8月は、志々島(ししじま)に居られたのは6日間のみ。
それ以外はずっと、タンカーに乗っていました。
タンカーの仕事については以前説明した通りですが、今回はその中の「ガステスト」の話をします。
いわば「納品前」の最終テストで、実際にタンクに天然ガスを充填して運んでみる、というのが主な内容です。
香川の造船工場を出て、千葉県の袖ヶ浦まで行き、4日間掛けてガスを充填します。
そして高知県沖まで戻り、ガスを放出します。
これにまた3~4日掛かります。
最終的にタンカーを引き渡すのは神戸の港ですが、ガスを積んだまま入港するのは危険なので許されておらず、それゆえガスを捨てる必要が有ります。
ちなみに、天然ガスのお値段は数千万円だとか(*_*)
とんでもない出費ですが、当然それでも利益が出るのですから…取引の規模が伺えますね(笑)
この様に、ガスの充填・放出に時間が掛かる為、2週間強の航行になる訳です。
まあ…長いっス(苦笑)
次回は、最後の「引き渡し」について書きたいと思います。