通常は8~10月が唐辛子の収穫時期とされていますが、そもそもの種蒔きが遅かった事や満足な収穫量が望めていない事を鑑みて、11月に入ってもまだ収穫を続けていました。
そんなある日の事。
乾燥中の唐辛子に、黒カビが生えているのを発見しました!(゜ロ゜ノ)ノ
それも一つには止まらず、あれもこれもと次々に…。
最初は、雨に当たったせいかと思いました。
ある晩、突然横殴りの雨に見舞われ、軒下に置いていた唐辛子を濡らしてしまった事が有ったからです。
が、その後に収穫した唐辛子でも同様にカビが!Σ(×_×;)!
これまでと何が違う?
陰干しがいけなかったのか??
乾燥を早める為、最近は収穫後に爪楊枝で穴を開けたりしたのも変化と言えば変化なので、それを疑いもしました。
そうやって、あれこれ考えたり試している内に、一つの結論に至りました。
単に、今の時期の気温や湿度といった気象条件が乾燥には適さず、この様な事態を招いたのではないか?と思っています。
もちろん、無知な自分のやり方も含めて。
真夏より湿度が低く乾燥させ易いとも聞いていたので、安心し切っていました。
前述の穴開け作業も、何千個(何万個?)の唐辛子が対象なので相当な時間を費やしたのに…正に無駄な努力です(~_~;)
「腐ったミカンの方程式」で言うと、一つカビを見つけた時点で同じブロックに在る唐辛子は全て諦めるべきかもしれません。
心は痛みますが、その方が簡単ですし何より楽です。
が、それでも諦め切れず、少しでも構わないから救い出したい一心で、時間を作っては全ての唐辛子をひっくり返してカビの有無をチェックしています。
昔テレビで見た、ヒヨコのオス・メスを見分ける職人さんと自分の姿が重なって見える事が有ります(苦笑)
しかし、廃棄はこれだけでは終わりません。
早期に収穫した物は既に充分乾燥していますが、その過程でオレンジや白が入り交じった色に変色する唐辛子も有りました。
それらが食べられる状態なのか否かは割ってみなければ分からないという話だったので、結論を先送りにしていました。
で、この際なので中身を改める事にした訳です。
淡い淡~い期待をしていましたが…割っても割っても白カビやらの粉が舞うばかり(*_*)
最初は全部割るつもりでいたものの、結果は一緒だと悟り、後はまとめて捨て去りました。
ここまで来ると、捨てる為に収穫して捨てる為に乾燥させているとしか思えません。
こうなると分かっていたら、唐辛子を色んな人にタダで配った方がまだ良かったです。
手塩に掛けた作物が、人の口に入らずに終わる事の虚しさ・悲しさを思い知りました。
これが農家さんの気持ちなのでしょうか?
今後どの程度の乾燥唐辛子が手元に残るか、まだ読めません。
粉にして売るとしても、ある程度の量が無いと包装等のコストに見合わないので、行くか・戻るか、決めあぐねています。
まあ、コストの事を言い出したら、自分の労働時間を時給換算すると大・大赤字ですけどね(苦笑)