せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第246話. 志々のレモネード売り~返り討ち編~

大敗を喫した8月の高松オルネ進出。
その1ヶ月後にも出店予約をしていた僕は、立て直しを図りたいと考えました。

時を同じくして、前々回で言及した使い物にならない「かき氷機」をメルカリに出すなら夏の内だなと思い、出品前の最終チェックのつもりで動かしてみました。f:id:goumonkobura:20261025153255j:imageそこで気付いたのが、刃の調整つまみが思ったよりも回るという事。
それを回すだけ回し、刃を十分に寝かせた状態で氷を削ってみると…?
ふわふわ氷は無理ですが、及第点のかき氷が出来ました。
要は、正しい使い方を理解せずに、欠陥品だと決め付けていた訳です。
この場を借りてメーカーさんにお詫びします。大変失礼しましたm(_ _)m
メーカー名を出していなかったのが、せめてもの救いです(苦笑)

となれば、チャレンジキッチンでかき氷を提供する芽も出て来る訳です。
猛暑が一段落した微妙なタイミングだったものの、レモネード一本で勝負するよりはマシだなと。
残された時間は僅かでしたが、そこから試作品作りを始めました。

分量・見た目・価格を決めるには、容器選びが先決です。
高松に行けば専門店も有りますが、そこまで行っている時間は無かったので、割高になるのは覚悟の上で、通販で購入しました。
果実感を出す為に、レモンピールもトッピング。一応は色味が付きますが、それだけでは地味過ぎる印象でした。

ここで「バタフライピー」の登場です。
バタフライピーとは綺麗な青い花で、水(お湯)に浸すと色素が溶け出し、水が青く染まります。美容効果が有ってお茶として飲まれますが、見た目と違って無味無臭です。
面白いのは、レモン汁など酸性の物質を加えると、赤や紫に色が変化する所です。
何かに使えないかと思い、2株だけこっそり栽培していました。
これを利用して、ゼリーを作りました。
残念ながら、ゼリーにして固めるとレモンシロップと合わせても色は変わりませんでしたが、これで夏らしい見た目にはなったんじゃないでしょうか?こっちはプロモーション用の写真。f:id:goumonkobura:20261025153555j:image前回が前回だけに過度な期待は出来ないとは言え、最低限の準備はしないといけないので、2日間で20〜30杯分を想定してゼリーも作り、当日に備えました。

迎えた出店当日。
お隣りのカフェスタンドのドリンク用バラ氷でもかき氷を作れるかも?とは思ったものの、事前に試す事は出来なかったので、念の為にロックアイスを買って現場入りしました。
がしかし、聞けば前日まで「なにわ男子」のコンサートが行われていて、その為に高松オルネが用意したロックアイスが死ぬほど余っているとの事。
氷を用意して行く必要は全くありませんでした(苦笑)

さて、前回は10時開店でしたが、出足が鈍い事を学びました。なので今回は、11時開店にして夕方まで居座る作戦を取りました。
先ずは初日ですが、直ぐ外ではイベントが行われており、沢山のキッチンカーが所狭しと並んでいました。
フード・ドリンク共に豊富なラインナップで、昼時の高松オルネのお客さんは明らかに少なかったと思います。
結局、かき氷は1杯しか売れませんでした(-ω-;)

続いて2日目。前日より人出は有ったと思いますが、かき氷は見向きもされず。閉店時間が近付いて来たので、諦めて機械を片付けようとしていたら…1杯売れました(^^;)

最終的には、2日合わせて2杯ぽっちに留まりました。
猛暑が続いていたらまだ可能性は有ったかもしれませんが、ちょっと暑い位では氷に手は伸びませんね…。

でも、喉は渇くから冷たい物は欲しいなってなもんで、隣りのカフェではソフトクリームが次々売れていました。
「散々バタついた挙句、1杯しか売れませんでした~」なら笑い話としての出来は良かったのに、何とも中途半端な結果です。
…って、買ってくれたお客様には何とも失礼な話ですが(苦笑)

え、肝心のレモネードはどうだったかって?
そちらは…前回を下回る売上でした(*_*)
リベンジだと息巻いていた訳ではありませんが、わざわざ負けに行く人間も居ないですから、ベストは尽くしたつもりです。
でも、しっかり返り討ちに遭いました(^^;)

「天気がどうだ」「競合がどうだ」と言って来ましたが、知名度も宣伝も売り方も、結局は全てが足りないのが売れなかった原因だと分かっています。
そもそも、シロップを作り過ぎて困っただけの話で、次は生でそのまま売ったり、スライスして冷凍保存しようと考えています。
それで尚余る様であればシロップにする、という位が丁度良いんじゃないかと今は思います。

