せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第208話. ドローン大捜索!

今月9日の事。
その日は、ドローン映画祭に作品を出品する為、とある方が撮影で志々島を訪れました。

事前に連絡は受けていたので、僕としては「どうぞ、お好きな様に~」というスタンスで家で過ごしていました。

11時半ごろ、そんな僕の元に電話が。

聞けば、一番最初に撮影で向かった志々島の最高点「横尾の辻」で、ドローンが消息を絶ったとの事(*_*)

更には、そのてっぺんから70~80m先の藪の中に落ちたと言うではありませんか(-ω-;)

藪の中に入って行くのが困難なので、草刈りして貰えないか?といった依頼でした。

古い写真しか持っておらずで分かりにくいと思いますが、横尾の辻は一部が手入れされているだけで、その先は藪。
f:id:goumonkobura:20230921094943j:image更にその先はかなりの急斜面になっているイメージだったので、見付けるのは極めて難しいだろうと思いました。

それでも無下に断る事は出来ず、ドローンの捜索に協力する事にしました。

昼食を取って準備も整えた後、操縦士さんと合流していざ出発。
真夏の午後とあって、現場まで行くのも一苦労でした(^^;;

手掛かりは、ドローンが消息を絶つ瞬間に残したデータ。
f:id:goumonkobura:20230921095102j:image青い丸印が操縦士さんの居た地点。
そして、(恐らく)緑の丸印がドローンの墜落地点です。
最初の内は、おおよその距離と方向を元に探すしかありませんでした。

操縦士さんはドローンを生業にしているらしく、操縦ミスではなくバッテリー切れを起こしたのが原因だったとか(^^;)

何はともあれ、先ずは藪を分け入って行かねばなりません。
名前は分かりませんが、笹の様な茎の硬い植物が生い茂り、複雑に絡み合っています。

時には中腰で、時には縦切りで草刈り機を振るい、しゃがめばどうにか通れる「道」を作りました。

藪を抜けるとその先は…限りなく崖に近い傾斜地でした。
言っても下は見えるので、滑り降りても死なないレベルです。

ただし、その表面は砂の様にサラサラで、降りるのは簡単だけど登るのは大変(苦笑)

周囲は雑草があまり無く、割と開けている感じでした。
でも、木はとんでもなく高く伸びていて全体が日陰になっており、まあ平たく言えば森です。

のんびり写真を撮ってもいられず、報告用に撮った動画の「切り抜き」なので非常に分かりにくいと思いますが、雰囲気だけ掴んで下さい。
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さて、そこからどうやってドローンを探したかと言うと、最初は崖の上から操縦士さんに「もっと下、もっと左!」みたいな感じで指示を受けていました。

が、それでは遠くまで行けないし、あまりにも感覚的過ぎるので埒が明かないと思い、一旦戻って作戦会議に。

そこでふと、「そう言えば、若者の間で位置共有アプリとか流行ってたな…」と思い付き、同じアプリを操縦士さんにもインストールして貰って、再度捜索に向かいました。

移動する僕の位置を確認しつつ、電話で指示をして貰うという形です。

が、それもまたアバウトな指示にしかならずに断念(>_<)

…と、ここまでやってみて、墜落地点の緯度・経度の情報も残っていると聞きました。

「それならGoogle Mapでピンを打って貰って、そこ目指して進めばいいんじゃねーの?」と今更ながら思い、その方法で再度挑みました。

「何を言ってるんだかチンプンカンプンだ」と言うご年配の方が居ましたら、置き去りにしてゴメンなさい(笑)

緯度経度をピンポイントで指してみたものの、小数点以下が何処まで正確かは分からないので、周辺も含めて探す様にしました。

ドローンはオレンジ色のボディだったとか。
周りは緑と茶色の世界なので、目に入れば絶対に気付くはずです。

斜面を登ったり下ったり、右に行ったり左に行ったり。

木に引っ掛かっている可能性も考えて見上げたりもしましたが、前述の通り木が高過ぎて、ホントのてっぺんまで見通す事は出来ませんでした。

結局、限られた時間の中ではドローンを見付ける事が出来ませんでした。

最初に連絡を受けた時こそ躊躇いも有りましたが、いざ探し始めると意地も出て来て、絶対見付けてやると頑張ったので残念無念です。

志々島でドローンを飛ばす際は、関係各所に許可取りが必要なのはもちろんですが、落ちたら終わりと覚悟して来て下さい(苦笑)