せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第37話.出来っこないをやらなくちゃ!

先週の11/3、志々島恒例の敬老会が行われました。

敬老会の趣旨は「敬老の日」と同じと考えて良いと思いますが、以前は皆で料理をしていたそうです。

が、島民が少なくなった近年は、仕出し弁当を一緒に食べるだけの行事になってしまったらしく、このままでは寂しいと、去年はちょっとだけ歌を歌ったとか。

そして今年は、若き公民館館長の提案により、「耳が遠いお婆ちゃんでも楽しめるもの」というコンセプトの下、島の(比較的)若者が余興を行なう事となりました。

皿回し, マジック, テーブルクロス引き…と、館長が各自に演目を指定して来たのですが、人様のプロデュースを受けたくない僕はそれを拒否し、自分で演目を決める事にしました。

とは言ったものの、ノープラン( ´~`)

「さて、どうしようか…」と考え始めた丁度その頃、土屋太鳳ちゃん主演のドラマ「チア☆ダン」がクライマックスを迎えようとしていました。

チアリーディングを題材としたベタな青春スポ根物でしたが、毎回ホロッとさせられていたので、多少なりとも影響を受けたのでしょう。

ついうっかり、思ってしまいました。
「あ、これだ」と。

僕のダンス経験と言えば、恐らく中学校でのフォークダンスが最期。
一番激しい踊りでも、ジンギスカンがMAXでした(苦笑)

ただ、そのドラマの合言葉が「出来っこないをやらなくちゃ!」でしたので、僕も敢えて挑戦する事にしました。

そうと決めたら即行動。
直ちにチアダンスのDVD(教本付き)を取り寄せ、
その中から一人でも見映えのする「ポンポン」を使ったダンスを選びました。
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さて、当然ながら先ずは振り付けを覚える事からスタート。

チアダンスの基本となる動きだけを組み合わせたものらしいですが、ダンスの素養が無い人間にとっては十分難しかったです(^^;)

どうにか覚えたら、後はひたすら反復してミスを無くす作業に取り組みました。

ただ、2分間の短いダンスであるにも関わらず、ラストの振り付けがとても激しいので、1回踊ると息も絶え絶えになります(~_~;)

その為、1度に2~3回踊るのが限度で、刻んで刻んで、1ヶ月半の長きに渡り練習を重ねました。

ちなみに、DVDに加えて衣装も購入。
ポンポンがセットで付いて来ましたが、流石に安物で練習の度に毛?が抜け落ちてしまったので、別途購入しました(予備と合わせて2組も)。
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そして迎えた本番当日!

結果、大きなミスも無く踊り切る事が出来ました(^_^)v

正直、おばあちゃん達がドン引きしてしまうのでは?という懸念も有りましたが、楽しんで貰えた様で一安心です。

やり終えて、ある種の達成感は得られました。
でも、何より嬉しいのは…このダンスレッスンから解放される事です(  ̄▽ ̄)

この先、体力は衰える一方でしょう。
再び敬老会で余興を披露する事になったとしても、体力と練習が必要な演目にはもう挑みません!(苦笑)

第36話.結果発表ーーー!

ブログの第27話で広島での受験(国内旅行業務取扱管理者)について書きましたが、遂にその結果が届きました。

結果は…見事合格です!( ´∀` )b
8888888888888888!!!
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同資格を保有する人の中には、「あんなの簡単じゃ~ん」と言う方が居るかもしれません。

ただ、20代半ばから暗記が出来ない頭になってしまった僕にとって、短期間での詰め込み学習は非常に辛かったです。

特に、出題範囲の広い地理に関しては死ぬほどやり込んだので、今や参考書に触れただけで吐き気がします(苦笑)

加えて、タンカーの相部屋で大波・小波に揺られながら勉強したりと厳しい環境でしたし、合格ラインを越えるのは難しいかな…と思った時も正直有りました。

それでも、最後まで諦めずにやって良かったと思います。

直ちにこの資格を役立てられる訳ではないですが、必要に迫られた時に「有りません…」と言うより、「有ります!」と言いたいですからね。

そんな自分を自分で褒めてやりたいです(笑)

ともあれ、これが僕の人生における3つ目の資格となります。

車の運転も本格的に始めたのはコッチに来てからなので、3つとも移住に伴って取った様なもんですな(  ̄▽ ̄)

第35話.俺のサラメシ

NHKの「サラメシ」という番組をご存知でしょうか?

