せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第76話.一ヶ月○○生活~前編~

話は9月の最終週まで遡ります。

島内で、お墓の上に張り出した大きな木々を切る手伝いをしていた時の事です。
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チェーンソーで木を切るのは、自治会長さんとセンパイ島民のお仕事。

そのまま幹や枝を切っては墓の上にドカンと落ちてしまうので、そうならない様にロープを掛けて引っ張るというのが僕のお役目でした。

単純な作業ですが勝手の分からない僕は、見よう見まねで何となくやっていました(苦笑)

が、斜面に立っていたのが災いしたのでしょう。

切られた木の重みで逆に僕が引っ張られ、ヘッドスライディングの様に前へ倒れ込みました。

それだけなら良かったものの、倒れた先に小さな木の切り株が在ったのが運の尽き。

そこに、右の横腹を思い切り打ち付けました!Σ(×_×;)!

猛烈な痛みに襲われると同時に、息を吸う事も吐く事も出来ない状態に。

意識はハッキリしているので、「世の中にはこんな死に方をする人も居るのでは!?」とか、悪い考えまで頭を巡りました。

少し時間が経つと呼吸も出来る様になりましたが、餌に群がる鯉の様に口をパクパクさせて、やっと息を吸える程度。

助け起こされましたが、立っているのも辛い状況で、依然として深く息を吸う事は出来ませんでした。

柔道で受け身を取った時に息が詰まったりもするし、恐らくは酷い打撲だろうと思ったので、自転車に寄り掛かりつつ、どうにかこうにか家まで帰りました。

が、トイレまで歩いて行くのも辛い。
痛くて横になれない。
右の横腹を手で押すと、パキポキ音がする。

ネットで調べた限り、それらが骨折の症状に酷似していたので、翌朝病院へ行ってみる事に染ました。

診断結果は…やはり骨折(*_*)

あばら骨が3本、折れたりヒビが入ったりしていて、痛みが治まるまで3週間は掛かるだろうとの事でした。

幼い頃、腕を骨折した事が有ると聞いていますが、当時の記憶は全く無い為、実質初めての骨折と言って良いかもしれません。

自然治癒を待つしかないそうなので、ここから長い療養生活が始まりました。