せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第113話.逆襲の香川本鷹~一味唐辛子編・その1~

乾燥が上手く行った唐辛子は、一味にします。 去年からずっと目標にしていた事に、ようやく漕ぎ着けた次第です(苦笑) 対岸の町に食品を粉末にする機械をお持ちの方が居て、使っても良いとは言われていました。 が、乾燥させた唐辛子を船で運んで粉にして、ま…

第112話.逆襲の香川本鷹~コンパニオンプランツ編・その4~

唐辛子の相方である綿花。「綿の花」とは書きますが、いわゆる普通の花も咲きます。 ただし、2~3日で散ってしまうので、よほど大規模な畑でない限り、沢山の花が咲き誇る様子は見られないでしょう。 最初は白や薄黄色、散る前にはピンク色に変わります。 花…

第111話.志々島の年中行事

人も少なくのどかな雰囲気の志々島ですが、意外に小忙しいという事実を今回はご紹介したいと思います。先ずは神社とお寺の清掃。 実質的には周辺の草刈りです。 例年、下記の様な日程で行われ、これだけで計6回有ります。 今年は中止になりましたが、山頭神…

第110話.逆襲の香川本鷹~鋼の練炭術師編・その3~

育苗箱を溶かしてはイカンと、棚板の位置を元に戻して再スタートです(^^; この頃はまだ連日の猛暑で、日中の外気温がそもそも35度を超える程でした。 2時間後に様子を見に行くと、内部の温度は50度超。ちなみに温度計は、別の用途で買った物を転用していて、…

第109話.逆襲の香川本鷹~鋼の練炭術師編・その2~

練炭小屋が出来た所で、続いては乾燥の実験へと進みます。 今年収穫した唐辛子ではなく、冷凍していた去年の唐辛子が「実験台」です。 練炭は専用のコンロにセットして、チャッカマン的な物で火を点けます。 練炭の真ん中に着火材が仕込まれているという話で…

第108話.逆襲の香川本鷹~鋼の練炭術師編・その1~

去年、唐辛子を乾燥させる手立てとして、天日干し以外の発想が無く、結果的に殆んどを駄目にしてしまいました。 ちなみに自然乾燥なら、風通しの良い日陰で行うのが正しい方法だと後で知りました。が、近所に相応しい場所は無いので、結果はどのみち一緒だっ…

第107話.逆襲の香川本鷹~コンパニオンプランツ編・その3~

最初に、前回言い忘れた事を一つ。 あれやこれやと暑さ対策を講じているものの、今は早朝と夕方しか働いていません。 「コンクリートジャングル」と比べたら2~3度は低いかもしれませんが、志々島も昼間は充分危険な暑さなので、外に出るべきではないですね(…

第106話.夏の装い

梅雨が開けて、香川県も夏本番を迎えています。そこで今回は、僕の夏のコーディネートを披露したいと思います。なお、下半身は長靴と綿のズボンで通年過ごしているので、割愛させて頂きます。先ず1着目は、今年買ったばかりの冷却ベスト。 水で濡らすとヒン…

第105話.梅雨の谷間のDIY

今年は長梅雨でしたが、梅雨入りするまでに時間が掛かった気がします。 畑の在る高台に水道が通っていない志々島では、水やりに苦労しました。 で、常々話題に挙げている壇上(だんえ)という丘では、20Lのポリタンク×4に水を入れてキャタピラで運んだりと、割…

第104話.我が心の海開き

30代後半から東京を離れるまでの間、綺麗な海が見たくて、連休となると沖縄の離島巡りをしていました。 空港や目的の島に到着するや否や、一目散に海へ向かって浸かるというのが常でした。 ちなみに僕はカナヅチです。ライフジャケット無しでは深い所へ行け…

第103話.STOP THE フードロス!

世界的な問題である「食品ロス」。それに歯止めを掛けるべく行なっている僕の取り組みを、少しだけご紹介します。 先ず、昨年から1年近く付き合っているのが「焼き肉のタレ」。 ゲストハウスにお客さんが残して帰った使い掛けの物を8本程、捨てるのは忍びな…

第102話.逆襲の香川本鷹~コンパニオンプランツ編・その2~

綿花の種蒔きは5月初旬。本来は、唐辛子と1畝ずつ交互に植えるのがベストですが、肝心の唐辛子の苗が十分に育っておらず( ´~`) いつまでも待っていられないので、実施に踏み切りました。 こちらがその種。 まだらで汚ならしく見えるのは、残った綿が周りに…

第101話.逆襲の香川本鷹~コンパニオンプランツ編・その1~

綿布(めんぷ)は、塩・和三盆と共に「讃岐三白」の一つに数えられます。西暦799年に愛知県へ綿の種がもたらされた翌年、紀伊・淡路・四国・九州に綿が植えられました。 しかし、実際に綿の生産が盛んになったのは、生駒親正(いこまちかまさ)が出兵先の朝鮮か…

第100話.志々島の鉄人

志々島の最高齢は、この6月で96歳になるTおばあちゃん(以下、Tさん)。お子さんは居ますが、現在は島で独り暮らしをしています。 認知症とは無縁で意気軒昂。家事も自分でこなし、僕が面倒で放棄した揚げ物だって作ります(笑) 更には畑を幾つもやっていて、収…

第99話.自家用✕✕✕

例によって、話は3月まで遡るのでニュース性には欠けますが、自分で耕運機を購入しました。 それまではセンパイ島民の耕運機を借りていました。大型でパワフルでしたが、その一方で小回りは利かないし、島の高台での作業となると運ぶのが難しい…と言うか1人…