一言で言うと、働く大人の昼ご飯を覗き見する番組なのですが、今回は僕のお昼事情について書きたいと思います。

東京で働いていた時は、昼ご飯を作るのは仕事休みの土日のみで、平日は外食で済ませていました。

理由は…シンドイので(笑)

が、志々島(ししじま)には飲食店もコンビニも在りませんので、毎日自分で1日3食用意せねばなりません(*_*)

とは言え、午後に作業が控える昼休憩では、手の込んだ料理を作る時間が有りません(作る気も無いですが)。

そこで考えた結果、うどんとチャーハンを1日おきに作る事にしました。

定番は高菜うどんと高菜チャーハン。
見た目はこの上なく地味ですが、味付けが簡単でお手軽です。
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稀に、キムチうどんやノーマルの玉子チャーハンを作ったりするものの、うどんorチャーハンというローテーションはほぼ固定です。

人に作って貰っていたらあれこれ文句言うかもしれませんが、自分が楽をする為なら多少の我慢は出来ます(笑)

てか、正確には我慢もしてないかもです。

言ってしまうと、朝ご飯も東京に居た時から魚or玉子の2パターンなのであります(  ̄▽ ̄)

朝・昼は空腹を満たせれば良く、晩ご飯で栄養を摂ろうという主義です。

誤った考えかもしれませんが、それで10年以上
生きて来たので大丈夫でしょう(笑)

第34話.志々島大運動会

先週の土曜日、志々島(ししじま)で大運動会が開催されました。
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一昨年は雨、昨年は曇りだったそうですが、今回は晴天に恵まれました(^_^)v

島民の親戚縁者や、今は島外に住んでいる志々出身の方々など、沢山の人が集まりました。

例年、島で一番若い人間が選手宣誓を務めるそうですが、今年は一番若い子が運営側の一員になってしまった為、僕が代わって宣誓を行いました(^^;)

参加者は、赤・青の2チームにランダムで分けられます。
各チーム20名で、子供からお年寄りまでゴチャ混ぜのメンバー構成です(  ̄▽ ̄)

各種目ごとに勝敗を競う訳ですが、勝ち敗けに関わらず、全参加者に同じ賞品が与えられます。

非常に平和的なルールで、幼稚園の頃の運動会を思い出しました(笑)

ちなみに種目は、以下のラインナップです。
どんな内容かは、タイトルから想像してみて下さい。

・玉入れ
・志々島釣りバカ日誌
・パン食い競争
・豆運び競争
・志々島お掃除大作戦
・綱引き合戦
・○×クイズ

さて、終始和やかムードの中で進行していましたが、チーム選抜メンバー10名による綱引きだけは例外。

自治会長さんを筆頭に皆が本気モードになり、ピリピリした空気になりました。

…というのは言い過ぎですが(笑)、僕も玉入れとか夢中になっちゃったりで、そういう気持ちが分からなくもないです。

僕の属する赤組が大半の種目で勝利したものの、総合優勝的な名誉も表彰も無し(笑)

とにもかくにも、人の賑わいも含めて、島にとって大切な行事だと再認識しました。

第33話.一長一短

ブログ開始当初、居室のリフォームについて書きましたが、台所についてまだ触れていなかったので、今更ながら紹介したいと思います。

元々は、離れに隣接した納屋でした。
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母屋の台所をリフォームしても、居室と余りに遠くて不便なので、ここを台所として使わせて貰う様、お願いしたのでした。

で、これが現在の様子です。
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水回りや電気の配線は別として、天井や壁は状態が良かったので、殆んど手を加えていません。

その代わり、虫は入り放題ですが…(^^;)

気休めに過ぎないと分かりつつ、カバー付きの水切りを使ったりと、ささやかな抵抗を試みています。
はっきり言って、なかなか乾きません(笑)
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流しとガス台は、捨てられた物を拾って来て頂いた為、pricelessです( ´∀` )b