最後になりましたが、志々島の休けい処「くすくす」では、冬場もホットレモンとして提供して貰おうと思っています。
ご来島の際は、是非くすくすにお立ち寄り下さい!
不定休につき、休みだったらゴメンなさい(笑)

第245話. 志々のレモネード売り〜チャレンジキッチン編〜

f:id:goumonkobura:20260916163914j:image8/22、チャレンジキッチン初日がやって来ました。8時には現場入りしたかったので、朝5時半に島を出ました。

10時開店なのでかなり早いですが、どの程度準備に時間が掛かるか読めなかったというのが1つ。
加えて、キッチンには冷凍庫がありません。購入した製氷機を使い、開店までに出来るだけ氷のストックを作っておく必要があったというのも早出の理由です。
氷は最速6分で9個作れます。それを鉄鍋に入れて冷蔵庫に保管したら、直ぐには溶けません。

また、花火大会の反省に立って、今回はまとまった量のレモネードを作っておき、お客さんが来たらカップに注いで仕上げるだけのスタイルにしようと準備しました。
これはもちろん、大きな冷蔵庫が有るからこそ為せる業です。

続いて、店の飾り付けです。
花火大会ではまともに使えなかった横幕を意地でも活用しようと、カウンター席を潰して取り付けました。それでも、地味さは拭えないですね(苦笑)f:id:goumonkobura:20260916164016j:image実際はこれだけでなく、僕が提供した写真やデータを元に、高松オルネ側がポスターや立て看板を制作してくれました。
それこそポスターは、駅の改札口近くにも貼られていました。

f:id:goumonkobura:20260916164139j:imagef:id:goumonkobura:20260916164140j:image途中焦る場面も有りましたが、結果的には20分余して準備を終えました。
花火大会の様な人流は期待出来ないので、2日間で100杯位売れたら良いな…というアバウトな目標を立てました。
いざ、開店です!

…うーん、10時台はそもそも人が少ない(-ω-;)
土日となれば、出足が遅いのは当たり前と言えば当たり前ですが、もうちょっと人出があるもんだと思っていました。

ただ一方で、朝ラーメンも扱う「フードコート」には、朝8時の開店時から絶えずお客さんが来ていました。

f:id:goumonkobura:20260916164246j:image僕の居るキッチンからは少し離れていますが、丁度正反対の方向に位置しているので様子はよく見えます。
だから、本当の意味で人が居ない訳ではありません。

が、「ご飯を食べる」という明確な目的を持ったお客さんなので、フードメニューが無い僕の店には目もくれずといった感じでした。

何と言ってもフードコートには、無敵の「ウォーターサーバー」が鎮座しています。f:id:goumonkobura:20260916164337j:imageこの牙城は崩しにくく、レモネードを食事のお供にと考えてくれる人は皆無に等しかったです。

チャレンジキッチンも含むこのエリアは、前述の様に食事目当ての人達がやって来る為、11時〜14時がコアタイムだと事前に聞かされていました。
なので、その時間帯に如何に売り上げるかが勝負の鍵となります。
しかし、11時になっても、12時になっても、13時になっても、ポツポツとしか売れませんでした(*_*;

やっぱり、ランチタイムに飲み物オンリーでは引きが弱いんだと思います。
別日に出店していたオニギリ屋さんは盛況だったという話も聞いたので、それが何よりの証拠です。
ただし、原因はそれだけではないと断言します。

キッチンの隣りには、常設のカフェスタンドが在りました。f:id:goumonkobura:20260916164519j:imageこちらにはレモネードに加えるレモンピールを保管する為、冷凍庫スペースを貸して貰うお願いをしていました。

更にこれは、スタッフの女性と話して初めて知りましたが、キッチンの出店者はスタンドから氷を分けて貰っているそうです。
要は、ドリンク用の氷であれば幾らでも貰えるので、そもそも製氷機を自前で用意する必要なんて無かった訳です。
打ち合わせの時、「冷凍庫が無いんだ…」で終わらずに突っ込んだ質問をしていたら良かったのにと、思った所で後の祭りです。
ちなみに先日、製氷機はメルカリで売っ払いました(苦笑)

そんな風に、カフェスタンドには色々お世話になりました。
がしかし、このカフェこそが最強の商売敵でした。
僕と同じく10時開店で、コーヒー等のドリンク類はもちろん、ソフトクリームやクリームソーダも売っており、午前中から繁盛していました。

