せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第185話.vs三豊市

志々島の東部には、2つの桟橋(船着き場)が有ります。
f:id:goumonkobura:20221014120633j:image1つは海上タクシーが停泊している旧桟橋。
f:id:goumonkobura:20221014120702j:imageもう1つは、定期船が発着する新桟橋です。新桟橋が完成してから3年は経つでしょうか。

どうやら国主導の整備計画だったらしく、旧桟橋の老朽化や工法が不適切だった事を理由に、総工費ウン億円を掛けて造られました。

普通なら「ありがたや、ありがたや~」と感謝したい所ですが、その決定過程に問題が有りました。

事前に計画は聞かされていたものの、住民の同意を得る事の無いまま、いつの間にか着工が決定していました。

一方的に決定事項だけを通達して来る。
それがお役所のやり方です。

新桟橋に着いた(島民を含む)乗客は、島外の企業が所有する土地を横切らないといけません。

また、定期船の待合所や公衆トイレは旧桟橋の近くに有るだけで、新桟橋付近には雨風を凌げる場所が有りません。

桟橋の移動に合わせて、それらを新設するといった話は皆無でした。

こうして生じた歪みの解決を図るべく、前自治会長さんと一人の島民とで、何度も役所まで陳情に行ったそうです。

が、結局はそれも梨のつぶてで、黙殺され続けました。

今年になって市長宛に要望書を出し、7月にようやく志々島での協議会が実現しました。

協議会と言いつつ、市側は住民からの不満をひたすら聞き続けるだけのサンドバッグ状態(^^;)

まあ、勝手な事をしたのだから当然の報いです。

それでも「お金が無い」の一点張りで、トイレ新設の要求を聞き入れる素振りは全く見せませんでした。
待合所も然りです。

物別れに終わった協議会ですが、今月その2回目が行われました。
実際には、市側にやる気が見られなかったので、こちらから突っついた結果ですが(苦笑)

前回の様子から、トイレの新設はもう諦めていました。

一方で待合所については、市の所有地に出来合いのプレハブを設置する事で合意しました。

これについても裏話をすると、市側の「既存の倉庫を片付けて待合所にしませんか?」という安易な提案を蹴飛ばした結果です(笑)

ただし、あくまでも予算取りを頑張ります!という話で、結果は来年2月まで分からないとの事(*_*)

そもそも住民にとっては、待合所も公衆トイレも絶対必要な物ではありません。

島外からのお客さんの為であって、住民の私利私欲ではない訳です。

その辺をちゃんと汲み取って欲しいものです。

てか、お願いしてるんじゃなくて、市に不始末の責任を取れと要求してるってのに、「出来ない」とか「やらない」とか言える立場なんだろうか?と思わずにはいられません。