さて、何と言ってもここの特徴は「土間」です。

メリットとしては、
・やや涼しい(冬は寒いでしょうけど)
・水をこぼしても、あっという間に乾く
・虫を踏んづけて殺せる
…などが挙げられます。

また、台所本来の機能とは無関係ですが、頭を坊主にするのに便利です。

剃った髪の毛は、土間に落ちると砂や埃と混ざってクチャクチャッとなるので、頑張って掃き掃除をせずとも、その内無くなります。

デメリットは、食べ物や食器を落としたら一巻の終わりという点です。

いわゆる割れ物に関しては…致死率100%ですね(苦笑)

ともあれ、今のところ土間にはメリットの方を多く感じています。

第32話.シャワールーム~夏の陣~

以前、我が家のシャワールームについて書きましたが、今回はその後の話です。
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朝晩はだいぶ涼しくなって来たものの、日中はまだ蒸し暑く、蚊の数も最盛期を迎えています。

一日の作業を終えると、シャワーを浴びて一息ついてから食事の支度…というのが僕の生活パターンですが、日の沈まない内にシャワーを浴びようとすると大変な事になります。

何故ならば、シャワールームの扉を開けて閉めるまでの僅かな隙に、大量の蚊が飛び込んで来るからです。

そうなったら最後、扉を開けても更に蚊の侵入を許すだけなので、追い出す事も出来ません(*_*)

そのままでは体中ボコボコに刺されてしまうので、体を洗う前に全ての蚊を「始末」する必要が有ります。

正直数えてる余裕なんて無いですが、多い時は一度に10匹以上の蚊を叩き潰したと思います。

もちろん、その間も無傷では済まないので、ホントに手を焼きました(~_~;)

そんな事を何度か繰り返す内に、日が暮れて真っ暗になれば、蚊も殆んど出て来ない事に気付きました。

それ以来、他の用事をこなして暗くなるのを待ってから、シャワーを浴びる様になりました。

押してもダメなら引いてみな的な?負けるが勝ち的な?発想ですね。

分かってしまえば簡単な事ですが、なかなか気付かないものですよ(言い訳)

ちなみに、まだ五右衛門風呂には手を付けていません。

もう少し涼しくなって来たら、また考えます…(´ー`)y-~~

第31話.セルフサービス

東京に居た時、「独り暮らしなのに何でこんなにゴミが出るんだろ??」と不思議に思っていました。

が、それは志々島で暮らしていても変わらずで、ポリバケツが直ぐに一杯になります(*_*)

瓶・缶・ペットボトルについては、集積所に置いておけば、月に一度船が回収に来てくれます。

しかし、それ以外の生ゴミ・燃えるゴミは、自分で処理しなければなりません。

生ゴミは自然に帰るので、海に捨てる事が許されています。

海は家から目と鼻の先に在るものの、こまめに捨てに行くのは面倒臭いので、溜め込んでからまとめて捨てに行きます。

だから、ポリバケツの中身は相当腐敗が進んでしまいます(^^;)

もう一方の燃えるゴミですが、これは自分で燃やします。

現状、隣の空き家の敷地にドラム缶が置いてあるので、そこにゴミを詰め込んで火を点けます。

煙草を吸わない僕は、そもそもライターの扱いすら馴れておらず、燃え上がる炎は恐怖でしかありませんでした(苦笑)

加えて、ビニールでもプラスチックでも、燃やせる物は全て燃やすので、恐らく有毒ガスもたっぷり出ていると思います(  ̄▽ ̄)

ただ、引っ越し以来使っていたそのドラム缶もボロボロになり、限界を迎えています。
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共有の大きな焼却炉が海沿いに在るのですが、少し遠いのでこれまた行くのを面倒に思っています。
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多くの人達は、自分の家の敷地に一斗缶を置いて、少しずつ燃やしてるみたいですね。

火を焚くと、蚊が煙を嫌がって居なくなるなんて効果も有るそうなので、僕もそうしようかな~とか考えています。

ともあれ、一週間に何度もゴミ回収が来てくれる都会での暮らしが、いかに恵まれているかを痛感します。

回収日にゴミを出し忘れて一喜一憂していた頃が懐かしいですね(笑)