骨折した当初は、咳はおろか咳払いするだけでも患部が痛む状態でした。
療養中のお供は、腰当てバンドと湿布のみ。
それ以外、これといった治療法は有りません。
後はたんぱく質を摂れ、肉を食えと皆から言われましたね。
また、僕を心配した島の皆さんが入れ替わり立ち替わり(?)、重たい物を運んでくれたり、食べ物を差し入れてくれたり、唐辛子の収穫を手伝ってくれたりもしました。
とは言え、トイレのメンテみたいな汚れ仕事はもちろん、家事までお願いする訳には行きません。
加えて、雨がなかなか降らずに唐辛子の水やりも休めなかった為、本当の意味で安静にする事は出来ませんでした。
…とか言いつつ、どうせ何も出来ないならと気晴らしに、小豆島へ2泊3日の旅行に行ったりもしましたが(笑)
それに関しては、気分転換でもしないとやってられない僕の気持ちをお察し下さいm(_ _)m
さて、一番の問題は睡眠です。
仰向け・うつぶせ・横向き等、どんな姿勢で寝るのもダメ(*_*)
横になると患部が圧迫されたり筋肉が引っ張られたりする為、痛いやら息苦しいやらでどうにもならず。
結果、座椅子を少しだけ傾けて寝る生活を送りました。
ほぼ座り寝です(~_~;)
熟睡するのは不可能なので、断続的に寝てトータルで睡眠時間を確保しました。
実は東京で暮らしていた頃、7~8年座椅子で寝る生活をしていたので、それ自体に違和感は有りませんでした。
が、自らの意志でするのと、止むを得ずするのとでは大違いですね(苦笑)
この記事を書いている現在ですが、患部を押したり右の腹筋に力を入れたりすると、まだ痛みが出ます。
僕の漢方の主治医曰く、何処の骨折でも何だかんだで2ヶ月位は痛みは続くとの事でした…。
怪我の功名という言葉が有りますが、プラス要素を一つ挙げるとするならば、体重が5kg増えた事です。
運動しないと太る。
至ってシンプルな構図です(笑)
元気になって動き回ったら、一瞬で元に戻りそうですけど(^^;)
屋外作業は危険と隣り合わせ。
いつ死んでもおかしくないと思っています。
ただ船に乗るだけでも、よろけて海に落ちたら一貫の終わりです。
そういう覚悟はしているものの、まだ死ぬわけには行きません。
大ケガや重い病気を患ったら島では生活していけないので、この程度で済んで良かったと思うべきなんでしょう。
ただ、時間を随分ロスしました。
やりたい事が出来ずに、物凄~くフラストレーションが溜まっています。
万全の状態になったら、島中の草木を根絶やしにする程に暴れ回りたい気持ちで一杯です(嘘)