せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第74話.夢のmy car!~後編~

「逃げ出したい」

でも、志々島には逃げ場すら有りません。

島から追放される覚悟で、再度の自損事故を自治会長さんに報告しました。

無惨にめくれたバンパーの写真を見て、自治会長さんは言いました。

「これはアカン!」

そんな瞬時のリアクションこそ有りましたが、僕を咎める言葉は一切有りませんでした。

更に、車が直ったらまた乗って構わないとも言ってくれました。

ただしバンパーの交換は必要で、もちろんそれは弁償させて貰いました。

しかし僕の中では、もはやそういう問題ではなくなっていました。

人様が大事にしている物を壊してはいけないし、二度とこんな思いはしたくない。

となれば、取るべき行動はただ一つ。
そう、自分の車を買う事です。

決まった仕事も無いのに車を所有するなんて、正直クレイジーだと思います。

でも、それが一番スッキリするなと。

そして、車を買うなら増税前のタイミングしかないとも常々思っていたので、その時が来たのだと勝手ながら解釈しました。

良くも悪くも、こうと決めたら一気なのが僕の持ち味。

翌週には、知り合いから紹介された中古車店へ足を運びました。

事前にイメージしていたのは、ワゴンR的な荷物が沢山積める軽自動車です。

その店にも2年の車検が付いた黄緑のTANTOが格安で売られており、興味をそそられました(色は別としてw)。

しかし、それよりも気になったのはスズキのeveryという車種。
f:id:goumonkobura:20191018175724j:plain
後部座席を倒せば畳も余裕で積める広さで、TANTOとは比べ物になりません。
ちなみにeveryは、貨物車両に分類されるとの事。

あっちこっちの店を回っても、目移りして時間ばかりが過ぎて行く。

そもそも地方では、点在する店を回る事自体が容易ではない(笑)

これからどんな仕事をして、何に車を使うかも分からない僕ですが、どう転んでも良い様に実用性を重視して考えたら…自ずと答えは出ました。

なので、その場で即断即決!

こうして僕は、生まれて初めて車(貨物車両)のオーナーになりました。

結果的に、想定していた金額より10万円は上回りましたが、もうどうにでもなれです(苦笑)

とにかくこれで、その気になれば何処へでも行けます!

まあ、高速乗るのとかは少し不安ですけどね…(^^;)