更には、折しもサマーフェアを開催中で、レモンケーキやレモンスカッシュまで売られていた為、確実にそれらに喰われたと思います。横目でレモンスカッシュを作る様子を何度も見ていたので、間違いないです(笑)f:id:goumonkobura:20260916164803j:image酷暑続きでこれだけ暑いと、一気に体を冷やせる物や炭酸を欲する気持ちも、哀しい事に理解出来ます。

初日は予定通り15時に閉店。散々な結果に終わりました。
普段の土曜日より人が少なかったと、後で関係者から聞きました。

2日目は16:30まで粘って、初日の倍以上売れました。
…と、明確な数字を出さないのは、ホントに芳しくない結果に終わったからです。
2日間で花火大会1日分を目指していましたが、遠く遠く及びませんでした。
高松オルネのスタッフの方達が買ってくれた「ご祝儀分」も数に含まれているので、尚更です(苦笑)

ネットカフェに泊ったりして経費を抑えたものの、滅多にしない外食をした分、利益は無いに等しいです。
これに懲りて撤退したい所ですが、9/22, 9/23と既に次回の出店予約をしているので、後には引けません。

実は、一度断念した「かき氷案」を復活させ、提供するつもりで現在試作中です。
その経緯については、また次回に…。f:id:goumonkobura:20260916165050j:imageが、しかし。またしても出店日に合わせて、台風が最接近するなんて予報も出ています(苦笑)
四の五の言っても天気は変えられないので、もう開き直るしかありません。
高松やその近隣にお住まいの方、冷やかしでも良いのでどうぞお越し下さい!

第244話. 志々のレモネード売り~花火大会編~

前回の続きです(なお、前回のタイトルを変更させて貰いました)。
高松オルネ内の「チャレンジキッチン」への出店は、8/22~8/23と9/22~9/23とに決めました。
はるばる志々島からやって来て、1日で帰っては交通費が勿体無いと考えての2days方式です。

ところがその前に、8/13に開催される高松の「花火大会」に合わせたテント出店の誘いがAさんから有りました。
かき氷屋さんが複数出店するとも聞いたので、レモネード一本で勝ち目は有るんだろうか?と正直躊躇われました。
ただ、圧倒的に人出が多いであろうこの機会を逃してはいかんなと、出店を決めたのでした。

しかし大会直前。皆さんご存知の逆走台風15号が、中国・四国地方に向かって来ていました。
幸い途中でルートが変わり、且つ熱帯低気圧へと変化しました。
それでも大気の不安定な状態は続いていて、当日夕方の雨予報も消えませんでした。

「やっぱり屋外販売なんてやるもんじゃないな…」と脳内でのボヤキが止まらず、一時は出店辞退さえ考えました。
でも、悪天候を嘆くのは他の出店者さんも一緒だと大人になって、準備して当日を迎えました。

ところがどっこい。高松へ向かう道中では結構な雨に見舞われたものの、夕方前にはほぼ止みました。
運の良い事に、雨の時間帯がズレた様です。
弱気になったら負け、信じて突き進んだ者だけが報われるのだなと実感しました(大げさ)
これで逆に、売れなかった時の言い訳が出来なくなりました(笑)

さて、お店の営業は17時。花火は20:15からです。
水道も冷蔵庫も無い高松オルネの外なので、水と氷は近くの大型ディスカウントストアで調達しました。
クーラーBOXが有るとは言え、長丁場になります。氷が溶けない様にギリギリまで粘って、15:30に会場入りしました。

そこには車を置いておけない為、荷物を下ろしてから駐車場探しです。
花火までまだ5時間近くあるので、近隣のコインパーキングも空いているだろうと高を括っていましたが…それは大きな間違いでした。
場所取り目的なのか、周辺は既に大変な人出。30分ぐらい駐車場を探し回りましたが、何処も満車・満車…。
最後は安い所を諦めて、高松オルネに併設された駐車場に車を止めました(苦笑)

会場入りして知ったのは、Aさんが琴平のベーグル屋さんにも声を掛けていた事。
同じテントで食べ物も売るとは聞いていましたが、詳しい事までは知らなかったので、全くの「初めまして」でした。

遅れを取り戻そうと、ここから急いでお店のセッティングです。
島にレモネードの「のぼり」は有りますが、テント屋台用に改めて「横幕」をオーダーしました。f:id:goumonkobura:20260830181517j:imageがしかし、テントが思ってた形状とは違って付けづらい…。
オマケに縦が意外と長く、テーブルと屋根の間の空間をかなり覆い隠してしまうので、取り付けを断念。
仕方が無いので、コンサートのマフラータオルの様に、両手いっぱいに広げてアピールする事にしました。
お陰で翌日は筋肉痛でした…(^^;)
なので飾り付けは、シンプル過ぎる程シンプルな物になりました。f:id:goumonkobura:20260830181555j:image

