せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第103話.STOP THE フードロス!

世界的な問題である「食品ロス」。
それに歯止めを掛けるべく行なっている僕の取り組みを、少しだけご紹介します。

先ず、昨年から1年近く付き合っているのが「焼き肉のタレ」。

ゲストハウスにお客さんが残して帰った使い掛けの物を8本程、捨てるのは忍びないと預かったのが始まりです。f:id:goumonkobura:20200715182950j:image

ただ、焼き肉のタレの味は基本好みではないので、それで肉を食べる事はせず(-_-)

お好み焼きや焼きソバのソース代わりに使い続けた結果、残り僅かとなりました。

時々、何でこんなに頑張ってるんだろ?と自問自答する事が有ります(笑)

続いては今年の4月頃。
センパイ島民が大根の畑をやっていましたが、時期外れで廃棄すると聞き、慌てて取りに行きました。

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極太の物を3~4本使い、一部は煮物に。
残りは見様見真似で、切り干し大根に挑戦してみました。

刻むのにかなりの時間を要しましたが、あっという間に乾燥するので、意外とお手軽?かもしれません。

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如何せん、既に「とう」が立っていて、煮ても固くて食べられない部分が半分以上を占めていましたが、ダシが出るならまあ良いか?と割り切っています。

状態の良い大根を使って然るべき人が作れば、真っ白で綺麗な切り干しが出来る事だけはお伝えしておきます(笑)

その次は6月。
自治会長さんが牛島から持ち帰った大量の夏ミカンがターゲットです。

どんどん腐って行くのを見かねて30個ほど貰い、フードプロセッサーを使って果汁と果肉(種や薄皮を含む)に分離しました。

果肉は砂糖を入れて煮詰めたので、割と長持ちしました。
ジャムにするには量が多過ぎて諦めましたが(^^;

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一方で果汁は、一升瓶1.8本分の量になりました。
が、水で割ったりしながらチビチビ飲んでいたのが災いし、大半を腐らせてしまいました(*_*)

全然救えていない…(苦笑)

最近は、キュウリ・トマト・ナス等の夏野菜が氾濫しています。

島内のみならず、島外でも同時期に同じ作物が実を付けるので、結果としてあちこちから頂く事になります。

トマトやナスは大好きなので嬉しいのですが、それでもちょっと間隔を空けて欲しいというのが本音です(^^;

…と、ここまで書いて来ましたが、食品ロスに対して僕以上に頑張っているのは、移住2年目のTさんです。

僕と同じ東京からの移住者で、元々飲食店を営んでいた事も有り、料理はお手の物。

有り余った野菜を漬物などに調理した上で皆に配ったり、島民たちが釣り過ぎた魚をそぼろ煮にしてくれたりと、日々救済活動に勤しんでいます。

「病気以外は何でも貰う」がモットーの僕は、いつも感謝して頂いておりますm(_ _)m