第98話.牡蠣のお仕事~後編~

出来上がった垂下連(すいかれん)は、沖合いまで運んで養殖筏に吊るします。 3人居たバイトも、他の2人は別の用事で離脱した為、何も知らないオジサンが1人だけ取り残されました(笑) さて、こちらが養殖筏です。足場の間に張られたロープに垂下連を結んで吊し…

第97話.牡蠣のお仕事~前編~

移住前の事。 志々島の不思議娘がお隣りの粟島で牡蠣の養殖のバイトをしていて、移住したらやってみないか?という話を貰いました。 直後にその漁師さんの元を訪ねてご挨拶をし、タイミングが合えばお手伝いすると約束して、その場はお別れしました。 がしか…

第96話.逆襲の香川本鷹~奇策編・その3~

企画倒れか否か? 1ヶ月で完成というレシピに従えば失敗かもしれませんが、諦める前にもう暫く寝かせてみようと、ささやかな抵抗を試みました。 幸い日持ちがする物なので、急いで売る必要は有りません。 畑仕事が忙しかった事も手伝って、そのまズルズルと3…

第95話.逆襲の香川本鷹~奇策編・その2~

大小いずれの瓶にも、別売りのキャップを取り付けます。 クルクル回して締めるのではなく、瓶にハマるまで思い切り押し込むタイプです。 打栓器という機具を使えば楽に取り付けられるそうですが、そんな物を買う余裕は無し。 また、お湯に浸けるとキャップが…

第94話.逆襲の香川本鷹~奇策編・その1~

皆さんは「コーレーグース」をご存知でしょうか? 意外と知らない人が多いみたいなので説明しますと、沖縄で古くから使われるピリ辛調味料で、島唐辛子を泡盛に浸け込んだ物です。 沖縄そば屋に必ず置いてあって、数滴垂らしたら充分という辛さです。 昨年取…

第93話.秘密の檸檬園~流浪編~

これまた遡って、3月上旬の話。丘の上の土地・壇上(だんえ)の草刈りも終わったので、レモンの苗を調達する事にしました。 計算上は47本、植えられるだけ植えようと考えていました。 例によって、お世話になっている仁尾の農家さんを頼ったのですが…。 「難し…

第92話.逆襲の香川本鷹~返り討ち編~

話は先月まで遡ります。ビニールハウスの完成から20日目、3/20の事。前日の夜には強風が吹き荒れていました。 不安要素を残したままだったので心配でしたが、別の用事が有ったので直ちにハウスへ向かう事は出来ませんでした。 そこへセンパイ島民から連絡が…

第91話.2年目を振り返る

4月4日は、僕が志々島にやって来た「移住記念日」。つまりは明日で、移住から丸2年となります。 1年目は殆んど全てが初めての事でした。それらを広く薄く経験したので、充実感は大きかった気がします。 一方、この1年を一言で表すならば「停滞」と言った所で…

第90話.ミルクボーイと志々島と

昨年のM-1以降、ミルクボーイの出る番組を見つけてはチェックし、漫才を楽しんでいます。 その漫才に感化されて、戯れにネタを作ってみました。まあ…箸休めだと思って下さい(笑) ※以降、ボケ→(ボ) ・ツッコミ→(ツ)とします。 (ボ)いきなりやけど、ウチのおか…

第89話.逆襲の香川本鷹~ビニールハウス編・その2~

ビニールハウス作りも、残るは屋根部分だけです。流石に一人では無理なので、自治会長さんに助けを求めました。 作業当日、これまでの経緯から考えて、側面と屋根部分の「糊しろ」が充分ではないかもしれないと心配になりました。 その不安を払拭する為、朝…

第88話.逆襲の香川本鷹~ビニールハウス編・その1~

負けっ放しでは終われない。香川本鷹の栽培・2年目が始まります。 (一握りの)熱心な読者の方はご存知だと思いますが、昨年は無知ゆえのトラブルに見舞われ、強い苗を作れませんでした。 そこが肝心要と分かったので、今年は苗をどうやって育てるべきか?と色…

第87話.二度ある事は三度ある

先日、大きな物を買いに行きたかったので、自治会長さんから漁船を借りる事にしました。 船を使わせて貰う時は、事前にその日の風速や干潮・満潮の時間を調べておきます。 強風の日に海へ出ると危険だし、干潮時は船を出すのが難しいというのがその理由です…

第86話.島の郵便配達人

数年前、志々島の郵便局は閉鎖されました。島に残ったのは、1つのポスト。 そこに投函された郵便物の回収と配達の為、郵便屋さんが週6日、島にやって来ます。 定期船の時間に合わせ、滞在時間は13時から16時まで。 正月も本土と変わらず、年賀状を届ける為に…

第85話.秘密の檸檬園~開拓編~

僕も知ったのは最近の事ですが、志々島には壇上(だんえ)という場所が在ります。高台にある丘とその周辺をそう呼んでいたらしく、一段高くなった場所の上だから「壇の上→壇上」というストレートなネーミングです。僕の住む家から程近くに壇上への登り口は在り…

第84話.ミャンマー文化講座

先日、三豊市観光交流局主催のミャンマー文化講座に参加して来ました。 何とも唐突に聞こえると思うので説明しますと、ミャンマーにおける唐辛子は日本で言う醤油や味噌の様な位置付けらしいと知り、唐辛子のニーズについてヒアリングが出来ないものかと思っ…