こうしたすったもんだも有りましたが、どうにか営業スタートです。
往来も激しくなり、道には人が溢れ返っていました。
写真には納めていませんが、真横には最強のライバル・かき氷屋が鎮座していました。
雨が上がって蒸し暑さが戻って来た為、かき氷は飛ぶ様に売れていました。
他所を見に行くまでの余裕は無く、詳しい場所は分からないままでしたが、恐らく他のかき氷屋・食べ物屋も盛況だったと思います。
お隣りのベーグルも、順調に売れていました。

肝心のレモネードはと言うと…1~2時間経ってもポツポツでした。
近くでは、フローズンのレモネードを売っているとも聞きました(^^;)
強豪揃いで全く売れない可能性も有ったので、そう思えばちょっと売れるだけでも奇跡と言えるでしょう。

もちろん、それで満足しては遠征費すら賄えないので、横幕でのアピールを続けました。
大半が売れて余裕の出来たベーグル屋さんも、呼び込みに協力してくれました。
それが功を奏したのか、単に何万人も居ればニッチな需要も有るのか、徐々にレモネードが売れ始めました。
が、とんでもなく忙しい訳でもないのに、注文を受けてからシロップと水を調合して一杯一杯作る為、会計の方まで手が回らず…(*_*)
途中からベーグル屋さんが会計を殆どやってくれました。感謝してもし切れません(^^;)

花火が始まると、流石に人流は止まりました。店の位置からは全く花火が見えないので、終わるまではじーっと待つしかないかなと思っていました。
しかし意外にも、花火がクライマックスを迎える前に、早々と帰路に着く人達が居ました。
電車や車の混雑を避ける為でしょうが、心に余裕の有る「上級国民」だなと思いました(笑)

帰りを急ぐ人達は買ってくれないだろうと思っていましたが、予想に反してまだまだ売れました。
一方で、氷が残り僅かになってしまいました。十分な量を用意していましたが、クーラーBOXの開け閉めを繰り返した為に、氷が溶けてしまったのが原因です(^^;)
シロップや水はあるものの、最後は氷切れ。
目標の100杯には届かず、結果は93杯に留まりました。
それでも、並み居る強豪を相手に大健闘だと思います。
と同時に、これだけの人流が有れば「さお竹」でも売れるんじゃないかと思いました。
次回はさお竹屋に転身します(嘘)

撤収後、帰りはしっかり渋滞にハマり、遅めの晩ご飯は23時に道中のマックで済ませました。
家に帰り着いたのは真夜中。
翌日に尾を引きましたが、良い結果が出たので苦にはなりませんでした。
これで高松オルネの出店にも弾みが付いたのか?
その答えは…次回に持ち越しです。

第243話. 志々のレモネード売り~準備編~

第239話でも少し言及しましたが、春先に収穫したレモンは全て、レモンシロップに加工して貰いました。f:id:goumonkobura:20260819162324j:image約1年間の長期保存が効くというのが決め手でした。生で売ろうとしても、こうは行きません。
シロップを水等で割って売る、つまりは「レモネード」に全BETした格好です。

レモンの収穫量は恐らく50~60kgの間だと思います。
それを元に出来たシロップは全部で75L。2Lペットボトルに換算すると、37本分です。
加工を終えた物から順次納品されましたが、我が家の冷蔵庫は瞬く間に占拠されました。
f:id:goumonkobura:20260819162251j:imageこれでは生活出来ないと、それ以降に出来たシロップは加工業者の方(以下、Aさん)に預かって頂く事にしました(^^;)

さて、問題は何処で売るか?です。
その場で作って提供するので、飲食業許可を受けた施設でなければ、売る事は出来ません。
もちろん、全く当ても無いのに走り出した訳ではないです。

1つは志々島の「休けい処くすくす」。
志々島で出来た物を志々島で味わえないんじゃ、お話になりません。

宣伝用の「のぼり」も立てました。ベースのデザインは既成の物で、文字だけはオーダーメイドです。
買取販売の形でお願いしたので、僕の儲けは少なめに設定しました。
その代わり、自分の時間や労力を使わずに済むのは大きなメリットです。
一方くすくすのマダムも、普通は「島価格」でもう少しお金を取って良いはずなのに、企業努力でお求め易い価格で販売してくれています( ̄∇ ̄)

