大小いずれの瓶にも、別売りのキャップを取り付けます。
クルクル回して締めるのではなく、瓶にハマるまで思い切り押し込むタイプです。
打栓器という機具を使えば楽に取り付けられるそうですが、そんな物を買う余裕は無し。
また、お湯に浸けるとキャップが柔らかくなってハメ易いとも聞きましたが、いちいちお湯を用意するのは面倒だったので、体重を掛けて力ずくで取り付けました(笑)
こんな作業でも数が多いと疲れるものですが…一度では済まされませんでした。
何故なら、暫く時間が経つとタップリ入れたはずの泡盛が目減りしていたからです(*_*)
要するに、唐辛子が泡盛を吸うんですね(^^;)
内側に空洞が有るので、結果だけ見れば「ああ、なるほどな」と思えますが、事前にそうなるとは予期していませんでした。
しかも、一旦瓶詰めを終えた大瓶・小瓶のコーレーグース殆んど全てで同様の現象が(~_~;)
唐辛子が泡盛に全部浸かっていないと、殺菌効果が不十分になりかねない為、それら全てのキャップを外して泡盛を足す必要に迫られました。
これが本当に大変で、キャップを外すには沸騰したお湯で温めないと先ず無理。
ちょっとでもぬるくなると、キャップはビクともしません。
お湯を沸かすのが面倒でそれを強引に外そうとしたせいで、爪を割ったり内出血したりして、数日間指をまともに使えませんでした(苦笑)
力ずくではどうにもならないと悟り、お湯を沸かしてはキャップを外して泡盛を補充するという地道な作業を…実は2~3周繰り返しました(^^;)
正に血の滲む思いで、今度こそ瓶詰め作業は終了。
後は1ヵ月寝かせれば、コーレーグースの完成です!
細かい事を言えばその間にも、印刷したラベルをカッターで切り分けて、剥がしにくい台紙からシールを剥がし、瓶の表裏に貼るという地味で時間の掛かる作業も行いました…。
かくして1ヶ月が経過。
1月の上旬にドーンと発売しようと企てていたので、実はこのブログも昨年末の内に書き上げていました(笑)
しかし、出来栄えを確かめようと味噌汁に入れて味見してみた所…。
うーん、あんまり辛くない( ´~`)
そんな筈はないと多めに加えてみても、結果は変わらず。
何故?どうして!?と自問自答しました。
これは自己分析ですが、唐辛子で最も辛いのは種の周りの部分(胎座)です。
要は、唐辛子の数が多ければ多いほど胎座の数も増えるのであって、小さな島唐辛子ならそれを数多く投入出来る訳です。
一方で本鷹は実が大きい為、小瓶に詰められる数には限界が有り、充分な辛味が抽出されなかったのでは?と考えました。
商品を開発する場合、試作品を作ってそれで問題無ければ大量生産に踏み切る、というのがセオリーでしょう。
ただ、年末に思い付き年内で全てを終わらそうと考えた僕に、そんな時間は残っておらず。
何もかも承知の上で、見切り発車した訳です。
誰も思い付かなかったと言うか、コーレーグースを作るのに本鷹は向かないと、皆分かっていたのかもしれません(苦笑)
完全な企画倒れだろうか?
最悪の事態も覚悟しなければならない。
そう思いました。
まだつづく