せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第133話.沢庵を作ってみた

話は遡って3月の事。
成長が不十分で切り干しには向かない大根を使って、沢庵作りに挑戦してみました。f:id:goumonkobura:20210512183322j:image
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数はそれ程ありませんでしたが、お試しで作るには充分な本数だったと思います。

ちなみに、島のオバ様から教わったレシピは以下の通り(大根約35本分の材料)。

酒…1合(180ml)
漬物の素…1/2箱
米ぬか…2升(3kg)
サッカリン…1袋
塩…5合(750g)

これらを混ぜ合わせた物を、樽等の容器に大根と交互に敷き詰めて行くだけです。

実際、甘味料ならばサッカリンじゃなくても良いと思うんですけどね。
害は無いそうですが、あの黄色がどうも苦手で…(^^;

余談ですが、スーパーで買った米ぬかの袋を開けたら、こんな物が3~4つ入っていました。

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見た目や手触りからすると、ゴムの様なスニーカーの素材の様な…( ´~`)
食べられない物であろう事は確実でした。

メーカーに調査して貰った所、工場のラインのパッキンが破損して混入したとの事。

こんなデカイ物が気付かれずによく出荷されたもんだと、驚き呆れました。

でも、誠意有る対応をして貰ったので、メーカー名や商品名は伏せておきます(笑)

さて、大根を漬けてから1ヶ月が経過。

本来は重石を徐々に軽くして行くのがセオリーですが、面倒臭いのでメチャクチャ重たい石臼を乗っけて、その日まで放ったらかしにしていました。

美味しく出来たかな~と、内心ワクワクしながら容器に掛けた袋の口を開けると…。

1ヶ月前と寸分違わぬ姿がそこに在りました(*_*)

写真を撮っておらずですいませんが、パッサパサの米ぬかの中に、干からびた大根がただ埋もれている様子を想像して下さい。

理由は簡単、大根の干し過ぎです。
殆んどの大根は2月中に収穫し、沢庵向けの大根を干し始めたのもその頃からでした。

大根を「への字」に曲げられる硬さになった頃が漬け時だと聞いていたにも関わらず、切り干し作りに追われて手が回りませんでした。

そのせいで水分が完全に飛んでしまい、大根に重石を載せても一切水が出なかった訳です(^^;

このまま終わるのは惜しいので、どうにかリカバリー出来ないものかと再び島のオバ様に相談。

「濃い目の塩水を加えたら復活するかもしれない」との助言を頂いたので、仕切り直す事にしました。

それから3週間が経過。
ぼちぼち変化も有るだろうと、再び容器に掛けた袋の口を開けると…。


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溢れんばかりにカビが生えていました(~_~;)
※中央のクリーム色の物は中蓋です

これでもう、思い残す事はありません。
全てを海に捨て去りました(笑)

でもまあ、いいんです。
沢庵はオマケで作ってみようと思っただけなので、ダメージは有りません。

ただ、期待してくれた人達も居たので、その点は申し訳無かったですね。