もう1つは高松遠征です。
早い段階でAさんからは、「高松オルネ」という駅ビル内の「チャレンジキッチン」に出店しては?との提案を受けていました。f:id:goumonkobura:20260826182253j:image出店希望者を募り、日替わりで様々な飲食店が商品をテスト販売できる実験的な場です。
志々島で全部売れるに越した事は無いですが、最近は特に夏場のお客さんも少なく、シロップを捌くには人が沢山集まる所へ出向くしかないと考えました。

Aさんの仲介により、チャレンジキッチンへの出店はあっさり認められました。
が、まだシロップと水との配合をどうするとか、どんなカップ(容器)で提供するとか、固まっていない部分が多々有った為、8月・9月の出店を目指す事にしました。

そこからは試行錯誤の連続です。
シロップが多くても甘過ぎてしまうので、丁度の塩梅を見付けるまで試作を繰り返しました。
他にも、彩りを考えてミントを乗せてみようと思ったものの、スーパー等では全く売っておらず。
通販で取り寄せるとコスト高なので、ミントの苗を入手して栽培を試みました。
f:id:goumonkobura:20260819162908j:imageしかし、栽培適期から1ヶ月遅れだった為か成長スピードが遅く、出店には間に合わないとミント作りは断念しました。
そのままでは寂しいと思い、最終的にはシロップを作った後に残るレモンピールを加える事にしました。
重さで沈んでしまうから見栄えはしませんが、ピールを噛むと口の中に香りが広がるので、クオリティを上げる為にも絶対に必要と判断しました。f:id:goumonkobura:20260819162954j:image実はレモネードだけではなく、シロップを使ったかき氷も提供出来ないかと考えたりもしました。
と言うのも、チャレンジキッチンはランチタイムのお客さんが主なターゲットです。
レモネード一本では心許ないし、食後のデザートとしてニーズが有るのでは?と思いました。
がしかし、かき氷を試作しようにも機械が無い。
そこで急遽、かき氷機を購入しました。
Amazonで6千円ぐらい、安めのヤツです。
f:id:goumonkobura:20260819163124j:imageふわふわ氷も作れるとの触れ込みでしたが、実際は普通レベルだし、電動の割に削るスピードも非常に遅いです。
また氷のケースが小さいので、こまめに氷を補充しなければならない点もスピードUPを妨げました。
かき氷にもレモンピールを混ぜたりして、味的には申し分ない物が出来ました。
f:id:goumonkobura:20260819163521j:imageしかし時間が掛かり過ぎるので、業務用としては使えんなと結論付けました。
それでも諦め切れず、「じゃあ、もうワンランク上のかき氷機だったらどうだろう?」と、今度は2万7千円のかき氷機に目を付けました。
商品説明やレビューを徹底的に読み、比較検討して選んだ品です。
ただ同時に、そうした情報を鵜呑みにしてはいけない事も知っています。
なので結局は、実際に使ってみないと分かりません。
今の僕にとっては大金でしたが、「エイヤッ!」と気合で購入しました。
後日、2台目のかき氷機が到着。
本体だけで10kgを超える粗大な物です。
f:id:goumonkobura:20260819163623j:image氷を投入し、満を持してスイッチを入れました。
なるほど、パワフル且つ驚く程のスピードで氷を削ります。
いや、正確には「砕く」と表現した方が良いでしょう。出来上がった氷は非常に粗く、「かき氷」ではなく「かち割り氷」でした。
一口食べると…正直言って不味い。
氷を食べて不味いと思ったのは、生まれて初めてかもしれません(苦笑)
こうして2台目は、光の速さで粗大ゴミと化しました。
きっと業務に堪えられるのは、10万円以上するかき氷機に限定されるんじゃないかと思います。残ったのはその教訓だけ…。
流石にこれ以上の投資は出来ないと、今度こそかき氷は断念しました。

更にもう一つの課題は、チャレンジキッチンには冷凍庫が備わっていない事。
かき氷を作らないまでも、レモネードに氷は必須です。
その対策として、ポータブル製氷機と進化版のクーラーBOXも購入。
f:id:goumonkobura:20260819164450j:imagef:id:goumonkobura:20260819164451j:image合わせて3万円近く、クーラーBOXはこれまた本体だけで重さ10kgの代物です。

