せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第116話.ししじま天空大根(仮)


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志々島に来た事の有る方にしか分からない説明ですが、「どん坂」と呼ばれる坂道(石段)を登り切った所の分岐点を、下った先に在るのが島のシンボル・大楠です。

一方、分岐点を左に折れて更に登って行くと、島の最高点・横尾(よこぼ)の辻にたどり着きます。

で、その登り口から直ぐの所に在る畑が、今回の舞台です。

その畑は数年前まで使われていて、そこで作った大根は甘くて筋が無く、煮るとトロトロになって美味いと聞かされていました。

しかも、水やり等の特別な世話をしなくても立派に育つ、とか?

ただ、耕運機や肥料を運ぶにも一苦労・二苦労する高台に在る為、島のオバ様方が畑を止めてしまってから今日までの数年間、耕作放棄地となっていました。

しかし、美味しい大根が出来ると散々聞かされて来た僕は、その真偽の程を確かめるべく、再び畑を復活させようと立ち上がったのであります!(大げさ)

先ずはいつも通り、背丈よりも高く伸びた草木を刈ります。
その大変さも…いつも通り(苦笑)

続いて畑を耕します。
前述の「どん坂」は長い石段が続くので、手ぶらでも途中で息切れする程。
そんな道を通って、高台の畑まで耕運機を運ばなければなりません。

耕運機のタイヤを石段に沿わせて、後ろ歩きで引っ張り上げる。
一段一段、この繰り返しです。

非常に時間の掛かるやり方ですが、これが一番楽じゃないかと信じてやってます(苦笑)

ちなみにその昔、島のオバ様方は耕運機を担いで登ったらしいです(^^;

肥料や石灰は手で運ぶ他無いので、必要最小限の量だけを持って上がる様にしました。

そして10月半ば、種蒔きを行いました。
1ヵ所につき、5粒ずつ種を蒔きます。
これがその種、「耐病総太り」という商品。f:id:goumonkobura:20201123105232j:image

人気の品種らしいですが、その特徴を表すどストレートなネーミングです。

ちなみにそれを育てる僕は、「病弱痩せっぽち」です(笑)

それはさておき、種苗店の店員さんに相談しつつ種を購入したものの、種が全然足りない…(ー_ー;)

結果的に、開墾した畑の半分程度。
2条植え(1畝に2列)で3.5畝に留まりました。

実際問題、個人で消費するには多過ぎる数です。
でも、あわよくば…と考えているので、多くて良いんです。

そんな訳で、上手く出来る事を祈って「ししじま天空大根(仮)」と名付けてみました。


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今の所は順調に育ってるんじゃないかな~と思ってるんですが、果たして?

進捗が有ればまた報告します。