せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第23話.復興支援のカタチ

先日の西日本豪雨では、志々島でもお寺の境内等で土砂崩れが起こり、無傷では済みませんでした。

二次災害の可能性を秘めているものの、今のところ人的被害は無いので、恵まれている方だと思います。

一方、志々島の対岸・宮ノ下港から見て北西の方向に、胡麻尻(ごまじり)と呼ばれる地区が在ります。

海に突き出た小さな半島なのですが、20人程の方々が住んでいます。

その地区の主要道路が土砂崩れで寸断され、胡麻尻地区は「陸の孤島」と化しました。

地盤が安定するまで復旧工事も出来ないと言われており、場合によっては1~2年掛かるとか掛からないとか?

そこで、三豊市からの依頼を受ける形で、志々島は海上タクシーを出す事になりました。
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スタートは朝5時から、終わりは20時までの1日9便。

休憩時間は有るし力仕事でもないですが、連日の猛暑でかなりハードです。

もしかすると増便するかも?と言われています(苦笑)

現状、お客さんを乗せて操縦出来るのは、志々島で2~3人だけ。

僕は補佐役として同乗しながら、空き時間に操縦の練習をしています。

実際問題、「旅客安全講習」というモノを受けないと、お客さんを乗せてはいけないのです。

ちなみに、志々島の自治会長さんがタクシーの任から離れられなくなった為、代わりに再びタンカーに乗る事となりました。

よって、8月は殆んど島に居られません…(*_*)

正直、広島や岡山の様子をニュースで見ても、何処か対岸の火事の様に思っていた感が有ります。

なので、これは一種の贖罪だと思ってます(笑)

自分の身を捧げる事で、復興の一助となれば幸いです(-_-)