さあ、果たしてこれだけの投資を回収出来るのか?…と問われたら、今年だけでは無理でしょうね(苦笑)
長くなったので、高松遠征の話は次回にします。

第242話. せとうち島フェスタ

7/20(月・祝)、サンポート高松にて行われた「せとうち島フェスタ2026」に出展して来ました。

これは、「離島と本土との交流促進」「離島相互間の交流促進」を目的に、ワークショップや島の特産品の販売などを通して、瀬戸内海の島々の自然や歴史、文化を知り、その島ならではの魅力を体験できるイベントです。
…というのがイベントHPからの引用です(笑)

志々島が属する三豊市の音頭取りで出展する為、且つ僕が移住してから島民に直接声が掛かる事も無かったので、これまではイベント終了後に広報誌で知るのみでした。
でも、「島フェスタ」と銘打って島民が居ないのはおかしいだろうと参加を決めました。

前述の通り、せっかくなら物販もしたい所ですが、悲しい哉このタイミングで売れる農産品は無し。持参出来る物は大楠Tシャツぐらいでした。

それだけでは耳目を引くのは難しいなぁと思案した結果、「しめ縄体験」を提供する事を思い付きました。

f:id:goumonkobura:20260728083957j:image以前、モニターツアーでインバウンド相手に行なった物です。

本来、作るのは新年を迎える前ですが、志々島のしめ縄は一年中飾るのが特徴なので、夏に作るのも許されるかな?という「こじ付け」です(笑)

僕でもどうにか出来そうというのが一番の理由ですが、如何せん派手さが無い。
だから、需要は少ないだろうと予想していました。

とは言え、やるからには準備を怠る訳には行きません。
志々島では昔から米は作れないので、稲藁はホームセンターで購入。

f:id:goumonkobura:20260728084035j:imageそして、藁はそのまま使える物ではなく、不要な部分を捨てて要る部分を残す「お掃除」が必要です。

大量の藁を1本1本掃除して、10本1束のセットを30~40セット。
それとは別に、自主練習用のセットも作りました。
加えて、予備や「下がり」に使う為の藁も数え切れない程用意しました。

迎えたイベント当日。

f:id:goumonkobura:20260728084325j:image会場となるサンポート高松は、駅や高松オルネとは目と鼻の先でした。
ブースは屋外・屋内とに分かれており、三豊市は昨年の教訓から、冷房の効いた屋内ブースを頑張って獲得したとか。f:id:goumonkobura:20260728084222j:imagef:id:goumonkobura:20260728084223j:imageなるほど、確かに屋内は涼しくて快適でした。

その一方で、屋外は人流が多いのに比べ、屋内ブースは気付かれにくい立地でした。
なので、開場間も無い時間帯は、人もまばらでした。

さて、三豊市のブースは志々島だけでなく、粟島も一緒です。正確には粟島がメインです(笑)
島民は不参加でしたが、瀬戸芸を通じて粟島LOVEになった島外の方々がそれぞれ、「さをり織り体験」「塗り絵缶バッチ作り」の世話役を担っていました。

f:id:goumonkobura:20260728084421j:imagef:id:goumonkobura:20260728084420j:imageアート繋がりとは言え、どちらも粟島の伝統・文化とは無関係なものです。
でも、島外の方が島民に成り代わって頑張ってくれるというのは、非常に羨ましい状況です。この点は志々島も見習いたい…。

粟島の方には徐々に人が集まり始めたものの、しめ縄作りは閑古鳥状態。
客層は殆どが子連れの家族です。
他の島のブースでも子供向けのワークショップを行っているし、真横の粟島チームも見栄えがする事をやっているので、尚更しめ縄は霞むばかり。やはり小学生には渋過ぎました。

分母を増やさない事には選んで貰える確率も上がらないと思い、退屈していた僕は屋外へ呼び込みにも出ました。
呼び込みと言っても、「しめ縄要らんかえ~」としめ縄に特化したものではありません(笑)

結局しめ縄を体験してくれたのは、お役所関係の男性が1人と、お母さん・娘さんのペア2人。合計3人だけでした。

しめ縄体験はお一人500円。
売り上げは1,500円ですが、藁を2袋買ったので利益は186円です(笑)

…なんて、出展者には別途県から報酬(出展委託費)が出てるし、始めからお金の事はどうでも良いんです。

物販やワークショップ等を通してお客さんに足を止めて貰い、島のPRするのが一番の目的だった為、その意味では十分な成果を上げられなかったなと思います。

考える時間も足りませんでしたが、島の伝統・文化に拘らず、ゲームでも何でも良いからお子さんが喜ぶものをやらないとイカンなと。
子を持つ親ではないので、頼れるのは幼少期の頃の記憶のみですが(苦笑)

