せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第180話.ある日の出来事

たまにはブログらしく、一日の出来事を普通に綴りたいと思います。

今月の始め、志々島では計画停電が実施されました。時間帯は10~15時。

「停電が起きた時の復旧までに掛かる時間を短縮する為の工事に伴う停電」という話だったので、断る理由は有りません。
↑理解出来ましたか?(笑)

が、既に夏真っ盛り。
エアコンが使えなければ、皆死んでしまいます。

これは季節を問わずですが、停電が起きると島外脱出を計る住民が多いです。

しかし今回は計画的なものなので、電力会社が救済措置として「老人憩いの家」という共有施設に限定し、発電機で電気が使える状態にしてくれるとの事でした。
f:id:goumonkobura:20220825115813j:imageそれならわざわざ出掛けずとも、島内に留まるという選択も出来ます。

ただし、それだけでは昼食に困るだろうと考え、公民館長(中年女子)に協力をお願いして、タコ焼きパーティーを催す事にしました(正確にはお年寄りも食べやすい様に魚肉ソーセージでした)。

で、僕も言い出しっぺとして、当日は皆と憩いの家でまったり過ごせば良いと思っていたのですが…。

ところがぎっちょん。

その前日、大きな猪が捕まりました。
f:id:goumonkobura:20220825115912j:image説明した事は有ると思いますが、罠を仕掛ける事は出来ても、島内に猪を銃で仕留める事が出来る人間は居ません。
その為、毎回隣りの粟島に住む猟師さんに来て頂いています。

しかし、その日は猟師さんの都合が悪く、
計画停電当日に来て貰う事になってしまいました。

一番ワチャワチャしたくない日に限って、こういう事が起こります(苦笑)

加えて、大抵の場合は前自治会長さんが海上タクシーで猟師さんを送迎してくれますが、これまた都合が悪く、センパイ島民が所有する小型船を借りて、僕が送迎する事になりました。f:id:goumonkobura:20220825115948j:image

その船を運転するのは初めてで不安だった為、迎えの時はセンパイ島民に同行して貰いながら教わり、送り届ける時は僕一人でした。

騙し騙しの運転だった部分も有りましたが、これで万が一の時に貸して貰う事も出来るので、結果的には良い機会になったと思います。

余談ですが、銃で撃たれてまだ息の有る猪に、初めてトドメを刺しました。
喉をかっ切って、心臓をブスリと一突きし…と細かい描写は避けますが、もう怖い物は有りません(笑)

なんだかんだで昼前には諸々片付いたので、お昼は落ち着いて「タコ焼きもどき」を食べる事が出来ました。

残念ながら、その模様を納めた写真はございません(苦笑)

電気工事も予定通り終了。
平穏な日常に戻ったのでした。