志々島に移住を決めた理由の一つが、「車が走っていないから」でした。
ペーパードライバーとして生きて来た僕にとって、免許は単なる身分証明書。
車には興味のカケラも有りませんでした(笑)
だから、車を必要としない志々島での生活は願ったり叶ったり、と思っていました。
しかし実際は、四国本土に渡ってしまうと車無しでは何かと不便( ´~`)
なので時々、自治会長さんの車を貸して頂いていました。
さて、話は8月の終わりまで遡ります。
僕の生活を案じた知り合いの方(Mさん)が、草刈りのバイトを紹介して下さいました。
如何せん広い土地なので、何日間かに分けて通いでの作業となりました。
その現場までは自治会長さんの車で行っていた訳ですが、草刈り機を定期船に乗せると、片道200円取られる事が判明(ー_ー;)
そこで、草刈り機はMさん宅に置かせて貰い、行きと帰りに寄って行くという形を取る事にしました。
そんなある日の朝。
Mさん宅の前は車の対向が出来ない程の細い道。
その向かいの空き地に停車する為、バックしてお尻から突っ込もうと試みた所…。
車の前方左側を塀に擦って、ボディに傷が!(*_*)
とんでもない事をしでかしたと思い、直ちに自治会長さんに連絡しました…。
が、寛大にも笑って許してくれました。
後で調べてみると、ちょっとした傷ならばDIY等でお金を掛けずに直せる様だったので、ホッと胸を撫で下ろしました(^^;)
しかし、そう思ったのも束の間。
それから2日後、帰り道での出来事です。
草刈り機を預ける為、Mさん宅の前に車を停めようとしました。
ここで、過ちを繰り返す訳には行きません。
やり方を変えようと考え、朝は空き地に頭を突っ込んでからバックで停車位置まで持って行くという方法で成功しました。
ただそれと同じ事をすれば良い、はずでした。
が、何かが微妙に違ったのか、右側の窓に植え込みの枝葉が当たるのに気付きました。
またボディに傷を付けてはなるまいと、木から車を離す為に何度か切り返しを試みたものの、紙運転手の技術では思う通りに行かず(~_~;)
ここで、「ちょっとくらい木の枝が折れてもイイかな?」と悪い気を起こしたのが運の尽きでした。
思い切ってバックを続けてみると…。
メキメキメキッ!!
枝の折れる音と共に、車は道側に抜けました。
ボディに傷が付いてないか心配して車を降りてみると…信じられない光景に我が目を疑いました。
バンパーの右側が見事にめくれ上がっているではありませんか!Σ(×_×;)!
太い枝が地面に横たわっていましたが、あのメキメキ音はそれだけではなかった訳です。
状況から察するに、窓からは見えない下の方に伸びた木の枝にバンパーを引っ掛け、そのままバックして、ゆっくりジワジワとバンパーを破壊したと思われます。
事情を知らない人が見たら、猛スピードで電柱にでもぶつかったんじゃないかと誤解するでしょう。
同じ場所で同じ失敗をするなんて、開いた口が塞がらないとはこの事です。
当然ながら自治会長さんに報告しなければいけません。
志々島までの帰路は、死刑台へと続く階段を登る様な気持ちで一杯でした…。
つづく