次があるならば、そこを改善して臨もうと思います。

第241話. 同窓会はどうですかい

僕の現住所は志々島。島内でやっている事は多々有れど、新鮮味に欠けたり言いたくても言えるタイミングではない事だったりで、ブログのネタ選びには苦労しています。

…という言い訳から始まりましたが、先月に続いてまたしても島外での話をしようと思います。

今月上旬、2年振りに東京に帰省しました。
目的は小学校の同窓会に出席する事です。f:id:goumonkobura:20260630183421j:image30歳•40歳と、10年毎に開かれた時にも出席して来ましたが、今年は50歳の節目の年である為、同級生の近況や生き様を知りたくて、船と飛行機とバスと電車を乗り継いで帰りました。

ここ何回かは夜行バスで帰っていましたが、眠れずに体調がグチャグチャになるので、今回は久し振りに飛行機を利用しました。
搭乗までに要する時間は如何ともし難いですが、体は楽ですね。
こうして、何だかんだで東京に到着しました。

帰省した時は、店の入れ替わり等の変化を探して地元周辺を練り歩きます。
島に居る時よりも、遥かに沢山歩きます(笑)

池袋西口に在ったデパートが閉店してから長年建て替え工事をしていましたが、ようやくその工事が終わり、シェアオフィスを基盤とした複合施設に生まれ変わったのが一番の変化でした。
よく利用したデパートだったので、時の移ろいを感じずにはいられません。

帰省すれば寝床はもちろん実家です。父親は20年前に他界していますが、母親は健在で来年には80歳を迎えます。
同窓会が目的とは言いましたが、当然ながら母親の様子を見るのも帰省の理由の1つです。

母親が歩いている姿を見ると、膝が曲がらなくなって来ているのが明らかで、そういう所では老いを感じます。
しかしその一方で、未だにママさんバレーを続けているというのだから訳分からんです。
ジャンプ出来るとは思えないし、そのプレイ振りを一度見てみたいです(笑)

さて、肝心の同窓会ですが、ここが会場の最寄り駅にある商店街です。f:id:goumonkobura:20260713153216j:image小ぢんまりとしていますが、通っていた幼稚園も近いので馴染み深い場所です。

仕事や家庭の事情で若干の欠員は出たものの、15人ぐらいが集まりました(写真は無断使用の為、全員にモザイクを掛けていますw)

埼玉から来た女子が1人居た位で、概ね近所に住んでいる様でした。

僕の地元は池袋や新宿へのアクセスが良く、街並みも整然としているので、住み易い所だと思います。
そのせいで何処も見劣りして、30年間実家を離れられませんでした(…という言い訳)

同級生達の顔を見て1つ思ったのが、見た目年齢が皆若いなぁという事です。
昔は50歳と聞いたら相当なオジサン・オバサンというイメージでしたが、いざなってみたらそうでもないなと。
が、これも内輪の目線であって、側から見れば立派なオジサン・オバサンかもしれません(笑)

そんなオジサン・オバサン達が50になってもまだ、「◯◯ちゃんが◯◯君の事を好きだった」とか10年前•20年前と同じ会話を延々としているのがおかしくてしょうがなかったです。
でも、その話を聞いている瞬間だけは日々の悩みから解放される様で、平和な国に居る事を実感しました。

1人、大病して激痩せした男が居たので、それだけが心配です。
10年後、還暦の年に再び同じメンバーで集まれるかは分かりませんが、それぞれの場所で無事にその日を迎えたいと切に願います。

で、毎度の事ながら、何でも有る東京から何も無い志々島に帰って来た時の落差が激しいです。f:id:goumonkobura:20260713153521j:imageでも、帰宅して台所に侵入して来る蜂と格闘したら、一瞬で現実に引き戻されました。
これが今の生活、今の日常なんだと。
東京でたっぷり充電(堕落)して来たので、また頑張ります。

第240話. 広島初上陸!

丸亀市に属する広島(讃岐広島)は、面積11.82km・外周19kmで、香川県の中部・西部エリアでは一番大きな離島です。f:id:goumonkobura:20260530205722j:imageかつてはお城の石垣や墓石に用いられた「青木石」という石の一大産地で、そんな歴史的背景もあって、バス停の駅名にも石が使われています。

はい、今回は広島県の話じゃありません(笑)

f:id:goumonkobura:20260530205826j:imageこの界隈の島々は仕事や遊びなど何らかの目的で一度は行った事が有るものの、広島だけはまだ上陸した事が有りませんでした。
1人で行くには微妙に遠いという事と、行くきっかけが無いというのがその理由です。

