せとうち志々島移住日記

東京生まれ・東京育ちの元プログラマー。父母ヶ浜で有名な香川県三豊市に属する離島・志々島(ししじま)に移住した新米島人です。 その日常を綴って行きます。

第155話.箱裏マルシェ~後編~

予想に反して、お客さんの出足は好調でした。
むしろ、開場時間前からゾロゾロと人が入って来た程です。

少し焦りましたが、僕の店は人気店ではないので、特に慌てる必要は無かったと直ぐに気付きました(笑)

ただ、確かに人出は多いものの、同じお客さんが会場内をぐるぐる回っている様子で、一人一人の滞在時間が長い印象を受けました。

朝イチに来て、昼過ぎまで居たりとか?
まあ、そんな感じです。f:id:goumonkobura:20211218151802j:image
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なので、同じ人に対して何度アピールしても効果無し、という無益な時間が大部分を占めました( ´~`)

僕の肌感ですが、今回のマルシェ全体における売れ筋商品を列挙すると、

・その場で食べられる物
・生牡蠣
・馴染みの果物や野菜

…てな所でしょうか。

その証拠に、何の変哲も無いタコ焼き・お好み焼きに、絶えず行列が出来ていました。

ご飯的な物が食べられる店に限りが有ったとは言え、「ここまで来てそんなもんを食べたいのかなぁ…」と思わずにはいられませんでした。

でも、最終的にはそういう所が一番強いって事は認めざるを得ないです(苦笑)

僕の唐辛子関連商品は、直ぐに食べられないし、我ながら地味だなぁと思います。

隣のブースが「肉まんコロッケ」のお店でよく売れていたので、尚更そう感じました(^^;

そして一押しの青唐辛子は、日本人にとって身近な存在ではないのだなと改めて思いました。

使い方の簡単な説明書きを掲示していましたが、全く食い付きは無かったです。

買ってくれたのは元々青唐を良く知る人で、普段使いする外国人の方や、柚子胡椒を自分で作ったりする方ぐらいでした。

青唐と同じく100円で販売したホールの乾燥唐辛子は10袋以上売れたので、使い道をイメージ出来るか否かの差だと思います。

もっとも、実演販売のプロや威勢の良い八百屋さんの様な呼び込みテクを持っていれば、同じ物でも売れ方は違うでしょうね。

僕には無理ですけど…(笑)

当日の売上だけで見ると、商品ラインナップを考えたら悪くないかもしれませんが、期待値からは大きく下回りました( ´~`)

その一方で、マルシェ前日に知り合いの知り合いの方から、乾燥唐辛子と青唐辛子の大量注文が有った為、黒字は約束されていました。

なので、両方合わせたら悪くない結果だったと思います。

もちろん、黒字と言っても微々たる金額で、島に帰る前にスーパーやホームセンターで買い物をして殆んど消えました(笑)

ただし、事前予約というのはレアケースなので、そこに期待する訳には行かないのが正直な所です。

そもそもですが、マルシェに一度出店しただけで、ドカンと稼げるとは思っていません。

前述の売れ筋商品に、太刀打ち出来るとも思っていません。

一番の目的は市場調査です。

安くしても売れない物は売れないなとか、伝える努力・工夫が必要だなとか、そういった事を直接知る良い機会だったと思います。

今回と同じ商品しか用意出来ない様なら、マルシェ等への出店はよくよく検討した方が良いかもしれません。

それにしても、当日は良い天気でした。
後で聞いた話によると、入場者数は約700人だったとか!!(゜ロ゜ノ)ノ

雨でも降ってくれたら言い訳出来たのにと、お天道様を逆恨みしています(ウソ)