せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第157話.バキバキボディー

明けましておめでとうございます。
早速ですが、話は昨年末まで遡ります(笑)

志々島のお隣り・粟島へ、牡蠣の養殖のバイトに行っていた時の出来事です。

年末に向けて、牡蠣の出荷は最盛期を迎えていました。
晦日やお正月に、家族で牡蠣を食べて過ごしたい人が多いんでしょう。

僕は都合により、お手伝い出来たのは年内最後の一週間だけでした。
任されたのは、牡蠣とゴミとを選り分ける作業です。
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養殖イカダから水揚げされた牡蠣には、様々な物が付着しています。

牡蠣の幼生を付着させる為のホタテの貝殻だったり、ムール貝だったり、謎のブヨブヨした奴だったり(笑)

また、牡蠣同士がピッタリくっ付いている事も多く、可能な限りバラす必要が有ります。

これらの作業には、基本的にトンカチを使います。
叩いて衝撃を与えたり、「テコ」を利用したりして邪魔な物を取り除きます。

そもそも力任せに叩いてはいけないのですが、作業場のテーブル上でトンカチを振るっていると、牡蠣の殻が割れて台無しになってしまうそうです。

なので、牡蠣を手に持って空中で叩いたり、自分の太ももの上に置いて扱った方が良いとの助言を受けました。

とにかくスピード勝負の作業である為、
安定性を考えて「太ももの上」を選択した僕は、一心不乱にトンカチを振るいました。

力任せにやればいいってもんじゃない事は、重ねて申し上げておきます(笑)

さて、その日の仕事を終え、帰りの船に乗り込みました。

ズボンのポケットからスマホを取り出した時、とんでもない事に気付きました。

なんと、スマホの裏面がバキバキに割れているではありませんか!Σ(×_×;)!
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我が目を疑いましたが、直ぐに事態を飲み込めました。

そう、太ももの上でトンカチを使っていた衝撃によって、ポケット内のスマホがダメージを受けていたのです(*_*)

もちろんスマホカバーは付けていたし、ズボンの上に魚屋さんが着てる様な防水の前掛けもしていました。

そして、あくまでも牡蠣やホタテの殻を叩いただけで、スマホが居たのは幾重も下の下です。

にも関わらず、ここまでバキバキに割れるとは信じられませんでした。

意図した事ではないものの、「自傷行為」に等しいです(~_~;)

6つに割れた腹筋をシックスパックと呼びますが、無数にひび割れた僕のスマホは言わば「無限パック」でしょうか(苦笑)

意外にも、スマホの動作に全く影響は有りませんでした。
結果的に、スマホの頑丈さが証明された訳です(笑)

それにしても、スマホのディスプレイが太もも側を向いていたのは、不幸中の幸いでした。
ディスプレイがここまでバキバキになったら、さすがに買い換えざるを得ません。

本音を言えば、今の状態でも充分買い換えたいですけど…(^^;

精神的ダメージを拭えずにいましたが、バイトの最終日、ご褒美に大量の牡蠣を頂き、少しだけ心の傷が癒されました(笑)
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