せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第197話.久し振りの獲物

最後に猪が捕まったのは、去年の9月?10月?頃だったでしょうか。

それ以降も罠の見廻りは皆で続けていましたが、鳴かず飛ばず┓( ̄∇ ̄;)┏

捕まったら捕まったで厄介なものの、やはり結果が出ないとモチベーションが下がります。

先月終わりの1/31、それは僕の見廻り当番の日でした。

居た!
待ちに待った猪との対面です!
f:id:goumonkobura:20230210225418j:imageでも…小さい(-ω-;)

これまで捕まった猪の中で、間違いなく最小です。
パッと見の印象は、中型犬と同じかそれ以下か?でした。

いつもは隣の粟島から猟師さんを読んで銃で仕留めて貰うのですが、金属バットでも有れば撲殺出来るんじゃないの?と思える位でした。

しかし、罠に掛かっていようと小さかろうと、人が近づくと猪は向かって来るので危険です。

なので、大人しく粟島の猟師さんを頼りました(苦笑)

いつもなら頭(眉間?)を狙って一撃で仕留める所ですが、このサイズの猪の頭を撃ったら吹き飛んでしまい、報奨金を得る為の手続きに必要な証拠写真が撮れなくなってしまいます。

なので仕方なく、背中とお腹の2ヵ所を撃ってどうにか仕留めて貰いました。f:id:goumonkobura:20230210225535j:image※写真の人物は僕ではありません。

さて、この子猪。
体重は意外と重くて10kg前後、そしてメスだと分かりました。
猪は1度に5~6頭の子を産むので、その内の1頭に過ぎません(苦笑)

ただ、メスが大きくなって出産したら雪だるま式?に増えて行きます。
なので、早く捕まったのは不幸中の幸いでした。

島の高台で捕まった猪でも、埋葬する為に海まで運ばなければいけません。
猪のサイズを見て、僕は30kg用の米袋を用意して行きましたが、見事にスッポリ納まりました。f:id:goumonkobura:20230210225854j:image※これはサンプルです。この中に猪は入っていません(笑)

「猪の子供は美味しいから、絶対食べた方がいい!」と言い残して、猟師さんは粟島に帰って行きました。

こう言われて、食べない手は有りません。
正直、解体するのは手間も時間も掛かるので、あまり嬉しいものではないです。
でも、食べてあげる事が一番の供養になります。

まあ…単に肉が欲しいという邪(よこしま)な考えが無い、と言ったら嘘になります(笑)

猪肉は美味しいけれど、一度普通に焼いて食べたら硬かった事が有るので、いつもは煮込み系の料理(カレーやスープ)に使っています。

ただ今回は、皆で焼肉をする機会に恵まれたので、久し振りに焼いた物を頂いてみました。

すると意外にも柔らかく、何の抵抗も無く食べられました(≧∇≦)b

如何せん子供なので、当然ながら肉は少なかったです。
次はドーンと大物が捕まって欲しいですね。

何て、そう簡単には行きません。
次は何時になる事やら…。