せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第169話.ウバユリの危機~後編~

試験的にフェンスを設置した後、計算して購入して来た資材は、フェンス70枚・鉄杭280本・結束線6セット(600本?)でした。f:id:goumonkobura:20220507163438j:image軽トラでも全て載せると重量オーバーになる程の量で、ホームセンターと港を2往復し、船に積み替えて志々島まで運びました。

買い物だけでも一仕事ですが、本番はこれから。

大楠への道のりは先ず、標高約80mの高台まで登ります。
そこからは一転、下り坂です。

この志々島最難関ルートを通って、全ての資材を運び切る必要が有ります。

本来、重たい物は島の運び屋・キャタピラ車で運びたい所ですが、フェンスはサイズ的にも形状的にも載せるのが難しくて断念しました( ´~`)f:id:goumonkobura:20220507163920j:image※写真は参考です

平地であれば、(重いけど)フェンスも5枚までなら運べましたが、登り坂となると話は別です。

「どん坂」と呼ばれるこの坂は、志々島で最もキツイ坂。

f:id:goumonkobura:20220507164021j:image休まず登ったら、手ぶらでも息が上がるポイントです。

そもそも、ここに来るまでもずっと坂道です。
フェンスは3枚に減らして運ぶのが、身の為でした(苦笑)

鉄の杭は、10本までならスイスイ運べましたが、恐らく1本1kg以上は有るのでしょう。
15本を超えると、途端に重く感じました。

肩に乗せて運ぶとバランスは取り易いものの、それを続ける内に肩が腫れて来て、次の日まで影響が出ました(苦笑)

この日は人数が揃っていたので、途中からバケツリレー的に運びましたが、所詮はオジサン・オバサン・おじいさんによる混成チームです。

1ターンで息も絶え絶え。
ただでさえ重たい物が、疲労で力が入らなくなると、ますます重く感じました(~_~;)

運動で吐き気を催したのは、高校の柔道の授業以来だったかもしれません(苦笑)

ともあれ、運んでしまえばこっちの物。
半日で、全体の半分の設置が完了。

最後の最後で資材が足りなくなり、フェンスを20枚買い足す結果となりましたが、実作業は1.5日程で終える事が出来ました。f:id:goumonkobura:20220507164500j:imagef:id:goumonkobura:20220507164522j:image
現時点では、イノシシに侵入された様子は有りません。

対応の遅れで、今年のウバユリは期待出来ないかもしれないですが、徐々に昔の姿を取り戻せたら良いなと思います。