が、しかし。今年3月に体育イベント?の一環で、広島の島民が大挙して志々島を訪れました。
そこで知り合ったのが、広島に移住して1年のKさんご夫婦(お子さん有り)。
色々と話を聞かせて貰い、「今度は僕が広島にお邪魔します」と約束してお別れしたのでした。

Kさんとの約束を守る為、そしてブログのネタ作りの為(笑)。
今月末に、広島まで自分の船で行って来ました。

志々島からは40〜50分は掛かるかな?と予想していましたが、実際は30〜40分で到着しました(写真は船から撮った遠景です)。広島にはフェリーと旅客船が出入りしており、その2つを合わせれば(志々島と比べたら)十分な便数が有ります。
ただし、同じ丸亀市に属する本島・牛島とは航路が別で、目と鼻の先にあるのに丸亀港を経由しなければ行けないという不便な面も有る様です。
ちなみに桟橋に停まっている船は、左が旅客船・右が僕の船です。

f:id:goumonkobura:20260530210103j:imagef:id:goumonkobura:20260530210104j:imageさて、事前に来島予告していた僕を、Kさんご夫婦が出迎えてくれました。
更には、車で島を案内して下さいました。
文字通り広島は広く、(アップダウンが有るので)歩きは言わずもがな自転車でも厳しい所なので、大変有り難いご提案でした。

広島の住民は、かつては最大で3,000人・現在は140人程になってしまったそうですが、近年は移住者が増え、且つ子供も10人近く居る事から、閉校した小中学校も復活しました。
これも驚くべき事ですが、一番驚かされたは島内の充実した施設・設備の数々。
学校とコミュニティセンターを兼ねた施設にはEV車用の充電機(余談ですが、道路を挟んだ真ん前は海水浴場でオーシャンビューです)。

f:id:goumonkobura:20260530210234j:imagef:id:goumonkobura:20260530210235j:image港には立派な待合所が有って、ピザ店が併設されています(お昼はそこの猪ピザを頂きました)。

f:id:goumonkobura:20260530210505j:imagef:id:goumonkobura:20260530210434j:image近代的な公衆トイレが幾つも有り、その中の一つは最先端の循環式水洗トイレだとか(写真は港にあるノーマルなトイレ)。

f:id:goumonkobura:20260530210607j:imageまた、商店は10年前に一度全滅してしまったそうですが、高松の企業さんがカフェ併設の形で復活させようとしています(キャッシュレス決済も可)。
とは言え、自販機は当たり前の様に点在してましたけどね(苦笑)

f:id:goumonkobura:20260530210822j:imagef:id:goumonkobura:20260530210754j:image

細かい説明は割愛しますが、これらの多くは丸亀市と丸亀製麺による巨額な資金投入の賜物です。
あー、羨ましい。羨ましいったら羨ましい(笑)

f:id:goumonkobura:20260530211038j:imageただし、広島が「元気な理由」はそれだけではなく、地元のNPO法人や協議会がしっかり機能していており、移住者を受け入れて仕事も与えられる体制が整っている事も一因かと思います。待合所でも、若い移住者がバイトしていました。

「村社会」「島社会」といった言葉が有る通り、閉鎖的で排他的な島も少なくありません。一方で、島の出身者はご高齢の方ばかりなので、外部から人を受け入れなければ消滅の一途を辿るのみです。
が、広島も移住者を増やしたくとも住む家が無いという悩みを抱えている様で、その点は志々島と一緒でした。

聞けばKさんは、移住したばかりにも関わらず、且つ週5日は在宅ワークに従事している身でありながら、そうした問題に取り組もうと考えていらっしゃいます。
また、島唯一のガソリンスタンドの後継者が居なくなって閉店してしまわない様に、危険物取扱者の資格も取ったそうです。

f:id:goumonkobura:20260530211215j:imageそして、島でお店(ゲストハウス?)もオープンさせようとしています。非常にエネルギッシュで、ただただ頭が下がります。
僕に倣って、きっと船舶免許も取ると思います( ̄∇ ̄)

江戸時代に海運業で栄えた尾上氏の邸宅・農業用水を確保する為に戦時中に女性や子供が中心となって手掘りで作った池(奥の池)・滅多に人と遭遇する事が無い展望台(山の神展望駅)など、Kさんにはあっちこっちに連れて行って頂きました。

f:id:goumonkobura:20260530211325j:imagef:id:goumonkobura:20260530211322j:imagef:id:goumonkobura:20260530211329j:image完全な夏日だったので、王頭山(標高312m)の登山は断念。それは次回への宿題として、広島を後にしました。
単純に遊び目的で出掛けるなんて、ホントに久し振りでした(苦笑)