、前自治会長さんとバディを組んで行います。
一人でタクシーを出す事は非常に稀で、活動範囲も志々島近郊の港が主です。

が、しかし。

8月のある日、前自治会長さんは大事な用事で留守にするとの事。
タクシーの依頼があった時は、僕一人で対応する事になりました(^^;)

ただ、何処も行き慣れた港なので、酷い失敗はしない自信は有りました。

ところが今回入って来た話は、粟島最寄りの須田という港から出発し、岡山県笠岡諸島に属する六島(むしま)という島まで行くご依頼。

志々島から一番近い岡山の離島かもしれませんが、今まで行った事の無い島でした。

ちなみにこれが、六島の港と案内板です。
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f:id:goumonkobura:20250815170431j:image流石にぶっつけ本番は危険なので、前自治会長さんと下見に行きました。
そもそも初めて行く島や港は、何処に船を着けて良いのかも分からない場合が多いです。

六島は、荘内半島を左手に見ながら進むと目の前に現れる大きな島なので、道に迷う心配はありません。

しかし、島の正面がタンカー等の大型船の航路になっている為、そこを横切る時には細心の注意が必要です。

大型船は遠目だとゆっくり走っている様に見えますが、意外な程スピードが速いです。
だから、船の前を横切るか?後ろに回り込むか?を正しく判断しないといけません。

まあ、いざとなったら船を停めて、大型船が通り過ぎるのを待てば良いんですが、そんなやり方では時間が掛かるし格好が悪い(笑)

ともあれ、下見をしたお陰でどうにかなるとは思えました。

ちなみに今回のタクシーのお客さんは、とある豪華客船のスタッフの方達でした。

六島には地ビール醸造所が有り、客船のゲストのお目当てはそれ。

醸造所に案内する上での準備などで、スタッフさんが島に「前乗り」する為にタクシーを依頼された訳です。

もう一つ豆知識としては、客船は大き過ぎて小さな港には入港出来ません。

これがその客船の遠景です。
f:id:goumonkobura:20250815170727j:imageその為、客船は港の沖合いに停泊し、小舟を使ってお客様をピストン輸送します。

2隻の小舟を搭載していますが、10人ぐらいずつしか乗れないので、全員が上陸するだけでもなかなか時間が掛かります。
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だから何班かに分かれて、時間差でビールを楽しんでいる様でした。
…って、僕は醸造所に近付いてもいないので、想像で言っているだけですが(笑)

さて、待ち時間は2時間程で長く感じるかな?と思っていました。
が、この日は曇り時々雨の天気で涼しく、且つ港の診療所(兼待合所)は冷房も効いており、むしろ寒い位(笑)
ブログの下書きをしたりして過ごしたので、待つのは苦になりませんでした。

帰りは強めの追い風。
船が波に乗ると船首が上がって前方が見えにくくなるし、思う様に前進出来ません。
また、大型船が引き起こす波も相まって、海面はうねりまくっていました(^^;)

とは言え、そういった波も未経験ではないので、スピードを落として安全に航行しました。

無事にお客さんを須田港へ送り届けて、志々島に帰島。
大役を果たせてホッとしました。

…と思ったのも束の間。
港から自宅へと向かう道中に、粟島で怪我人が出たとの連絡が!(゜ロ゜;ノ)ノ

患者さんは時を選んでくれません。
そして、断るという選択肢も有りません。
こうして、再度の出動を余儀無くされたのでした。

 

おわり