せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第20話.タンカーのお仕事~船出~

さて、前回の続きです。

当然ながら、海の上でもお腹は減ります。
そのテストに携わる方々の食事のお世話をするのが、今回ボクが仰せつかった役目です。

料理そのものは担当のコックさんが居るので、正確には料理のセッティングや皿洗い等、食事に関する雑務全般ですね。

で、テスト航海の実施予定日は、決まっている時も有れば、直前まで決まらない時も有り。

そんな不定期開催の仕事を請け負える人種は、非常に限られて来ます。

定年を迎えたお年寄りか、定職に就いていない困った大人くらいでしょう。
僕はその後者に当たります(苦笑)

事業の無い志々島の島民が志願したのをきっかけに、以来お呼びが掛かればテスト航海に同行するという流れになった、というのが事の次第です。

前置きが長~くなりましたが、ここからようやく話の本筋です。

6月末の早朝、香川県某所の造船所に集合。
僕と経験者5名、併せて6名のチームです。

ここから8日間の航海がスタート。
テスト海域である高知県の沖合いを目指します。

期間は短い時は1週間程度ですが、今回は試運転とスピードテストをまとめて行う為、こうなりました。

先ずは、荷物の積み込みから。
食材、飲み物、お菓子等、大量の段ボールをワゴン的な物にバケツリレーで積み上階にクレーンで上げ、巨大な貯蔵室まで再びバケツリレー。

ちなみに人間は、ひたすら階段で上まで登りました(^^;)

それから一旦着替える為に、控え室兼寝室へ。
一部屋に3人、ベット・ソファー・床に分かれての雑魚寝です。

ベットは年長者に譲るとして、腰痛の僕はソファーを選択しました。
寝相は良いので(笑)

次回は、一日のスケジュールについてお話します。