せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第212話. 真冬の夜の夢

来年、デビュー50周年を迎える岩崎宏美
「昭和の歌姫と言えば?」と誰かに問われた場合、僕が連想する内の一人である事は間違いありません。

ちなみに好きな歌は、「聖女たちのララバイ」と「思秋期」。前者はカラオケでも歌っていました。
てか、他の歌をフルコーラスで聞いた事はありません。全く世代ではないので(^^;)

一方、その妹である岩崎良美
アニメ「タッチ」の主題歌を担当した事は、(僕らの世代にとって)あまりにも有名です。
ただ僕は、エンディング曲の「青春」の方が好きだったりします。

そんな岩崎姉妹が新年早々、志々島の対岸の町でコンサートを開催すると知ったのは昨年末の事。
会場は以前、漫才コンビ「ナイツ」の単独ライブを観た時と同じ、マリンウェーブという公共施設です。
港から目と鼻の先で、志々島からのアクセスは抜群。

しかもチケット代金は、宝くじの助成事業という事もあり、破格の2千円です!

事前にアナウンスされたセットリストでは、
2人がそれぞれ2曲ずつ。最低でも計4曲は歌うという事までしか分かりませんでした。

加えて、開演は夕方だった為、夜の航海を避けるならば町で宿を取る必要も有ました。

しかし、たとえそうであっても充分元は取れると確信した僕は、コンサート行きを決意しました。

ナイツの時も言いましたが、わざわざ香川の西の端まで来てくれる事に対する感謝の気持ちと、2人の生歌を聞く最初で最後のチャンスを逃す手は無いという気持ちです。

チケットは会場窓口での直接販売だけで、発売当日は朝から列が出来て、770の席はあっという間に完売したそうです。
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当の僕は、知り合いの知り合いにお願いして並んで頂き、ちゃっかりチケットをGETしました( ̄∇ ̄)

そして、コンサート当日。
岩崎姉妹による昭和歌謡のデュエットを皮切りに、それぞれがシャンソンを歌ったり、地元の合唱団(ママさんコーラス的な構成)と共演したりなど、盛り沢山な内容。

岩崎良美は予告通り、代表曲の「タッチ」と僕の好きな「青春」を披露。
そして岩崎宏美は、事前のアナウンスには無かった「思秋期」も歌ってくれました。

今もコンサートで歌い続けているだけあって、どちらもまだまだ衰えを感じさせない歌声でした。

全部で20曲近く。
普通の金額のコンサートと遜色無いボリュームで、大満足です(^_^)v

岩崎宏美がMCの中でも言及していましたが、コンサート前日に八代亜紀の訃報が届きました。
その想いが溢れ出たせいか、「聖女たちのララバイ」の終盤では感極まって涙声になってしまった様に聞こえました。

その意味では本来のパーフェクトな形ではありませんでした。
が、悲しみを背負いながら歌手としての使命を全うしようとする覚悟を見た気がします。

自分の選択と八代亜紀の訃報とが相まって、会いたい人には会える時に会っておくべきだし、やりたい事はやれる時にやっておくべきだなと改めて思いました。

エンディングは撮影OKとの事だったので、電源OFFにしていたスマホを慌てて起動させたものの、まともな写真を撮れずに終了です(苦笑)
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今回は島内の話ではなく、年始めから脱線してしまいスイマセン。

ただ、志々島のみならず近隣の町にも大きな娯楽は無いので、たまの命の洗濯と思ってご容赦下さいm(_ _)m